大宮台自治会(PDF:159KB)(別ウインドウで開く)

支え合い活動事例
大宮台自治会
活動の目的
大宮台は、高齢化率が40%を大きく超え、市内で一番高齢化が
進んでいる地域といえます。
そのような中、高齢者が地域で安心して暮らし続けていくため、
自治会が中心となり見守りネットワークの構築や、あんしんカード
の作成など、さまざまな取り組みをしてきました。
赤ちゃんからお年寄りまで、
「安心して安全に暮らせる大宮台づく
り」をめざしています。
安否確認電話連絡事業
ひとり暮らしの高齢者が、第三者との会話もなく外出の機会も少
ないため、孤独感に陥ってしまわないよう、安否確認電話連絡の事
業を実施しています。
自治会で専用電話を設置し、平成23年10月より、事前に了解
支え合い活動事例
を得た約70名のひとり暮らしの高齢者の方に4~5日に1回電話
をし、お元気であることを確認しています。
「安否確認のお電話をしました。」「お元気ですか。」「お変わりは
ありませんか。」などと電話で安否確認をし、高齢者の皆さんが毎日
を安心して安全に暮らせるようにする大事な事業です。
何か異常を感じた場合や2回以上連絡がとれない場合は訪問し、
実態を確認することとなっているので、最善の対応をすることがで
きます。
利用者からは大変好評をいただいており、
「電話がくるのを待って
いた。
」など、いろいろなお話をしてくれるようになり、ついでにと
よろず相談的なことも増えてきました。
会話の声が明るくなったと、別居のご家族からもお礼の言葉をい
ただいています。
安否確認の電話連絡で会話を交わし、健康状態を確認することで、
少しでも孤独感の解消につながっていると考えます。
誰にも看取られず、寂しくこの世を去る悲しい「孤独死」を大宮
台から出さないための自治会の重要な取り組みのひとつです。
支え合い活動事例
災害発生時の高齢者避難補助
大地震などの災害時に、一人で避難することが困難な方や独居の
高齢者などを介助しながら一緒に安全な道を通り安全な場所まで避
難ができるよう、避難介助者制度を定めました。
避難介助が必要な方について隣接の住民にお願いし、一緒に避難
しながら介助をする介助者となっていただきました。介助者にはご
負担をおかけしますが、「支え合い」「助け合い」の大事なことをご
理解いただき、ご協力いただくことになりました。
民生委員の協力を得てアンケート調査を行い、一人で避難できな
い方の中から面談等により調査をし、約20名の方を対象としてい
ます。
また、一人で避難できない方のうち、必要な家には毛布を添えて
車いすを配備しました。車いすの扱い方の講習を行ったほか、防災
訓練の際には車いすに乗って参加していただきました。
避難ができずにかけがえのない生命を失うような悲しいことがお
こらないようにするための「地域の人が支え合い助け合う」制度で
す。
支え合い活動事例
見守りネットワーク・大宮台安心カード
大宮台の高齢者世帯やひとり暮らしの高齢者が安心して生活でき
るように、自治会では「高齢者見守りネットワーク」制度を作り対
応しています。
これは、住民全員がいつも隣近所の家庭を見守り、日頃と様子が
違うと感じた時は速やかに自治会へ連絡し、それをうけた自治会は
急ぎ現地確認し最善の対応をとる、というものです。
なお、万全を期すため、地域内の宅配業者・新聞・牛乳等の配達
員やガス・水道・電気の検針員の協力を得て、異常を感じた場合に
ただちに自治会へ連絡してもらえるよう、平成19年度に地域の事
業者と自治会の間で覚書を締結しました。
また、高齢者や病弱の人が急に具合が悪くなり、救急車で搬送さ
れた時などに子供や親戚等に連絡できるよう、希望する方から緊急
連絡先などを記入した「安心カード」を自治会へ提出していただき、
速やかな対応につなげています。