全般的なもの

4.提言・意見の内容
前期基本計画の6つの基本施策ごとに、協働の指針の見直しに係る意見、基
本理念達成のために必要な施策などの意見交換を行い、数多くの提言・意見が
出されました。その中でも特に重要だと思う提言・意見をさらに選定し、全般
的なものと6つの基本施策ごとに分類・整理しました。
全般的なもの
人口減少や少子高齢社会の一層の進行による扶助費などの社会保障費、
老朽化した公共インフラの維持管理費などが増大し、町の財政状況は厳し
い状況にあります。
このような中で、行政があらゆる公共的サービスを提供することには限
界があり、これまで以上に「選択と集中」に基づく政策と、最適な財政運営
により自治体の経営力を高めつつ、持続可能なまちづくりを目指していく
必要があります。
また、地域の課題がますます多様化する状況にあって、これからのまち
づくりには、住民、企業、行政等が、それぞれの機能に応じた役割分担を
して、協働で問題解決を図ることが必要であります。
このような背景から、具体的なものについては次のとおり提言します。
●中期計画という位置付けから、①~③に関しては、基本施策以外の事
業として検討し、④~⑧を基本施策として検討すべきと考えます。
①単年度で達成可能と見積られる施策
②国や県の事業(国・県道などの整備)に該当
③費用対効果が大きくないと見積られる施策
④税収につながる施策
⑤将来構想(人口動態や年齢構成)にリンクした施策
⑥国や県の旗ふり事業への加担施策
⑦施策実行のための法整備
⑧見直しても現在と同じ効果と見積られる施策
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●杉戸町の人口動態や年齢構成を主軸として、5ヵ年計画に取り入れる
べき施策と単年度や長期的視野に立った施策に大きく分けることが必
要です。法令・制度等の壁、財源の壁を考慮すると事業に優先順位をつ
ける必要があります。まちづくり、活性化を考えると、健康、子育て、
医療、福祉、産業の順序と考えます。
基本施策の考え方
各基本施策への提言・意見
5ヵ年計画
財
源
を
考
慮
長期計画
単年度計画
法
令
・
制
度
優
先
別計画への反映
①健康
②子育て
【細部内容の順位】
物 →
心の豊かさに
③医療
順
位
④福祉
チェンジする施策を優先
⑤産業
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その他