【その1 図は大きく描こう&計算スペースをしっかり取ろう】 《効果》 ☑図を大きくすることで復習しやすく、間違いも発見しやすくなる ☑計算スペースを確保することで計算ミスを防ぎ、計算ミスをしたときはどこで間 違えたか発見しやすくなる 数学の成績が伸びない時の原因は色々ある。その理由の一つに、 「文字や図が小さい」という ことがある。A と B の図を比較してほしい。どちらが見やすいだろうか? B の方が見やすく、理解しやすい A B と感じるのではないですか? 実際に、A に比べ B の方がミ スしにくく、ミスしてもすぐ どこに原因があるかよくわか る。 図の書き方 4つの POINT ①大きくかく (目安はノート半分の大きさ) ②フリーハンドでスピードに のって道具を使わずにかく (作図の問題は別) ③線と線をつなぐところは、しっかりつないではみ出さない ④わかっている情報は、すべてかき込む 次に、計算問題のノートを比べてみよう。 見やすさも違うが、○付けや解き直しのとき、特に差が 出る。計算を消さずに残しておく理由は、 「間違えたとき、どこで間違え どこで間違えたかはっきりさせる」ためだ。 計算が式や答えとセットになっている A では、計算過程 がわかりやすいのに対して、B ではどこにどの計算があ るのかすら分かりにくい。 解き直しでは、どこでミスをしたのかをはっきりさせ ることが重要! 計算スペースのとり方 3つの POINT ①ページの右側を計算スペースとして空けておく ②ページの右側の計算過程の筆算は消さずに残す ③一問解いた後は、一行余白をとってから次の問題の式をを書く 【その2 自力で解けない問題は、解説を読んでから解き直そう】 《効果》 ☑無駄な時間をかけずに、できなかった問題ができるようになる ☑解説を自分で読み解 く習慣がつく 自力で解けない問題があるとき 解説を活用するための 4つの POINT ①長い時間考えすぎず、解説を 読んで解き方を理解する ある程度で見切りをつけて 解説を見よう。ただ、 「そう なのか」で終わらず、解説 を読みながら「なぜそうな るのか」を考えること。 キチンと理解することが大切! ②解説を見ずに、再度解き直す 解説を読んで理解したら、解説は閉じてしまおう。そして解説や解 答を見ずに、もう一度を問題に挑戦する。一気に正しい答えまで書 き上げられるかが重要! ③○×チェックで「解説を見て解いた」印を記入 ○×チェックには、ただの「×」ではなく、「解説を見て解いた」 ということがわかるように、 「×カ」 (カ=解説)など、自分なりの マークをつけておこう。 ④時間をおいて、もう一度その問題を解き直す 時間をおいてから 2 回以上解き直すこと。 〖例〗その日に解き直して○になったとしても、次の日のもう一度 解く 解説を見るのは悪いことではない。むしろ、自力で解けない問題が あった場合、頼るのは解説になる。解説をうまく使うことが成績向 上のカギ。もちろん解説でも理解できない時は、先生に聞いて 「100%理解できた!」という状態にしておこう。 「苦手」を作る原因 学力 UP に必要なことの一つに、 「正解を重ねる」 ということがある。ミスを何度も繰り返している と、それがちょっとしたものであっても「この教科は苦手かも…」と 思ってしまうのが人間だ。そして、そのちょっとしたミスには、 「書き 写し間違い」や「見間違い」も多くて、 『自分の字を読み間違えた』なん て例もある。 “見やすさ”を意識して図や計算スペースを大きく作るだ けで、「苦手」を作る原因をなくすことができるよ! 時間をおいて何度も繰り返そう!
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