原発メーカー訴訟の会のみなさんへ 2015 年 1 月 31 日 原発メーカー訴訟弁護団共同代表の島昭宏です。 この度は、「訴訟の会」の総会にお招きいただき、ありがとうございます。し かしながら、今回は出席を控え、代読をお願いすることといたします。 言うまでもなく、福島原発事故は、日本国内はもとより、海外の人々をも含め、 重大な人権侵害をもたらしました。住み慣れた故郷、生活の基盤、通いなれた 学校。原発事故は人々から多くのものを奪いました。命を奪われた人すら数多 くいます。 それにもかかわらず、最大の責任者でもある原発メーカーは、何ら責任を問わ れることなく、トルコやベトナムなど海外への原発輸出すら進めようとしてい ます。史上最悪の原発事故を経験した私たちが、同じ過ちを許してよいのでし ょうか。このような不正義は、到底許されるものではありません。すべての原 告、すべての弁護団員は、この想いを共有して、この裁判に立ち上がりました。 その中でも、国際連帯、差別撤廃を強く訴える「訴訟の会」のみなさんは、原 告団の重要な一翼を担いうるグループだと信じています。 弁護団を代表して、みなさんのご活動、そして弁護団との信頼関係の強化に、 改めて強く期待致します。 NO NUKES!
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