Zero-touch Scale-out with Brocade VCS Fabric Technology and

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BROCADE
DATA CENTER
TECHNOLOGY
LEADERSHIP
DATA CENTER
特 長
•• ゼロ・タッチのスケール・アウト:Brocade®
VCS® ファブリック・テクノロジはゼロ・タッチの
プロビジョニング、トランクの自動形成、ロジカル・
シャーシなどによってネットワーク容量の増設、移
設、縮小の自動化を実現します。
•• 強い耐障害性:レイヤ 1、レイヤ 2、レイヤ 3 で
のマルチパス機能によって各ネットワーク階層に
しっかりとした耐障害性を備えています。
•• 優れた経済性:Brocade VCS ファブリック・テ
クノロジによって運用コストの半減とネットワーク
利用率を 2 倍に向上することができます。
Brocade VCS ファブリック・テクノロジと
Brocade VDX 6940 スイッチ・ファミリーによる
ゼロ・タッチのスケール・アウト
はじめに
データセンターは常に進化しています。現在の
ネットワーク・インフラは、仮想マシン(VM)
の利用、分散型アプリケーション、ビッグ・デー
タなどの急増やクラウド主体のコンピューティ
ングへの移行に対応しつつ、一方で処理性能
を低下させない高い能力が求められています。
IT サービス配信やデータセンター運用には、
優れた性能を発揮しながら運用効率性があり
自動化されたネットワーク、さらには弾力性も
兼ね備えたネットワークが必要です。理想的
なネットワークには、管理が容易で需要の増
加に応じてスケール・アウトしていく将来への
対応力も備えていなければなりません。
ことができます。例えばリーフ・スイッチの台数
が増加してくれば、スパイン・スイッチの水平展
開で対応できます。次にスケール・アウト・アー
キテクチャは単一障害点を排除して潜在するダ
ウンタイムの危険性を回避し、耐障害性の高い
ネットワーク・ファブリックを構築します。そし
て 3 つ目の最も大きな点としてスケール・アウ
ト・ネットワーク・アーキテクチャには優れた経
済的なベネフィットがあります。スケール・アッ
プ方式と違ってスケール・アウト・モデルは初
期投資を低減することができます。また高密度
の固定構成スイッチを使ってデータセンターの
消費電力、冷却、設置スペースの費用を節約す
ることで総所有コストも減少します。
スケール・アウトはデータセンター設計のあら
ゆる側面に共通するアーキテクチャのトレンド
になりつつあります。その背景にはスケール・
アウト・モデルが備えた明確なメリットがあり
ます。
スケール・アップ方式に比べてメリットの多い
スケール・アウト型アーキテクチャですが確か
に短所もあります。容量や性能の増強が必要に
なるごとに新しいスイッチを増設していくため、
ハードウェアの増加とネットワークの変更に伴っ
て運用が煩雑化していくことです。そこでスケー
ル・アウト型ソリューションを採用するうえでは、
データセンターの自動化を進めること、そしてリ
ソースをプログラミングによってコントロールす
る機能が必須となります。Brocade VCS ファ
ブリックをはじめとするネットワーク・ファブリッ
クは、必要とされるこの自動化とコントロール、
さらにシンプルさの実現に大きく貢献します。
スケール・アウトのメリット
スケール・アウト型アプローチには 3 つの大
きなメリットがあります。まずビジネスの成長
に応じてネットワークを長期的に拡張していく
図1. Brocade VDX 6940-36Q
スパイン/リーフ・スイッチ
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スケール・アウトのメリット
•• 総入れ換え式の設備改造を伴わない
段階的な規模拡張
$
•• 深刻な単一障害点の排除とダウンタイム
の低減
スケール・アッ
Scale Up プ型
スケール・アウト型
Scale Out
•• 初期費用とともに消費電力、冷却、
設置スペースのコストを削減
図 2. スケール・アウト型アーキテクチャは大幅なコスト削減とともに耐障害性の高いネットワークを実現します。
Brocade VCS ファブリック・テクノロジ
によるゼロ・タッチのスケール・アウト
Brocade VCS ファブリック・テクノロジはス
ケール・アウト・アーキテクチャの能力を最
大限に引き出すことを考えて開発されたもので
す。ゼロ・タッチ機能によってスケール・アウ
トの際のネットワーク・リソースの追加や移設、
撤去が、既設のネットワークの構成を変更す
ることなくシンプルに行えます。ゼロ・タッチ
のプロビジョニングではネットワークの展開も
シンプルかつ迅速に実施できます。Brocade
VDX® スイッチはファブリックの備えた自動化
機能の 1 つとして、必要な構成設定があらか
じめ組み込まれています。スイッチを新規に増
設する際には電源の投入とネットワークへの接
続だけでファブリックに加わり、既設の全スイッ
チとの間には自動的にスイッチ間リンクが形成
されます。人手による作業を省いて複雑さを緩
和するこのような導入法によってシンプルなス
ケール・アウト・アーキテクチャの基盤を構築
します。Brocade VCS ファブリック・テクノ
ロジはその他にもスケール・アウト・ネットワー
クを実現する多数の機能を提供します。
Brocade VDX 6940 の実力
新しい Brocade VDX 6940 スイッチ製品ファ
ミリーは業界最高のポート密度を備えスケー
ル・アウト型ネットワーク・アーキテクチャに
最適なソリューションです。1U 本体で最高
36 個の 40 ギガビット・イーサネット(GbE)
ポート、または最高 144 個の 10 GbE ポー
トを装備します。ファブリックのスケール・ア
ウト能力はスパイン・スイッチのポート密度に
左右されますが、業界最高のポート密度をも
つ Brocade VDX 6940 スイッチを展開する
ことによって大規模にスケール・アウトするネッ
トワーク・ファブリックを構築することができま
す。また Brocade VDX 6940 スイッチは 2
つの相容れにくい属性であるバッファとレイテン
シを均衡させている点もユニークな特長です。
データセンターのために設計されたチップを搭
載してバッファとレイテンシを最適化して様々な
ワークロードを処理するのに理想的です。700
ナノ秒(ns)のレイテンシを全ポート間で提
供するとともに業界最高水準の 24 メガバイト
(MB)の大きなバッファを装備し、全体を 1
個の ASIC にまとめる設計を採用しています。
Brocade VDX 6940 スイッチはこれらの高い
ポート密度と低いレイテンシ、大きなバッファの
他にも、
VXLAN ゲートウェイ、
OpenFlow 1.3、
イーサネット/ファイバーチャネル・コンバージ
ド・ポートなど多数の高度な機能を提供します。
まとめ
スケール・アウト型アーキテクチャにはスケー
ル・アップ方式に比べて優れたメリットがあり
ます。第一に、ニーズに応じて段階的に容量を
増設していくことができます。またファブリック
によるスケール・アウト型アーキテクチャは耐
障害性が高く単一障害点を排除してダウンタイ
ムの危険性を回避できます。高密度の固定構
成スイッチを採用することで、初期投資を低減
するとともに、消費電力、冷却、設置スペース
も節約できます。コンパクトな本体のコア機器
によるこうしたスケール・アウト型アーキテク
チャによって投資費用で最高 50%、運用費用
で 30% 以上の節減が可能です。
固定構成の Brocade VDX 6940 スイッチは
高いポート密度のほか最適化されたバッファと
レイテンシをもつという点で、データセンター
やクラウド・プロバイダのネットワークに理想
的です。Brocade VCS ファブリック・テクノ
ロジによるシンプルなプロビジョニングと管理、
1 階層/ 2 階層アーキテクチャ、そして低コス
トなどの特長が、スケール・アップ方式にはな
い快適な運用をスケール・アウト・モデルにも
たらします。
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