継続的品質チェック SAP CQC Business Process Analysis & Monitoring サービス実施の情報シート 継続的品質チェックに含まれる SAP CQC Business Process Analysis and Monitoring は、お客様のコ アビジネスプロセスにおける最適化余地を特定することにより、お客様が SAP ERP、SAP CRM、および SAP SRM に行われた投資を最大限に回収できるように支援します。 SAP Enterprise Support のお客様は、SAP CQC Business Process Analysis and Monitoring サービ スを 2 つの異なる範囲で発注することができます。 範囲 1 Business Process Analysis & Monitoring はビジネスプロセスアナリシスサービス(お客様の ビジネスプロセスに対する 1 回のヘルスチェック)を提供し、続いてお客様の SAP Solution Manager 内 で 1 つのビジネスプロセスに対しいくつかの監視対象を定義することでビジネスプロセス監視のセットアッ プを行います。この範囲のオプションが最適なのは、継続的品質チェックに含まれる SAP CQC Business Process Analysis and Monitoring サービスを過去に発注したことがなく、ビジネスプロセス監視から開始 したいと考えているすべてのお客様です。 範囲 2 Business Process Analytics & Improvement は、SAP Solution Manager でのビジネスプロ セス分析の設定、およびこのツールによるビジネスプロセス改善方法論の適用で構成されます。ビジネス プロセス分析がお客様の SAP Solution Manager で有効化され、少数の選択済みキー数値が設定され ます。お客様との電話会議において、ビジネスプロセス分析の使用方法が示されます。また、ツールがビ ジネスプロセス改善方法論をどのようにサポートするかについても説明されます。SAP Enterprise Support のお客様のうち、このサービス範囲が最適なのは、継続的品質チェックに含まれる SAP CQC Business Process Analysis and Monitoring が提供した範囲のサービスをすでに使用していて、このよう な方法や分析を継続的に行うことに関心を持っているお客様、またはさまざまな領域で削減すべき遅延伝 票が大量にあることが分かっているお客様です。 範囲 1 (Business Process Analysis & Monitoring) 最初のステップで、ビジネスプロセスアナリシスが実行されます。これにより、さまざまな問題領域が特定 されます。このような問題領域には、古いデータを削減できる可能性、プロセス設計のギャップ(たとえば、 設定エラー、伝票の終了ステップの欠落)、標準化の問題、エンドユーザートレーニングの不足などがあり ます。サービスの 2 番目の部分(ビジネスプロセス監視の例の設定)はビジネスプロセスアナリシスに基 づいて行われます。監視のために 1 つの簡易ビジネスプロセスが SAP Solution Manager でセットアップ されます。つまり、分析時にマニュアルで測定されたキー数値の一部が自動監視用に設定されます。 概要 主要な機能 サービスは以下の 2 つの主要機能で構成されます。 ビジネスプロセスアナリシス(1 日半のリモート作業、または本稼働の管理対象システムおよびお客様の SAP Solution Manager での作業) 1 つのサンプルプロセスに対するビジネスプロセス監視の設定(1 日半のリモート作業、またはお客様の SAP Solution Manager での作業) お客様にとっての価値 継続的品質チェックに含まれる SAP CQC Business Process Analysis and Monitoring は、お客様のコアビジネス プロセスについて改善できる部分を特定することによって、お客様が SAP ERP、SAP CRM、または SAP SRM へ の投資を最大限に回収できるように支援します。最初のステップで、ビジネスプロセス分析が実行されます。これに より、以下のようなエラーまたは問題が特定されます。 設定エラー(たとえば、不要な転送要求文書が自動的に作成される) ビジネスプロセスフローにおける設計のギャップ(たとえば、受注が常に分納されてビジネスで完結しない) ビジネスのプロセス実行が(グローバル)ビジネスプロセステンプレートと異なっている(たとえば、製造プラントの うち技術的に製造指図が完了するものと、そうでないものがある) エラーがタイムリーに修正されない(たとえば、製造指図確認時に在庫移動が行われない) 現在の伝票の処理速度が十分でない(たとえば、未処理の受注) 古い伝票を削減できる可能性(たとえば、古い処理中伝票は締めてアーカイブする必要がある) エンドユーザートレーニングの不足 処理中バックログ伝票が大量にある組織ユニット(たとえば、プラント、倉庫)の特定 上記の各項目の結果として、このサービスは一般に以下のような利点を提供します。 コアビジネスプロセスの安定化および改善 コアビジネスプロセスの透過性の実現 以下の点について、対象となる組織領域の特定 o 最もクリティカルなビジネスプロセスをスピードアップし効率化できる o サービスレベルを改善できる o 目的の手順に適切に従うようにエンドユーザーをトレーニングする必要がある o 日常業務を改善できる o 計画、可用性のチェックとレポートに関するデータ精度を改善できる 日常監視タスク(技術的なタスクおよびアプリケーション関連のタスク)の自動化 ビジネス部門と IT 部門の間の組織上のインターフェースのサポート 総所有コスト (TCO) の低下 ビジネスプロセス監視のための SAP Solution Manager の使用は、通常保守料金の範囲内に含まれます。 Copyright/Trademark 実施時期 SAP ERP または SAP CRM の導入で日常業務を改善する場合、SAP Enterprise Support の一部として、このサ ービスを利用できます。このサービスに最も適しているのは、以下の場合です。 受注から回収まで (SD、LE、WM、FI)、調達から支払まで (MM、FI)、製造 (PP、CO、MM)、設備資産管理 (PM、CS、CO)、在庫転送オーダー補充 (MM、LE、WM)、または倉庫管理 (WM、LE) のシナリオを運用する SAP CRM で販売、サービス、またはサポートヘルプデスクのシナリオを運用する SAP SRM でセルフサービス調達のシナリオや供給元決定コックピットを運用する コアビジネスプロセスの概要を把握し、IT 部門やビジネス部門との協議のために SAP システムから一部のファ クトを取得したい SAP Solution Manager から価値を得る方法について、もっとよく知りたい SAP Solution Manager のビジネスプロセス監視についてすべて理解し、ビジネスプロセス監視にはどのような 価値があるのかを知りたい ビジネスプロセス監視から開始したいが、その範囲がよく分からない サービス実施の詳細 サービスの実施 継続的品質チェックは、サポートコンサルタントによってリモートで提供されます。 リモート分析 o o サービスの最初の部分(ビジネスプロセスアナリシス)では、SAP コンサルタントがお客様の本稼 働の SAP ERP、SAP CRM、または SAP SRM システムにログオンし、アプリケーション固有の いくつかの事前設定済の主要評価指標 (KPI) に対するチェックを実行します。これらの KPI によ って、ビジネスプロセスの状況が明らかになります。バックログと見なされる各伝票の量が最も多 い上位 3 つの販売組織、プラント、倉庫などに関する情報が取得されます。お客様は、システム で最も古い未完了の伝票に関する情報も取得します。その結果は、SAP Solution Manager に アップロードされて格納されます。 サービスの 2 番目の部分(ビジネスプロセス監視の例の設定)はビジネスプロセスアナリシスに 基づいて行われます。サービスの 2 番目の部分では、SAP コンサルタントがお客様の SAP Solution Manager にログオンし、1 つの簡易ビジネスプロセスのビジネスプロセス監視をセットア ップします。この簡易ビジネスプロセスは、最初の分析ステップで特定されています。分析時にマ ニュアルで測定された KPI の一部は、自動監視用に設定されます。 フォローアップ SAP CQC Business Process Analysis and Monitoring サービスの終了後に、お客様は 2 つのレポートの提出を 受けます。1 つはビジネスプロセスアナリシスのレポートであり、分析されたビジネスプロセスを集計し、改善のため に特定された問題または領域を示します。もう 1 つのレポートは、SAP Solution Manager でビジネスプロセス監視 内のビジネスプロセスの例として管理される設定を文書化します。これに基づいて、お客様と SAP の間で電話会議 がスケジュールされます。電話会議は 2 つの部分で構成されます。最初の部分では、お客様のアプリケーションサ ポートチーム(ビジネスプロセス責任者)との間で、ビジネスプロセスアナリシスの結果および次に考えられるステップ が検討されます。また、可能な場合は、ビジネス部門のビジネスプロセスマネジャーとの間でも検討されます。2 番目 の部分では、SAP サポートコンサルタントが SAP Solution Manager のビジネスプロセス監視に関するいくつかの 一般的な情報を提供し、SAP Solution Manager でビジネスプロセスの例についてビジネスプロセス監視の設定を 実演します。 サービス実施期間 Copyright/Trademark ビジネスプロセスアナリシスは、リモート接続を使用して 1 日半以内で提供されます。その後、ビジネスプロセス監視 の設定もリモート接続を使用して 1 日半以内で提供されます。したがって、サービス全体の期間は合計 3 日となりま す。 前提条件 一般 ビジネスプロセス監視は、SAP R/3 システム 4.70 以上、SAP CRM 4.0 以上、または SAP SRM 4.0 以上のいず れかに対して提供できます。各管理対象システムには、対応する ST-A/PI Plug-In 01M* SP01 以上のインストール が必要です。Plug-In は、http://service.sap.com/supporttools からダウンロードできます。 ビジネスプロセス監視の実装および設定のために、SAP Solution Manager 7.0 enhancement package 1 がお客 様のサイトにインストールされ、サービス実施のために準備されます。ビジネスプロセス監視固有の技術的な前提条 件の詳細は、SAP Note 1320940「Prerequisites for CQC service: BPA and BPO」に記載されています。 技術的な前提条件は、お客様が適用する必要があります。お客様の責任において、サービスの実施を開始するまで に、すべての技術的な前提条件を満たすようにしてください。 Copyright/Trademark 範囲 2 (Business Process Analytics & Improvement) 最初のステップで、ビジネスプロセスアナリシスが実行されます(オプション)。または、前回のビジネスプロセスアナ リシスレポートを使用して、ビジネスプロセス分析設定の対象が決定されます。 サービスの 2 番目の部分(ビジネスプロセス分析の例の設定)で、2 つのアプリケーションキー数値が SAP Solution Manager で分析用にセットアップされます。つまり、アナリシス時にマニュアルで測定されたキー数値の一 部が自動レポート用に設定されます。このビジネスプロセス分析アプリケーションは基本的に自動化され、ビジネス プロセスアナリシスサービスの SAP NetWeaver Business Warehouse (SAP NetWeaver BW) ベースバージョン であり、既存のバックログ伝票の分析および削減に使用されるものとします。 また、SAP Community Network のブログ「新機能、ビジネスプロセス分析:ビジネスプロセスの改善方法」 (http://www.sdn.sap.com/irj/scn/weblogs?blog=/pub/wlg/22133) も参照してください。 概要 主要な機能 サービスは以下の 2 つの主要機能で構成されます。 お客様の SAP Solution Manager の 2 つのキー数値に対するビジネスプロセス分析の設定 電話会議でのビジネスプロセス改善方法論の導入 お客様にとっての価値 継続的品質チェックに含まれる SAP Enterprise Support 内のビジネスプロセス分析および改善では、SAP のビジ ネスプロセス改善方法論についてお客様に明確に説明されます。最初のステップで、ビジネスプロセス分析設定の 範囲が決定されます。 お客様はビジネスプロセス分析を使用して、以下のステップで構成されるビジネスプロセス改善プロジェクトを開始で きます。 グローバルな透過性の実現 分析される組織ユニットの特定 古いデータを削減できる可能性の特定 詳細分析の実行 根本原因の特定 根本原因の度数図の作成 アクションプランの定義 利点/価値のカテゴリーに対する影響の可視化 傾向分析による達成度のコントロール この方法論は、無効な販売組織などの組織上の問題に加え、在庫不足などの現実のビジネス例外を特定する際に 役立ちます。 実施時期 SAP ERP または SAP CRM の導入で日常業務を改善する場合、SAP Enterprise Support の一部として、このサ ービスを利用できます。このサービスに最も適しているのは、以下の場合です。 受注から回収まで (SD、LE、WM、FI)、調達から支払まで (MM、FI)、製造 (PP、CO、MM)、設備資産管理 (PM、CS、CO)、在庫転送オーダー補充 (MM、LE、WM)、または倉庫管理 (WM、LE) のシナリオを運用する SAP CRM で販売、サービス、またはサポートヘルプデスクのシナリオを運用する 現在のプロセスを改善したい SAP Solution Manager から価値を得る方法について、もっとよく知りたい SAP Solution Manager のビジネスプロセス分析についてすべて理解し、ビジネスプロセス分析にはどのような 価値があるのかを知りたい ビジネスプロセス分析から開始したいが、その範囲がよく分からない Copyright/Trademark サービス実施の詳細 サービスの実施 継続的品質チェックは、サポートコンサルタントによってリモートで提供されます。 リモート分析 o o サービスの最初の部分(オプション:ビジネスプロセスアナリシス)では、SAP コンサルタントがお 客様の本稼働の SAP ERP または SAP CRM システムにログオンし、アプリケーション固有のい くつかの事前設定済キー数値に対するチェックを実行して、ビジネスプロセス分析の範囲を定義 します。 サービスの 2 番目の部分(ビジネスプロセス分析の例の設定)はビジネスプロセスアナリシスに 基づいて行われます。サービスの 2 番目の部分では、SAP コンサルタントがお客様の SAP Solution Manager にログオンし、2 つのキー数値に対するビジネスプロセス分析をセットアップし ます。これらのキー数値は、最初の分析ステップで特定されています。 フォローアップ ビジネスプロセス分析および改善サービスの終了後に、お客様は 1 つのレポートの提出を受けます。このレポート は、SAP Solution Manager でビジネスプロセス分析のために管理される設定を文書化しています。 これに基づいて、お客様と SAP の間で電話会議がスケジュールされます。電話会議は 2 つの部分で構成されます。 最初の部分では、お客様のアプリケーションサポートチーム(ビジネスプロセス責任者)に対してビジネスプロセス分 析ツールの設定が実演されます。また、可能な場合は、ビジネス部門のビジネスプロセスマネジャーにも実演されま す。2 番目の部分では、SAP サポートコンサルタントが SAP Solution Manager の分析ツールによるビジネスプロ セス改善プロジェクトの実施方法に関する情報を提供します。 サービス実施期間 このサービスの実施期間は合計 3 日です。 前提条件 一般 ビジネスプロセス監視は、SAP R/3 システム 4.70 以上または SAP CRM 4.0 以上のいずれかに対して提供できま す。各管理対象システムには、対応する ST-A/PI Plug-In 01M* SP01 以上のインストールが必要です。 http://service.sap.com/supporttools からダウンロードできます。 ビジネスプロセス分析の実装および設定のために、SAP Solution Manager 7.0 enhancement package 1(-SPS 25 以上)がお客様のサイトにインストールされ、サービス実施のために準備されます。ビジネスプロセス分析固有の 技術的な前提条件の詳細は、SAP Note 1320940 「Prerequisites for CQC service: BPA and BPO」の前提条件 に記載されています。 技術的な前提条件は、お客様が適用する必要があります。お客様の責任において、サービスの実施を開始するまで に、すべての技術的な前提条件を満たすようにしてください。 Copyright/Trademark
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