交差点での右折事故対策により「死傷事故が減少」

記者発表資料
平成27年3月5日
福島河川国道事務所
交差点での右折事故対策により「死傷事故が減少」
~交差点交通事故対策の効果~
福島河川国道事務所では、交差点での交通事故対策に取り組んでいます。
このうち、平成24年12月に対策を実施した「一般国道13号福島北警察署
入口交差点」と平成26年1月に対策を実施した「一般国道4号伏拝交差点」
の整備効果がまとまりましたのでお知らせします。
ふくしまきたけいさつしよ
いりぐち
ふしおがみ
◆一般国道13号福島北警察署入口交差点(完成2年後)
対策内容:県道からの交差角の改良(速度抑制)、
右折誘導線の設置、右折車線のカラー化、追突事故対策 等
効果概要:右折事故が未発生!
2.4件/年 → 0件/年
死亡事故の一因であった右折車速度が約4割低下!
38.3km/h → 24.0km/h
そのため、右折先の状況が確認しやすくなりました!
◆一般国道4号伏拝交差点(完成1年後)
対策内容:右折・直進車線間にスペース設置(見通し確保)、
右折誘導線の設置、追突事故対策 等
効果概要:右折事故が約7割減少!
3.6件/年 → 1.1件/年
右折する際に対向直進車の見通しが向上!
60m → 75m
※詳細については別添資料を参照してください。
※今後も継続的に効果評価を行い、さらなる事故削減に向けた改善に努めていきます。
《発表記者会
:
福島県政記者クラブ・福島市政記者クラブ》
問い合わせ先
国土交通省 東北地方整備局
福島河川国道事務所 副 所
あかさか
長
赤坂
ば
福島河川国道事務所
保全対策官
ば
ひろし
浩 電話:024-546-4331(内線205)
の り お
馬場 範夫
電話:024-546-4331(内線306)
ふくしまき た けい さつ し ょ い り ぐ ち
一般国道13号 福島北警察署入口交差点事故対策
①整備後、右折事故が未発生!
②死亡事故の一因であった右折車速度が約4割低下!
③注意喚起対策の実施により事故への注意力向上!
「交差角の改良」により
(平成24年12月供用)
整備前
① 整備後、死亡事故を含む右折時事故が未発生!!
10 右折時事故など未発生!!
至 福島市街地
至 東京
(件/年)
福島市
国道13号
福島北警察署入口交差点
至 福島
市街地
整備前
至 山形
8
7.0件/年
6
1.0
4
2
県道側
右折時
8
その他の事故
2.4
4.0件/年
3.6
4.0
対策前
[H19~H23]
対策後
[H25~H26]
43%減少!!
7.0件/年
10
追突
(件/年)
至 青森
至 山形
6
4
0.4
0.5
対策後
[H25~H26]
至 福島市街地
▲整備前後の死傷事故件数
至 山形
② 交差角の改良によって県道から
の右折車の速度が37%低下!!
③ 注意喚起対策によって「交通事
故への注意力がアップした」と
道路利用者の約6割が実感!!
37%低下!!
交差点内の右折時事故
0.2
対策前
[H19~H23]
▲整備前後の事故類型別事故件数
流入部の追突事故
死亡事故
3.5
0
自転車との右折時事故
重傷事故
4.0件/年 死亡事故
未発生!!
6.4
2
0
死亡事故(H19発生)
軽傷事故
0%
20%
40%
60%
80%
100%
60%!!
至 国道4号
整備後
減速路面標示(ドットライン)
16.1%
右折誘導線
44.1%
注意喚起路面標示(追突注意)
至 福島市街地
かなり注意するようになった
至 山形
右折車線のカラー化
交差角の改良
横断歩道の前出し
▲県道飯坂保原線からの右折車の速度
右折誘導線
至 山形
至 山形
速度低下により右折先の横断歩道
の状況が確認しやすくなりました。
赤線;整備後
※道路利用者アンケートより
減速路面標示
(ドットライン)
至 福島市街地
県道側からの右折車の速度を抑制
するため、直角に近い交差点角度
に改良しました。
対策前と変わらない
整備後
至 国道4号
改良前
多少は注意するようになった
▲整備後の注意意識の変化
※整備前:H24.12.6朝ピーク(7時~9時)
整備後:H25.11.24朝ピーク(7時~9時)ビデオ観測調査より
交差角の改良
改良後の右折車通行位置
39.8%
右折車線
のカラー化
至 山形
注意喚起路面標示
(追突注意)
県道側
交差角の改良
県道側
横断歩道の前出し
至 福島市街地
至 福島市街地
ふしおがみ
一般国道4号 伏拝交差点事故対策
①整備後、右折時事故が約7割減少!
②右折する際に対向直進車の見通しが向上!
③注意喚起対策の実施により事故への注意力向上!
「右折時の見通し改善」により
(平成26年1月供用)
① 整備後、右折時事故が69%減少!!
右折時事故
69%減少!!
15
至 青森
(件/年)
10
国道4号 伏拝交差点
福島市
至 東京
至 東京
整備前
至 福島市街地
交差点内の右折時事故
追突
15
10
5.5件/年
4.6
2.2
1.1
2.2
0
至 東京
至 青森
至 東京
車線のカラー化
0
0.8
対策前
[H20~H24]
対策後
[H26.2~H26.12]
② 右折・直進車線間のスペース設
置により、右折する際に対向直
進車の見通しが向上!!
至 青森
至 福島市街地
9.0
5.5
③ 注意喚起対策によって「交通事
故への注意力がアップした」と
道路利用者の6割以上が実感!!
・右折と直進車線間にスペースが設置
されたことによって対向車を確認し
やすくなりました。
・対向車の動きが把握しやすくなり、
安全に右折できるようになりました。
20%
40%
80%
100%
19.7%
43.0%
かなり注意するようになった
37.3%
多少は注意するようになった
対策前と変わらない
▲整備後の注意意識の変化※
※道路利用者アンケートより
右折・直進車線間に
スペース設置(見通し確保)
整 備 前
60%
63%!!
注意喚起路面標示
(追突注意)
60m
対策後
[H26.2~H26.12]
▲整備前後の死傷事故件数
0%
一般ドライバーが実感した効果※
減速路面標示(ドットライン)
死亡事故
5.5件/年
5
▲整備前後の事故類型別事故件数
流入部の追突事故
重傷事故
9.8件/年
その他の事故
3.6
軽傷事故
44%減少!!
右折時
1.6
対策前
[H20~H24]
横断歩道上の自転車
との右折時事故
整備後
5
9.8件/年
死傷事故全体では44%減少!!
(件/年)
至 青森
整備前
右折誘導線
対向直進車を
見通せる距離
が25%up!!
整備後
右折・直進車線間に
スペース設置(見通し確保)
至 青森
車線のカラー化
減速路面標示
(ドットライン)
至 福島市街地
至 青森
注意喚起路面標示
(追突注意)
至 東京
右折・直進
車線の
スペース
によって…
75m
至 青森
右折誘導線
整 備 後
至 東京
車線のカラー化
至 東京