PDF版ご案内参照 - 産総研 地圏資源環境研究部門

「地盤環境影響評価のための溶出試験に関する研究会」開催のご案内
地盤環境を適切かつ合理的に管理していくためには、土壌、廃棄物、副産物などからの汚染
物質の溶出特性を適切に評価することが重要です。現在、我が国では、固液比 1:10 のバッチ
溶出試験である平成 3 年環境庁告示 46 号、昭和 48 年環境庁告示 13 号、JIS K 0058-1 等が主
に用いられておりますが、実際の現場においては、カラム試験、シリアルバッチ試験、逐次抽
出試験など、様々な溶出試験が提案、活用されはじめております。
一方、国際標準化機構 第 190 技術委員会(ISO/TC 190 “Soil quality”)においては、上向流
カラム試験の国際標準化が日本主導で進められることが決まるなど、これらの試験法について
の規格化・標準化の動きも活発化しております。このような背景のもと、土壌、廃棄物、副産
物などからの溶出試験に関する研究会を開催する運びとなりました。
今回は、ドイツ BAM(ドイツ連邦材料試験研究所)の Dr. Ute Kalbe 氏をお招きして、土壌
や廃棄物からの溶出試験(カラム試験やバッチ試験等)に関するレビューや最新の研究動向、
ドイツ(DIN)、欧州(CEN)、ISO などの各標準化団体における溶出試験方法や標準化の状況、
についてお話頂く予定です。また、国立環境研究所 肴倉宏史より ISO/TC190 について、産総
研 保高徹生より、上向流カラム通水試験の国際標準化への取り組みについても説明する予定
です。
皆様のご参加をお待ちしております。
◯日時
:平成 27 年 4 月 17 日(金)14 時 00 分〜16 時 30 分(受付開始 13 時 30 分〜)
◯場所
:京都大学 百周年時計台記念館 国際交流ホールⅡ(予定)
◯アクセス:京阪電鉄 出町柳 徒歩 15 分 京都市営バス 京大正門前 徒歩 5 分
(別紙参照)
◯主催
:京都大学大学院地球環境学堂
(独)国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター
(独)産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門
◯後援
:(公社)地盤工学会(予定)、(一社)土壌環境センター
◯担当 :産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門 保高徹生
◯参加申込み:表題に「地盤環境影響評価のための溶出試験に関する研究会参加希望」と記載
の上 4 月 16 日までに [email protected] までメールをお送りくだい。
参加費は無料です。
(定員が 100 名となっております。先着順とさせて頂きますので、申し込み人
数を超えた場合には、お断りをさせて頂く可能性がございます。 )
◯スケジュール
14:00〜14:05 趣旨説明(京都大学 勝見 武)
14:05〜14:20 ISO/TC190 について(国環研 肴倉宏史)
14:20〜14:35 上向流カラム通水試験の国際標準化への取り組み(産総研 保高徹生)
14:35〜16:05 招待講演「地盤環境影響評価のための溶出試験(仮題)」
(Dr. Ute Kalbe,BAM)
※講演は英語(通訳なし)
16:05〜16:30 質疑・議論
別紙 京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホールⅡへのアクセス
時計台百周年記念館
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/