スライド 1 - 産学連携機構九州

マイクロ波イメージングシステム
周囲の物質とは異なる検出対象(異物)を誘電率差異により検出
技術分野
効
物質に超短パルスを照射し、照射した周波数帯
域における物質の誘電率の差異に基づいて生じ
る反射波を用いて、周囲の物体とは性質の異な
る検出対象物を画像として検出可能とするマイ
クロ波イメージングシステム。
*マイクロ波照射による乳がん検出のケース
■マイクロ波帯では、胸部組織と腫瘍の誘電率の
比は大きく効果的に検出
■小さいエネルギーでの測定が可能
→ 非侵襲、生体計測にも適している
■胸部組織のマイクロ波減衰が小さい
■小型、低価格化(従来方式に比べ)
■非接触での測定が可能
○ 患者のストレス軽減 (非接触)
○ 微弱なマイクロ波 (非侵襲)
○ 検知サイズ φ 6 mm
○ 偽陽性の低減
技術概要
■入射波にパルス幅ピコ秒のインパルスを使用
⇒ 超広帯域(UWB)レーダ
■誘電率の不連続面からの反射波を検出
⇒・反射波の到達時間から位置を決定
・多方向からの測定データに Confocal
imaging 法を適用し再構成画像を得る
■反射波信号→フーリエ変換→周波数域抽出
→逆フーリエ変換→ Confocal Microwave
Imaging→画像再構成
果
*生体以外の分野でも幅広く異物検出に適用可能
1 ~ 10 [GHz]
0
0.02
Voltage [V]
アンテナ位置
y(cm)
2-5 cm
2-10 mm
y
0.002
5
5.5 cm
x
-5
胸部ファントムとアンテナ位置
0
x(cm)
5
乳がん検出の画像再構成で得られる画像例
期待される産業上の利用分野
パルス発生器
アンテナ
移動機構
制御部
信号入出力部
・乳がん検出(医療機器分野)
・コンクリート構造物のクラック検出(建築分野)
・建造物の鉄筋検査(建築分野)
・非破壊異物検査システム
周波数範囲
設定手段
信号解析手段
発明の名称
マイクロ波イメージングシステム
(特許第5408617号)
記録手段
画像再構成手段
発明者
間瀬淳、張丹、伊藤直樹 他
表示手段
システムのブロック構成図
特許権者
株式会社産学連携機構九州(九大TLO)
お問い合わせ先:株式会社 産学連携機構九州(九大TLO) 知的財産部
TEL:092-834-2388 / FAX:092-834-2389 E-mail: [email protected]