大学院工学研究科電気電子情報工学専攻情報通信工学部門知識科学研究分野（駒谷研究室）音声対話システム：声を使って人と話すコンピュータの実現 ■研究内容近年、コンピュータの計算能力やロボットの運動能力は飛躍的に向上している一方で、人間と賢く話すといった知能の部分は未だ発展途上である。機械が人間にとって身近で使いやすい存在となるには、人間が生来備えている音声対話機能が必須である。本研究分野では、音声認識技術を用いて人間と対話するシステムの基礎技術を研究している。対象とするシステムは、電話のように音だけを使うものから、身体を持った複数のヒューマノイドロボットまで、多岐にわたる。また賢いシステムには知識が不可欠であることから、人間が持つ知識を整理して計算機可読な形式で記述するオントロジー工学にも取り組んでいる。これらを通じて、人と対話できる知的なコンピュータの実現を目指している。 ■スタッフ教授：駒谷和範准教授：來村徳信准教授：古崎晃司助教：武田龍特任助教(常勤)：山縣友紀 ■連絡先 Webサイト： http://www.ei.sanken.osaka‐u.ac.jp/ 産業科学研究所・ナノテク総合研究棟2階 ■研究課題 1. 音声認識誤りに頑健な音声対話システム 2. ヒューマノイドロボットとの音声対話 3. ユーザや状況に適応する音声対話システム 4. 対話を通じた知識獲得 5. 知識の体系化（オントロジー工学）に関する基礎研究と記述・利用支援ツール 6. 医療，機能，行為などの各種オントロジーの構築と行動知識活用支援システムの開発