エコライフちば No.48 平成 22 年 6 月 3 日発行 住宅地 などでの 農薬散布 について 農薬は飛散すると、人の健康、特に子供や妊婦、化学物質過敏症の方などに悪影響を及ぼすおそれがあります。 個人や建物の管理者などで農薬を使用する可能性のある方は、農薬の飛散を原因とする健康被害が生じないよう、できる だけ農薬を使用しない管理を心がけましょう。また、農薬を散布せざるを得ない場合でも、必要最小限に留め、農薬の飛 散防止に努めるなど、周辺の方に十分な配慮をしましょう。 (注意)農薬には、作物や樹木に発生する病害虫の防除を目的に散布するものの他に、花壇の草花や家庭菜園用のスプレー式の殺虫剤や殺菌剤、 芝生などの雑草対策で使用する除草剤なども含まれます。 農薬を散布する前に ● ● ● ● 観察や見回りなどを行い、病害虫や被害の早期発見に努めましょう。 農薬以外の物理的な防除(害虫の捕殺や被害を受けた部分の剪定、防虫網の設置など)を優先しましょう。 病害虫に強い作物や樹木、品種を選ぶ、病害虫が発生しやすい樹種を植えないなど、栽培前によく検討しましょう。 病害虫の発生や被害の確認をせず、定期的に農薬を散布することは止めましょう。 不織布 (防虫網)による べたかけ栽培 剪定による捕殺 コモ巻きによる 害虫の捕殺 掻き落としによる カイガラムシなど の駆除 やむを得ず農薬を散布する場合は周辺の方へのご配慮を ● ● ● ● ● ● ● フェロモン剤による誘引、塗布、樹幹注入や粒剤など、飛散の少ない農薬を活用しましょう。 害虫が発生した箇所のみ、必要最小限の散布に留めましょう。 風向きやノズルの向きなどに注意し、風の弱い日や人通りの少ない時間帯を選びましょう。 対象の植物に適用のある農薬を、ラベルに記載された使用方法・注意事項を守って使いましょう。 農薬を使用する目的・散布日時・農薬の種類などを事前に周囲に住んでいる方などへ十分周知しましょう。 近隣に学校・通学路がある場合は、学校や保護者などへの連絡も忘れず行いましょう。 看板やコーン等で区分けすることで、散布区域に気付かず人が立ち入ることのないよう配慮しましょう。 風向き・風の強さ に注意する 窓を閉める 散布後は直接触らないよう ロープなどで囲っておく 事前に掲示 しておく 周辺の方に 知らせておく 環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/water/noyaku/hisan_risk/leaflet1.html)で「住宅地等における農薬使用について(農林水 産省消費・安全局長及び環境省水・大気環境局長通知) 」と、その内容を分かりやすく紹介したリーフレット「農薬飛散による被害の発生を防ぐ ために」が入手できます。 ■お問い合わせ:環境局環境保全部環境規制課 TEL 043-245-5185 本紙に関するお問い合わせ/環境局環境保全部環境調整課 TEL 043-245-5199 8 ecolife CHIBA 本紙は資源保護のため再生紙を使用しています。
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