伊国 PRISMA 社が “4 つの周波数帯を集約する LTE

News Release
2015 年 3 ⽉ 13 ⽇
株式会社東陽テクニカ
世界初※1! 伊国 PRISMA 社が
“4 つの周波数帯を集約する LTE-Advanced※2 試験”に成功
〜東陽テクニカ、次世代通信技術を⽀える同社ソリューション「UeSIM」販売〜
株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社⻑:五味 勝、以下 東陽テクニカ)が国内
総代理店を務める、無線基地局の負荷性能試験ソリューションのリーディングカンパニーPRISMA Telecom
Testing S.r.l.(本社:イタリア ミラノ県ミラノ、以下 PRISMA 社)が、世界で初めて※14 つの周波数帯を集約
する LTE-Advanced※2(4CC※3)試験に無線基地局の負荷性能試験ソリューション「UeSIM」で成功しまし
た。
今後、東陽テクニカは今回の 4CC 試験に対応したソリューション「UeSIM」を国内で独占販売いたします。
【背景・意義】
近年、限られた周波数帯をいかに効率よく利⽤しデータ通信速度を上げるかということが、モバイル通信業界のテ
ーマの⼀つになっております。通信が⾼速化することにより、モバイル端末で 1Gbps 通信も夢ではなくなり、⾼解像
度の動画を視聴することや⼤容量のデータを⼀度に多数へ配信するといった、ますます快適なモバイル⽣活を実現
することが可能となります。今回 PRISMA 社が披露した 4 つの周波数帯を集約する技術(4CC)は、従来のデ
ータ通信速度 200Mbps 程度を倍以上に⾼速化する新しい技術であり、⾼速化の鍵となります。
次世代データ通信技術の⾼速化および信頼性の向上のため、LTE/LTE-Advanced 無線基地局を評価する
負荷性能試験の重要性が⾼まっております。
PRISMA 社が提供する負荷性能試験ソリューション「UeSIM」を利⽤することにより、多数のモバイル端末がキャ
リアアグリゲーション ※ 4 で接続する環境を擬似しながらデータ通信するという実環境に近い試験環境で、
LTE/LTE-Advanced 無線基地局を評価することができます。
東陽テクニカは PRISMA 社の製品を国内で独占的に販売・サポートしており、4CC 試験に対応した「UeSIM」
を販売いたします。今後も、LTE/LTE-Advanced 無線基地局の開発ベンダーやモバイルサービスオペレーターが
必要とする様々な試験ソリューションを提供し、次世代⾼速データ通信技術の向上に貢献してまいります。
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【4CC 試験デモンストレーションのイメージ図】
PRISMA 社はスペイン・バルセロナで開催された世界最⼤規模の携帯通信関連・国際展⽰会「Mobile
World Congress 2015」において、3GPP※5 端末カテゴリ 11(3GPP Cat.11)で要求されている下り(基地
局→モバイル端末)データ速度 600Mbps を実証した4CC デモンストレーションを初めて公開しました。
【「UeSIM」の主な特⻑】
東陽テクニカは既に PRISMA 社製「UeSIM」を国内で販売・サポートしており、今回新たに 4CC 試験に対応し
たオプションを 2015 年 9 ⽉頃に販売する予定です。
LTE/LTE-Advanced 無線基地局に多数のモバイル端末が接続する環境を擬似することにより、無線基地局
が端末を制御する性能およびデータを転送する能⼒の限界を評価します。
 ⾼いスケーラビリティー:
・LTE/LTE-Advanced 無線基地局 1 セクターあたり 1,200 端末以上のモバイル端末を擬似
 シンプルで使いやすいソフトウェア:
・複雑な試験システム構成をシンプル化
・試験シナリオをユーザーが直感的に作成可能
 実無線環境エミュレーション:
・LTE/LTE-Advanced に対応した実環境に近い様々な試験に対応
<試験例>
A) LTE を利⽤した⾳声通話システム VoLTE(Voice over LTE)および⾳声品質評価
B) 上下双⽅向のキャリアアグリゲーションの性能評価
C) LTE ネットワークの周波数を利⽤し、コンサートやスポーツイベントなど、多数のユーザーが⼀
ヶ所に集まる環境で、不特定多数のユーザーにデータを同時配信する技術 eMBMS
(evolved Multimedia Broadcast Multicast Service)の性能評価
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※1 端末シミュレータ業界において。2015 年 2 ⽉現在、PRISMA 社調べ。
※2 LTE(Long Term Evolution)の次世代無線通信規格。LTE の技術を拡張し、さらなる⾼速化を実現。
※3 4 Component Carrier Aggregation:4 つの周波数帯を集約する LTE-Advanced の技術。
※4 複数の異なる周波数帯の電波を束ねて、1 つの通信回線としてデータの送受信を⾏う技術。帯域幅を広げることにより、
より⾼速なデータ通信が可能。
※5 Third Generation Partnership Project:第 3 世代(3G)移動体通信システムの標準化プロジェクト、同プロジェ
クトによる移動体通信システムの標準規格。世界の主要な移動通信関係会社を含む多くの会社や団体が加盟。
<PRISMA Telecom Testing S.r.l.について>
PRISMA Telecom Testing S.r.l.は、2015 年 1 ⽉ 1 ⽇に計測器メーカーである PRISMA Engineering
S.r.l.(本社:イタリア ミラノ県ミラノ)が新規事業拡⼤のため、測定器事業を分社独⽴し設⽴した⼦会社です。
PRISMA Engineering S.r.l.は 1986 年の設⽴以来、他に先駆けて無線通信市場向けにソリューションを提供
してきました。1993 年には GSM Base Station パフォーマンス評価⽤途に端末シミュレータを発売し業界をリード、
近年は LTE/LTE-Advanced 向け端末シミュレータを販売し、アプリケーショントラフィックを⽤いて実環境に近い試
験が必要なお客様へソリューションを提供しています。
PRISMA 社 Web サイト: http://www.prisma-eng.com/
<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、昭和 28 年の設⽴より「技術と情報」をキーワードに⽇本の技術発展に寄与することを使命として、
主として最先端の「測るツール」を欧⽶の電⼦計測器メーカーより輸⼊し、⽇本の研究・開発者に提供してきました。
さらに、「電⼦技術センター」における修理、校正、技術サポートや⾃社製品の開発、「テクノロジーインターフェース
センター」で⾏うお客様向けの各種セミナー、トレーニングなどの取組みは、400 名を超える全従業員の 8 割を占め
るエンジニアの技術⼒に裏付けられています。東陽テクニカはこれからも「“はかる”技術で未来を創る」のスローガンの
もと、「テクノロジーインターフェース」の使命を果たすべく努⼒してまいります。
東陽テクニカ Web サイト: http://www.toyo.co.jp/
★ 本件に関するお問い合わせ先 ★
株式会社東陽テクニカ
情報通信システム営業部 PRISMA 製品担当 浅地 瞬
TEL:03-3245-1250(部署直通)
E-mail:[email protected]
「UeSIM」紹介サイト: http://www.toyo.co.jp/lte/prisma/
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※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表⽇現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、
予告なく変更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
※記載されている会社名および製品名などは、各社の商標または登録商標です。
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