わたしもわかる みんなもわかる

校内研修だより
わたしもわかる
みんなもわかる
算数
H25.7.8
No.3
(研究部)
2年「1000までの数」
7月1日(月)に、2年3組で研究授業がありました。
元気いっぱいの子どもたちから、たくさん学びました。
1
導入 大きさくらべゲームをする
・1回戦、2回戦は、先生対代表の子ども。
ブラックBOXからカードを引き、一の位から置いていく。
・カードを1枚1枚はっていく中で、子どもたちのつぶやきや
反応は、位に目をつけた発言をたくさん出していた。
・量感がつかめるようにタイルをはって数の大きさを確認され
た。
イェーイ!ぜったい勝ったよ。
大きさくらべするの上
手だね
よーし。百の位で勝負だ!
先生は負けるかもしれん。
だって一の位も十の位も大
きい数が出てるから
百の位は1かもよ。
①
<子ども>
872
<先生>
681
②
835
289
・大きさくらべゲームの最終対決。
3枚のカードをランダムに取り数字を見て一番大きい数になるよう
に並べる。
3つの数字を比べて、大きい順に並べることが難しい子どももいた。
あえて、教師が間違いを出しみんなで並べ方を確認することをいれ
ると、数の大きさと位に目をつける意味が理解できるときもある。
*前半で本時のねらいに迫る言葉がたくさん出ていた。数名の気づきを全体に返し確認することで学び
合いになる。
*子どもたちのつぶやきや発言を板書に残す必要有り!
大きさくらべ名人になろう!
(すぐにこたえがわかる、友だちにせつめいできる!)
2
3位数の大小比較の仕方を考える
①練習
・先生の発問に、子どもたちからは、
「百の位から見たい」と出た。
しかしあえて、十の位から見るとい
った子どもの声をひろわれ、
百の位からです。
百の位から見るとすぐわかる
百の位の数をくらべればこたえがわかるよ。 ということをおさえられた。
1枚だけめくっていいよ。
不等号「<」「>」を知る
どこから見たい?
十の位から見たい。
-1-
②練習
・練習2問目は、全員一致で百の位から見る
となった。3問目も同じく百の位から見る。
まだどっちが大きいか
わからないよ
百の位が同じだったら十の位
を見ればいいよ。
こんどは百の位から見る
3
練習問題をする(一斉に)
何の位から見るとすぐわかる? ・子どもたちと一緒に、大きさくら
べの仕方を確認。
①百の位を見る
②百の位が同じ時は、十の位を見る
③百の位も同じ、十の位も同じ時は一の位を見る
・ペアで?の中に何が入るか考える。
十の位が「9」はすぐにでていた。
わかった!
右の数の十の位が
「8」だから
?は「9」だよね
だって、一の位が「6」と「3」だから
?が「8」でも左の数が大きくなるよ
まだありそうよ
う・・・ん?
4
二人組で大きさくらべゲームをする
講師の助言に学ぶ
授業研究会・まとめより
◎導入・ブラックBOXでゲーム化してあるのはよかった。
・気づきをつかまえるとき
ひろって全体に返す
つぶやき
どういうことかわかる?→確認して返す
・子どもたちが触りながら説明できるようにする。
◎対話・子どもの声は板書に残していく。子どもが話しやすい環境をつくる。(こだわらせる)
・話し合わせるとき、手元と黒板が一致しておく。
・二人で話し合わないといけないようなものを(課題)与える必要がある・・・しかけ
・子どもの発言、つぶやきをひろい、全体に返す。そして話し合わせる。
・みんながわかっているか確認することも必要。
・教師が間違いを出す
自分の考えを持つこと、尋ねることは大切
子どもの迷いを出す
*間違いを出すことは価値がある
・机間指導しながら子どもの考えに価値づけをしてやる。
◎予想・授業を組み立てる時、子どものつぶやきを考える。
・教師がしっかり練り上げておくと、本質にせまる言葉(キーワード)をひろうことがで
きる。
授業を見せていただいて、教材との出会わせ方・子どもがどんなつぶやきを言うのか教師自身が
もっておく(本質にせまる言葉、表現を見逃さない)・対話へのしかけをしっかり考えておく 等を改め
て学びました。
子どもたちは、いっぱい話したい、活動したい、触ってみたい、かいてみたい・・・たくさんの
思いをもっています。課題に合わせて、今回学んだことを一つずつ意識して、授業の中に取り入れ
てみましょう。必ず子どもたちはかえしてくれるはずです。
-2-