2015 年 2 月度 神奈川県下の新車市場概況

15-09
平成 27 年 3 月 3 日
No.15-10
2015 年 2 月度 神奈川県下の新車市場概況
15 年 2 月の県下新車販売台数は、登録車市場が 19,251 台(対前年伸長率▲11.4%)となり
11 ヶ月連続の前年割れに終った。一方、軽自動車市場も 7,280 台(同▲12.8%)となり 2 ヶ月
連続で前年を下回った。これにより、登録車、軽を合計した(含軽)新車市場は 26,531 台(同
▲11.8%)で、8 ヶ月連続の前年割れとなった。
これに対し、2 月の全国新車販売台数は登録車市場が 288,455 台(対前年伸長率▲14.2%)と
7 ヶ月連続で前年を下回り、軽自動車市場も 193,756 台(同▲15.4%)に留まり 2 ヶ月連続で前
年を下回った。その結果、
(含軽)新車市場は 482,211 台(同▲14.7%)となり、2 ヶ月連続で
前年割れとなった。
(なお、2 月県下の対前年同月比が前月(1月)よりは下落率が低下したが2ケタマイナスに
終ったのは、前年(14 年 2 月)は消費増税前の駆け込みが起こり、その反動で下落率が大きくな
ったことが一因といえる。含軽市場は、一昨年(13 年 2 月)比では+0.4%のプラス伸長だった。
)
【1】2 月の県下登録車市場
「登録車市場」を構成する「乗用車」、
「RV車」、
「商用車・トラック」の3市場区分別にみ
ると、
「乗用車市場」は 9,985 台(対前年伸長率▲11.3%)で、11 ヶ月連続の前年割れとなった。
また、
「RV車市場」も 6,933 台(同▲14.9%)となり、3 ヶ月連続で前年を下回った。一方、
「商用車・トラック市場」は 2,284 台の登録台数(同+0.8%)となり、2 ヶ月連続で前年を上回
った。
1. 2 月の県下「乗用車市場」の内訳をみると、
① 3ボックス車(4ドアセダン、ハードトップ車)市場合計は、1,911 台(対前年伸長率
▲25.6%)となり、11 ヶ月連続で2ケタの前年割れが続いている。さらにクラス別内訳を
みると、
「ラージ&ラグジュアリー」クラスは 471 台(▲20.7%)となり 14 ヶ月連続の前年
割れ、また「ミディアムハイ」クラスも 365 台(▲47.5%)に終り 11 ヶ月連続で前年を
下回った。
「ミディアムスタンダード」クラスも 674 台(▲29.9%)となり 15 か月連続
の対前年マイナスだった。一方、
「コンパクト」クラスはホンダの新型グレイス(ハイブ
リッド)が寄与し、401 台(+26.1%)となり 3 か月連続で前年を上回った。
② 2 ボックス車(トランクと室内が同一空間)市場は 5,221 台の登録台数(対前年伸長率
▲12.3%)となり、11 ヶ月連続で前年を下回った。そうしたなか、小型クリーンディー
ゼルのマツダのデミオや、燃費性能を高めたトヨタのヴィッツ、パッソはプラス伸長し
ている。
③ スポーツ&スペシャリティ車(クーペ、コンバーチブル等)市場は、82 台(対前年伸長率
+2.5%)となり、2 ヶ月ぶりで前年を上回った。
―1―
④ ステーションワゴン車市場は 794 台(対前年伸長率+7.6%)となり 4 ヶ月ぶりで前年を
上回った。スバルのレヴォーグが健闘している。
⑤ 純輸入乗用車市場は 1,977 台(対前年伸長率+3.0%)となり、11 ヶ月ぶりで前年を上回
った。VW、BMW、ミニがけん引役となった。
2. 県下 2 月のRV市場合計登録台数は 6,933 台(対前年伸長率▲14.9%)となり、これにより
3 ヶ月連続で前年を下回った。内訳として
① 「ミニバン」(3 列シート。キャブワゴン車よりも全高が低い)市場は 1,458 台(対前年伸
長率▲35.5%となり、12 ヶ月連続で前年を下回った。ホンダの新型ジェイド(ハイブリッ
ド)が新たに加わった。
② 「キャブワゴン」(3列シート、全高が高い)市場は 2,826 台(対前年伸長率▲14.2%)となり、
9 ヶ月ぶりで前年を下回った。トヨタのヴォクシー、エスクァイア(含むハイブリッド)
は好調な売れ行きを示している。
③ 「スポーツユーティリティ」(地上高が高い。大径タイヤ)市場は 2,205 台(対前年伸長率
▲2.2%)となり、12 月まで続いたこのカテゴリーの大幅伸長が一巡した形で、2 ヶ月連
続の前年割れとなった。そうしたなか、トヨタのランクル、ホンダのヴェゼル(含むハイ
ブリッド)
、マツダの新型 CX-3(クリーンディーゼル)が健闘した。
④ 「純輸入RV車」市場は 444 台の登録台数(対前年伸長率+31.0%)となり、2 ヶ月ぶり
で前年を上回った。ベンツ、VW、アウディ、ジープなどSUVタイプが伸長している。
3.県下 2 月の小型トラック市場(商用バンを含む)の登録台数は 1,841 台(対前年伸長率
+1.8%)となり、2 ヶ月連続で前年を上回った。
4. 県下 2 月の普通トラック市場は 409 台の登録台数(対前年伸長率+5.1%)となり、10 ヶ月
連続で前年を上回った。
【2】 県下 2 月の軽自動車市場合計は 7,280 台(対前年伸長率▲12.8%)となり、2 ヶ月連続で前
年を下回った。その結果、市場全体に占める軽比率は 27.4%となり、前年に対し▲0.4%低下
した。メーカーブランド別では、ダイハツが首位となった。
【3】 県下 2 月の含軽市場における国内ブランド別の販売台数は、いすゞ、ダイハツ、スバル、U
Dトラックスの 4 ブランドと輸入車合計が対前年で伸長した。
【4】 県下 2 月含軽市場におけるブランド別占拠率は前年同月のシェアに対し、いすゞが+0.2 ポイ
ント、マツダが+0.3 ポイント、ダイハツが+1.5 ポイント、スバルが+1.1 ポイント、日野が+
0.1 ポイント、UDトラックスが+0.1 ポイント、輸入車合計が 1.7 ポイント、それぞれシェア
を伸ばした。
お問合せ先
神奈川トヨタ自動車(株) 渉外広報部
黒澤・小西 ℡ 045-459-2216
―2―