資産の総合評価シート 施設名 越智公民館 施設所管課 教育委員会生涯学習部生涯学習振興課 評価番号 25-41 1 分析結果 (1)データ評価結果 ①建物性能 ・新耐震基準。残耐用年数25年。平成23年度末のFCIは12.33% 対ベンチマーク ○ ②利用度 ・グループ平均を下回る 対ベンチマーク ・H21~H23 3か年平均 35.3%(グループ平均:38.0%) × ③運営コスト ・グループ平均より低い 対ベンチマーク ・H21~H23 3か年平均 47,634円(グループ平均(図書館あり):51,422円) ○ 【まとめ】 ・利用度に課題あり。建物性能と運営コストは課題なし。 (2)現用途の需要見通し ①利用実績の検証 ・稼働率 【1日/午前/午後/夜間】 H22【34.5%/51.5%/34.9%/17.0%】 ※調理室5% H23【37.0%/51.4%/42.3%/16.3%】 ※調理室7% であり、日中と夜間の差が大きい。 ・また、調理室は他の諸室に比べて低い。 ②将来の人口動態などを踏まえた ・公民館は、年代別の利用状況が不明であるが、CCと同様、日中の稼働率が高く、夜 利用状況の変化 間利用が極端に下がる。よって、CCの利用者の大半が60歳以上であることから、類似 機能である公民館も同様の傾向が推測される。 ・緑区の総人口はH27をピークに減少に転じる見込みであるものの、利用の中心と思わ れる65~74歳人口は、今後横ばい傾向で推移する見込みである。しかし、過去のCCの 利用者数の状況をみると、高齢者数と利用者数は必ずも比例しておらず、本施設につ いても長期的な利用動向については、利用開始年齢や利用年数、利用頻度、雇用情勢 等の社会的要因等を複合的に検証していくことが必要。 ③将来における効率性の変化 ・複合化や、調理室の見直しなど効率化の検討は必要。 【まとめ】 ・稼働率は35%前後であり、公民館平均よりやや低い程度で推移。他の公民館同様、日中と夜間で稼働率の差が大きい。 ・稼働率の低い調理室については将来的には近隣の学校の家庭科室を活用するなどの効率化を検討すべき。 ・現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。 (3)公共施設再配置 ①検討すべき再配置パターン ・隣接する類似機能である越智いきいきセンターが残耐用年数が近い(4年差)ことから、 時期を合わせ、類似機能の統合を踏まえた集約化を図るべき。 ・また、近隣に越智小・越智中が立地。学校の耐用年数を60年とした場合、残耐用年数 は越智小31年、越智中37年。 ・学校との複合化も検討すべきだが、越智中が地区の外れにありまた、アクセスも悪く立 地条件が悪いことから、更新等のタイミングで越智小(小規模校)への複合化を中心に検 討すべき。 ②留意すべき制約条件 ・当該地区の開発業者より公民館用地として寄付を受けており、施設を移転した場合、 跡地活用の検討が必要となる。 【まとめ】 ・隣接する類似機能である越智いきいきセンターが残耐用年数が近い(4年差)ことから、時期を合わせ、類似機能の統合を 踏まえた集約化を図るべき。 ・また、近隣に越智小・越智中が立地。学校の耐用年数を60年とした場合、残耐用年数は越智小31年、越智中37年。 ・学校との複合化も検討すべきだが、越智中が地区の外れにありまた、アクセスも悪く立地条件が悪いことから、更新等の タイミングで越智小(小規模校)への複合化を中心に検討すべき。 (4)資産の立地特性 ①重視すべきエリア・資産の特性 ・市街化区域(第一種住居地域)。 ・県道20号線(大網街道)より近い。 ・鉄軌道駅は近くにない。 ・地区計画が制定されている。 ②公共としての活用ポテンシャル ・周辺の公共施設が学校・いきいきセンターのみである。越智地区の中心に立地 している。 ③外部転用のポテンシャル ・用途地域が第一種住居地域であるが、寄付用地であり、売却には慎重な合意形成 が必要。 【まとめ】 ・公共としては、周辺施設が学校・いきいきセンターのみである。越智地区の中心に立地している。 ・用途地域が第一種住居地域であるが、寄付用地であり、売却には慎重な合意形成が必要。 2 総合評価 評価結果 ・隣接する類似機能である越智いきいきセンターが残耐用年数が近い(4年差)ことから、時期を合わせ、 類似機能の統合を踏まえた集約化を図るべき。 継続利用 ・また、近隣に越智小・越智中が立地。学校の耐用年数を60年とした場合、残耐用年数は越智小31年、 越智中37年。 方向性 ・学校との複合化も検討すべきだが、越智中が地区の外れにありまた、アクセスも悪く立地条件が悪いこと から、更新等のタイミングで越智小(小規模校)への複合化を中心に検討すべき。 (稼働率の極端に低い調理室については、学校の家庭科室を使用すべき) ⑨当面継続 ・なお、現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。
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