災害時のお客様サービス継続に向け、ITインフラを

News Release
報道関係者各位
平成 27 年 3 月 11 日
災害時のお客様サービス継続に向け、ITインフラを強化
~バックアップ用データセンター新設とともに、災害用社内サイトを新たに構築~
日本ハウズイング株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:小佐野 台)は、大規模災害の発生時に
おけるお客様へのサービス提供の継続性を確保するため、バックアップ用データセンターを新設するとともに、
適時的確な復旧活動の実現を目指して、新たに災害用社内サイトを構築いたしましたので、お知らせいたします。
1.IT インフラ強化の概要
当社は、現在全国で 40 万戸の分譲マンションを管理しておりますが、お客様にサービスを提供する上で
システムは今や不可欠です。そのため、災害などによるシステム被害を最小限に抑えつつ、被害を受けた場合に
備えた早期リカバリー環境の整備は非常に重要になっています。
当社システムのデータセンターは、従来から免震構造で震度 6 強の地震にも耐えうる場所に設けております。
しかしながら、南海トラフ地震や首都直下型地震、さらには富士山噴火など巨大な災害が発生した場合には、
ハード破損によるシステムダウンや降灰による停電などの可能性も想定されることから、万一の場合に備えて
1 月にバックアップ用のデータセンターを新設いたしました。これにより、社内情報インフラであるメールや社内
ポータルサイトに関しては、2 つのデータセンターをリアルタイムで連携することにより、有事の際も止まることなく
利用できる環境が整いました。
また、この新たな IT インフラ環境を生かし、災害時の情報共有体制を強化し被災マンションの適時的確な復旧
支援活動を実現するために、新たに災害用社内サイトを構築いたしました。
2.取り組みの主な特長
1) バックアップ用データセンター新設
・既存データセンターと異なるプレート・電気事業者の地域に新設し、リスクを低減
・万一、本データセンターが被災した場合でも、わずか 2 日で基幹システム「ハウネット」を復旧し、
通常業務が行えるシステムインフラを整備
・社内情報インフラ(メール、社内ポータルサイト)のノンストップ体制を確立
2) 災害用社内サイト構築
・災害時に通常サイトから切り替え、災害に対応
・マンションの被災状況等が入力できる「共用部分震災時被害点検調査書」機能を設置。
フロントや営繕担当者が、専用タブレット端末を通じて現地を確認しながら情報入力や写真添付可能に
・報告書の入力情報をリアルタイムで確認・集計、優先順位を判定して営繕技術者を派遣
・各地のライフラインや公共インフラ状況等を書き込める掲示板を設置
3.今後の展開
8 月までにハウネット以外の業務系・情報系システムについても順次対策を講じ、災害による業務ダメージの
低減及びリカバリー環境の整備を推進してまいります。
4.訓練の実施
当社では阪神・淡路大震災の発生以降、毎年 1 月 17 日に震災訓練を行っておりましたが、東日本大震災の
発生以降は 3 月 11 日にも震災対策訓練を実施しております。東日本大震災から 4 年を迎えた本年の訓練では、
全店で通常サイトから災害用社内サイトへ切り替え、 マンションの被災状況を模擬入力する等、訓練を
行いました。
今後も、震災訓練を通じて課題抽出、計画見直し、実践を積み重ねることにより、災害対策の実効性を高めて
まいります。
<震災訓練の模様>
東北支店との中継風景
TV 会議システムにて全体会議を実施
昨年本社に 20 台導入した蓄電池
今回は本蓄電池を使用し TV 会議を開催
各現場で入力された、災害用社内サイトの
「共用部分震災時被害点検調査書」を確認
≪本件に関するお問合せ先≫
経営企画部 広報グループ(川井)
TEL:03-3341-7201 / FAX:03-3341-7353
E-mail:[email protected]