平成27年3月5日 (報道資料) N H K 「第66回日本放送協会放送文化賞」の贈呈 「第66回(平成26年度)日本放送協会放送文化賞」は、次の方々に 贈呈することに決定しました。 <五十音順> きぬ たに こう くま くら かず 一 雄 たけ した けい こ 絹 谷 幸 熊 倉 竹 下 た て か わ 景 し じ 二 お 子 氏 《文化功労者(日本芸術院会員)、東京芸術大学名誉教授》 氏 《俳優・声優》 氏 《俳優》 すけ 立 川 志 の 輔 氏 はら しま ひろし 原 島 博 氏 は や ま ペ ギ ー 葉 山 氏 ほし の せん 仙 一 むら た よし ひろ わか た こう 星 野 村 田 若 田 吉 光 いち 弘 いち 一 《落語家》 《東京大学名誉教授》 《歌手》 氏 《東北楽天ゴールデンイーグルス・シニアアドバイザー》 氏 《NPO 法人 氏 《JAXA 宇宙飛行士》 日本料理アカデミー理事長》 この賞は、昭和24年度に放送開始25周年事業として創設したもので、放送事業の 発展、放送文化の向上に功績のあった方々に贈呈しており、これまでの受賞者は今回の 9人をあわせると431人となります。 受賞者の選考は、NHK堂元副会長が委員長を務め、池端俊策氏(脚本家)、海老澤敏氏 (尚美学園大学大学院名誉教授)、大石芳野氏(フォトジャーナリスト)、高階秀爾氏 (大原美術館館長)、田部井淳子氏(登山家)、宮原秀夫氏(元大阪大学総長)と、NHK の理事6人の計13人を委員とする選考委員会で行われ、これを受けてNHK籾井会長が 受賞者を決定しました。 贈呈式は、3月13日(金)の「第90回放送記念日記念式典」で実施する予定です。 また、受賞者には佐藤忠良氏製作のブロンズ像「ふたば」と副賞を贈呈します。 (報道資料) 平成27年3月5日 N H K 第66回日本放送協会放送文化賞・受賞者資料 きぬ 絹 たに こう 谷 幸 じ 二 氏(72)《文化功労者(日本芸術院会員)、東京芸術大学名誉教授》 日本を代表する洋画家として美術界をリードしてきた功績が称えられ、 平成26年度の文化功労者として表彰されました。「日曜美術館」など の美術番組を中心に紀行や歴史番組など幅広い分野で、全国放送の番組 に出演。奈良県出身の絹谷さんは、故郷・奈良へ深い愛情を注ぎ、奈良 放送局が制作した「平城遷都1300年中継」「ラジオ深夜便」など、 数多くの番組を通じて“奈良の魅力”を全国に発信し、地域文化の発展 にも貢献しています。 くま 熊 くら かず 倉 一 お 雄 氏(88) 《俳優・声優》 1990 年放送開始、去年 10 月に惜しまれながら最終回を迎えたイギリス の人気ドラマ「名探偵ポワロ」の主役・ポワロの吹き替えを四半世紀に わたり担当、大いに視聴者に親しまれてきました。本作以外にも 「ひょっこりひょうたん島」の海賊トラヒゲ役や「ばくさんのかばん」 におけるばくさん役など、熊倉さんの演ずるキャラクターは子どもから 大人まで幅広い世代に愛され、長年にわたり NHK の放送番組に貢献し てきました。 たけ 竹 した けい 下 景 こ 子 氏(61) 《俳優》 「黄金の日日」「独眼竜正宗」などの大河ドラマ、「純情きらり」「ゲゲ ゲの女房」などの連続テレビ小説をはじめ、数多くの作品に出演し、 “聡 明で芯の強いさまざまな女性像”の演技が、高く評価されています。 また、故・森繁久彌氏がライフワークとした長寿番組「日曜名作座」を 引き継いだ「新日曜名作座」ではそのスタイルを踏襲しながらも新たな 息吹を送り込み、「スタジオパークからこんにちは」では司会としても 活躍するなど、幅広い活動で放送文化の向上に貢献してきました。 た て か わ し すけ 立 川 志 の 輔 氏(61) 《落語家》 今年度、放送20年という節目を迎えた、科学番組「ためしてガッテン」 の司会者として、志の輔さんならではの巧みな話術で“難しいことを わかりやすく”伝え、840回を超える長期にわたり常に視聴者から高 い支持を集め続ける、人気番組に育て上げました。 この間、本業の落語家としても文化庁芸術祭賞や芸術選奨文部科学大臣 賞を受賞するなど、落語界を代表する地位も確立しています。 はら 原 しま ひろし 島 博 氏(69) 《東京大学名誉教授》 放送技術の基礎となる情報や通信、信号理論の研究の第一人者です。 『コミュニケーションの基礎』を探ることをテーマに、現実世界と仮想 世界の複合技術から、感性や知性などの人にかかわる領域にいたるま で、幅広くコミュニケーションの研究を先導してきました。また、長年 にわたり8K スーパーハイビジョンや立体テレビなど次世代の放送技 術の研究開発を指導するなど、放送文化の発展に貢献してきました。 撮影 中村年孝 は や ま ペ ギ ー 葉 山 氏(81) 《歌手》 1952 年のレコードデビュー以降、歌謡曲からミュージカル、ジャズ、 叙情歌、童謡など幅広いフィールドで歌手活動を行い、「南国土佐を後 にして」 「ドレミの歌」など数多くのヒット曲を出しました。 「ドレミの 歌」は「みんなのうた」で使用されたほか、 「NHK紅白歌合戦」や「歌 はともだち」では司会者として、NHK の放送番組に貢献しました。 また、2007 年からは女性として初めて“日本歌手協会”の会長を務め るなど、デビューから60年を超えてもなお、第一線で活躍しています。 ほし 星 の 野 せん 仙 いち 一 氏(68) 《東北楽天ゴールデンイーグルス・シニアアドバイザー》 中日のエースとして 146 勝を挙げ、引退後は2度にわたり NHK プロ野 球解説者として活躍。「サンデースポーツスペシャル」では初代キャス ターとしてプロの知見と明るい語り口とでスポーツ情報番組の新たな 魅力を切り拓きました。中日・阪神・楽天を優勝に導いた監督時代には 闘争心と緻密さ・人情味にあふれた指揮の様子を視聴者に伝えることに 協力し、スポーツ番組の充実にも貢献。2013 年の楽天初優勝では、放 送を通じて復興へ向かう東北の被災地の方々を大いに元気づけました。 © Rakuten Eagles むら 村 た 田 よし 吉 ひろ 弘 氏(63) 《NPO 法人 日本料理アカデミー理事長》 京都の料亭の主人。“京料理”の第一人者として「きょうの料理」を 始めとした様々な番組に出演、特にわかりやすい説明には定評があり、 中高年層はもちろん若い主婦層からも支持を集めるなど視聴者の裾野 拡大に貢献しました。また、日本料理を世界に正しく発信することを ライフワークとしており、NPO 法人日本料理アカデミー理事長として 「和食」のユネスコ無形文化遺産登録にも尽力しました。 わか 若 た 田 こう 光 いち 一 氏(51) 《JAXA 宇宙飛行士》 平成8年、初めての宇宙飛行でロボットアームの専門家として評価を 高め、4度目の宇宙滞在となった平成26年には、日本人として初めて、 国際宇宙ステーションの船長という重責を果たしました。滞在中、NHK とJAXAで作り上げた超高感度4Kカメラを操作して、世界初となる 4K 宇宙映像の撮影に成功、また、子供たち向けの多彩な実験などを 通じて宇宙を身近に感じさせるなど、放送文化の向上に貢献しました。 JAXA/NASA
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