仕 様 書 1.委託事業の名称 チャレンジシニア教室事業運営業務委託 2.目的 一般高齢者を対象に、多様な実習、趣味活動、教養活動を通じて、参加者にとっての愉しみ、生き がいとなるような総合型介護予防事業を展開する。実習の例としては、調理実習により、運動(作業) の実施と、栄養及び口腔の知識の習得を図る。 また、男性高齢者の引きこもりへのアプローチとして、男性の興味を引くプログラム構成に留意し ていく。例えば、ダーツなどのゲームを通じて、自然に体を動かし、かつ参加者同士のコミュニケー ションの発展を期待する。 3.対象者 千葉市に住所を有する 65 歳以上の者で要支援・要介護の認定を持っていない者。 4.委託期間 契約締結日から平成 28 年 3 月 31 日 5.委託概要の概要 (1)実施プログラム ア 運動器の機能向上プログラム 転倒骨折の防止及び加齢に伴う運動器の機能低下の予防・向上を図る観点から、ストレッ チ、有酸素運動もしくはこれらの効果が期待される身体的プログラムを実施する。 イ 栄養改善プログラム、口腔機能の向上プログラム 「作ること」「食べること」を通じて低栄養状態を予防・改善し、自分らしい生活の確立 と自己実現を支援することを目的として、個別的な栄養相談及び集団的な栄養教育を実施す る。 ウ 認知機能低下予防・支援プログラム 運動やレクリエーション等を通じてコミュニケーションを図るとともに、認知症に関する 知識を普及・啓発するなど認知症予防に効果的なプログラムを取り入れて実施する。 (2)実施場所 千葉市内各区 1 か所、合計 6 か所で実施する。会場となる施設に関しては受託者が決定後、 委託者と受託者の双方で適切な施設を手配・借用する。会場使用料が発生する場合は受託者が 委託料から支出する。 (3)実施回数等 ア 原則として 12 回 1 コース(毎週 1 回、同一曜日開催)とし、各会場年間 2 コース実施する。 イ 第 1 コースの開始を 7 月、第 2 コースの開始を 11 月とする。(受託者決定後変更あり。) ウ 開催曜日は会場ごとに異なってもよいが、開始月は上記イで統一する。 エ 1 回の所要時間は概ね 120 分程度とする。 オ やむを得ない事情により実施日時の変更を行う時は、市の了解をとった上で利用者へ周知、 連絡等を行うこと。 カ 台風や積雪等の悪天候が予報されている場合、受託者の判断で事業を中止に出来る。 その際、必ず開催日前日までに市及び利用者へ連絡をすること。 但し、地震等の予見できない自然災害が発生した場合、受託者の判断で開催日当日でも事 業を中止に出来る。この場合、直ちに市及び利用者へ連絡をすること。 キ 上記カの理由により事業を中止にした場合、その回数の補填は義務ではない。 (4)利用定員 定員は 1 コース 20 名とし、定員を超える応募があった場合は公開抽選等により公正な人選を行 う。 6.実施の流れ (1)市政だよりへの掲載 事業の利用者を市政だよりで募る。受託者が記事を考案し、市広報課とのやり取りは市高齢福 祉課が行う。 なお、第 1 コースの案内を平成 27 年 5 月 15 日号、第 2 コースの案内を平成 27 年 9 月 15 日号 に掲載予定とする。 (2)利用者決定 受託者は事業についての問い合わせの対応から、利用者の決定及び通知までを行う。また、定 員を超える応募があった場合、公開抽選等により公正に利用者を決定する。その際、落選者に対 してもその旨の通知を行う。 (3)プログラムの実施 本仕様書5.(1)のプログラムを実施する。プログラム内容は受託者が企画するが、以下の 事項に留意すること。 ア 目標の達成と客観的な生活機能の状態を評価するため、事業初回と最終回で簡易な体力測 定や認知機能低下予防に関するテスト(語想起法等)を実施する。 イ 上記アで実施した内容については利用者本人に通知し、事業での目標設定や、事業終了後 の自主的な介護予防の取り組みに役立てることとする。 7.人員配置 本事業を実施するにあたっては、次のとおりの人員を配置すること。 (1)運動器の機能向上プログラム(2 名以上・運動指導補助者を含む) 理学療法士、作業療法士、機能訓練指導員、健康運動指導士、介護予防指導士、柔道整復師、 あんまマッサージ指圧師、経験ある看護職員又は介護職員等 (2)栄養改善プログラム(1名以上) 管理栄養士、栄養士 (3)口腔機能の向上プログラム(1名以上) 歯科医師、歯科衛生士、言語聴覚士 (4)認知機能低下予防・支援プログラム 他のプログラム従事者が兼務 (5)全プログラム共通(1名以上) 看護師、准看護師、保健師、医師等 9.委託料 委託料は、次のものを含む。 (1)人件費 (2)教材費、医薬材料費、消耗品費、印刷費、トレーニング機器使用料、光熱水費、傷害保険料、 会場使用料、事業実施に伴う諸経費等 10.利用者負担 利用者負担は無料とする。 11.安全管理体制 委託事業を安全に実施するために、事故発生時の対応を含めた安全管理マニュアルを整備すること。 また、実施にあたっては、看護職員等の医療従事者を配置し、有事に際して速やかに対応できる体 制を整えること。 なお、事故等が発生した場合は直ちに市高齢福祉課に報告すること。 12.損害賠償 委託業務の実施に際して発生した一切の事故については、その損害を賠償すること。 13.個人情報 提供を受ける個人情報及び事業を行うにあたり知り得た秘密を他に漏らしてはならないこととし、 事業実施終了後においても同様とする。 14.書類提出 事業開始前、実施中及び各コース終了後には、次のとおり書類を作成し提出すること。 (1)委託事業開始前 ア 事業プログラム・従事職員一覧(任意様式) イ 従事職員の資格を証するものの写し ウ 市政だより原稿 エ 応募状況一覧表(指定様式) オ 当落結果通知(写) (2)事業実施中 参加状況報告書(指定様式)を毎月末締めで翌月 5 日まで市高齢福祉課に提出すること。 (3)事業終了後 実績報告書(指定様式)を各コース終了後、すみやかに市高齢福祉課に提出すること。 15.その他 (1)利用者の意見等をくみ取り、サービスの質の向上に努めること。 (2)事業実施中の事故等に備え、傷害保険に加入すること。 (3)本仕様書に定めのない事項、もしくは、本仕様書について解釈上疑義の生じる事項があるときは、 市と受託者の協議のうえ実施すること。
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