「富山市緑の基本計画(案)の概要について」 (335kbyte)

富山市緑の基本計画(案)の概要について
緑の基本計画とは
目標年次
対象とする緑
○中長期的な視点から定める緑のまちづく
りの指針
○行政が整備する公園、農地や里山の樹林
地、河川敷の緑、山々の森林などの民有地
の緑地が対象
○緑の「将来像」、緑地の保全や緑化を進め
るにあたっての目標を定める
○実現に向けた方策を定めることも可能
○市民との協働による推進が必要
単なる公園の整備だけではなく、 ○緑の多様な機能を維持す
その永続的な維持管理や、市民に
るためには、地域一体とな
よるまちの緑化活動の普及など、
った適正な保全・整備・管
中長期的な視点にたった計画づ
理が必要なことから、樹木
くりが求められることから、
や草花などの植物を含む
周辺の土地や空間(個人庭
計画期間:おおむね 20 年間
園の草花や街路樹、公園・
目標年次:平成 46 年度
広場、農地、樹林地、河川・
とする。
湖沼など)を対象とする
山から海へつながる緑を次世代へ引き継いでいく
○富山湾、立山連峰、呉羽丘陵・山村地帯、田園風景や里山・森
林が広がり、これらをつなぐ神通川や常願寺川など、山から海
へつながる大きな緑の広がりと水の流れは、私たちの生活に欠
くこのできないものであり、これらの緑を大切に守り、次世代
へと引き継ぐ
地域活性化の資源として
都市公園・緑地を整備・更新・再生する
これからは
都市の成熟化の時代
質
地域活性化の資源としての
都市公園・緑地の更新・再生
緑が中心となって
地域が活性化する
より多くの市民から利用され、愛
される公園・緑地へと再生を促進
コンパクトなまちづくりに
貢献する地域の魅力創造
地域、そして都市公園・緑地の
魅力向上スパイラル
多様な主体の参加・連携のもとで
緑のマネジメントを実践する
○公有・民有問わず、緑を地域そして本市の共通の資源として、
維持管理していく重要性が向上しており、行政、市民、NPO 法
人や民間事業者などの多様な主体の参加し、都市公園・緑地の
整備・更新・再生に広く係わってもらうことで、都市公園・緑
地の魅力づくりにも取り組まなければならない
○そのため、緑に関して総合的な視点で、必要な施策を展開し、
戦略的に維持管理を実施する「緑のマネジメントの実践」に取
り組む
多様な都市サービス提供より多くの市民の利用
これからは
都市公園・緑地
更新・再生+維持管理
行政
民間事業者等
NPO 法人
多様な主体の参加・連携によるマネジメント
市民
これらの基本理念をもとに
○多くの市民の協力のもとで都市公園や緑地を確保し、受け継が
れてきた貴重な緑など、私たちを取り巻く緑の役割や大切さを
見つめ直し、都市公園・緑地は、「量」から「質」
、その「質」
を、地域や富山市全域の魅力の創造へと波及させる時代の到来
○本市が取り組むコンパクトなまちづくりにおいて、都市公園・
緑地は、多様な魅力を創造する大切な資源であり、地域活性化
に資する資源として整備・更新、そして再生する
緑を守り〈保全〉つくり〈創造〉育む〈マネジメント〉の観点から、緑のまちづくりを推進
理念
○本市では都市
計画区域を基
本としながら、
都市計画区域
外でも一体と
なって保全・活
用する緑まで
を対象
※国有林や国立
公園は除く
目指す将来像と実現のたえの施策展開
緑の将来像
戦略と重点プロジェクト
山から海へ
輝く緑とともに活きる
ひと まち とやま
標高 3,000m級の立山連峰の山々から水深 1,000mの富山湾へと
つながる、ダイナミックな水の流れを活かし、豊かな恵みを生み出す
緑とともに暮らし、新たに形づくり、地域の資源として磨きをかけること
で、市民、地域、そして富山市全体の活力が生まれ、魅力が高まっ
ていく、まちづくりを目指す
●富山市の目指す「コンパクトなまちづくり」を踏ま
え、緑のまちづくりによる地域の魅力創造に向け
て、施策を戦略的に組み合わせ、重点的に取り組む
●これらの重点プロジェクトは、都市緑化を重点的に
推進すべき地区として位置づけた「重点エリア」を
中心に実施
戦略
1
地域の魅力創造につながる都市公園・緑地の更
新・再整備、再生を進めるための仕組み・取り
組みの展開
市街地の緑
田園
里山・丘陵縁
辺部の樹林地
里山・丘陵
森林
「富山らしいパークマネジメント」の確立
(1)都市公園・緑地の評価システム構築
(2)都市公園・緑地の再配置・整備・再生計画の策定
(3)緑の担い手マッチング制度の構築
(4)地域活性化に向けた都市公園・緑地等の魅力化
みどりをつな
ぐ水辺軸
緑化推進拠点
レクリエーシ
ョン拠点
戦略
2
公共空間の緑に連続した建物の緑化の普及・促
進、良好な地域景観の重要な要素となる里山・
丘陵縁辺部の樹林地の保全、多様な資源のネッ
トワーク化のモデル的展開
まち・みち緑化のモデル的展開
(5)まちなかの屋上・壁面緑化の促進
(6)里山・丘陵縁辺部の樹林地の保全方策の検討
(7)緑のトレイルづくり
戦略
3
緑化活動の担い手となる人材の発掘・育成、緑
化活動への意識・機運の醸成に向けた情報発信
まち・みち緑化の担い手育成
鉄道
軌道
バス
(8)地域の力を引き出す緑のまちづくりの展開
(9)緑の情報発信