4市民所得及び市民可処分所得の分配(PDF形式, 333.61KB)

４
市民所得及び市民可処分所得の分配
平成 24（2012）年度の市民所得※は 4 兆 2,349 億円で、対前年度増加率は 1.0％減となり、5 年連続
の減少となりました。内訳をみると、
「市民雇用者報酬」が 3 兆 2,505 億円（対前年度増加率 0.4％減）、
「財産所得」が 1,965 億円（同 3.3％増）
、
「企業所得」が 7,879 億円（同 4.1％減）となっています。
また、項目別寄与度をみると、
「企業所得」が市民所得の減に大きく寄与しています。
（表 6、図 8、9）
市民所得の構成比をみると、「市民雇用者報酬」が 76.8％、「財産所得」が 4.6％、「企業所得」が
18.6％となっています。
（図 10）
※市民所得…1 年度間に市民（個人のほか企業、団体を含む）の経済主体に分配された所得
図８市民所得の項目別推移
5
（％）
（兆円）
0.5
4
0.4
0.2
0.4
0.1
0.6
0.5
0.2
0.1
0.2
0.9
0.8
0.2
0.2
4.0
0.9
0.2
6.0
0.8
0.9
0.8
0.8
0.2
0.2
0.2
0.2
2.0
3
0.0
2
3.5
3.6
3.7
3.6
3.6
3.6
3.5
3.4
3.3
3.3
3.5
3.3
1
△ 4.0
△ 6.0
0
平成13
14
15
16
17
市民雇用者報酬
18
19
財産所得
(％)
8.0
6.0
4.0
2.0
0.0
△ 2.0
△ 4.0
16
企業所得
市民雇用者報酬
17
18
19
20
21
22
21
22
23
24年度
市民所得対前年度増加率
図１０市民所得の構成比（平成 24 年度）
項目別寄与度の推移
平成14 15
20
企業所得
図９市民所得対前年度増加率に対する
△ 6.0
△ 2.0
23 24年度
財産所得
市民所得対前年度増加率
10
表６市民所得
項
市
1
民
雇
用
金
平成22年度平成23年度平成24年度
者
報
23
24
3,250,494
△ 0.5
△ 0.4
76.3
76.8
2,822,046
2,805,016
△ 1.2
△ 0.6
66.0
66.2
酬
3,282,669
3,265,104
給
2,857,210
23
24
(2)
a
雇
担
425,459
443,058
445,478
4.1
0.5
10.4
10.5
雇主の現実社会負担
286,476
297,387
302,633
3.8
1.8
7.0
7.1
b
雇主の帰属社会負担
138,983
145,671
142,845
4.8
△ 1.9
3.4
3.4
財
の
社
会
負
得
179,239
190,131
196,479
6.1
3.3
4.4
4.6
a
受
取
275,984
287,940
295,399
4.3
2.6
6.7
7.0
b
支
払
96,745
97,809
98,920
1.1
1.1
2.3
2.3
(1)
a
一
受
府
取
△ 36,718
△ 39,917
△ 39,900
△ 8.7
0.0
△ 0.9
△ 0.9
54,038
51,916
50,715
△ 3.9
△ 2.3
1.2
1.2
b
支
払
90,756
91,833
90,615
1.2
△ 1.3
2.1
2.1
対家計民間非営利団体
2,834
1,934
2,135
△ 31.8
10.4
0.0
0.1
(2)
a
産
俸
構成比(％)
賃
主
・
対前年度増加率(％)
(1)
2
所
般
政
受
取
3,254
2,305
2,382
△ 29.2
3.3
0.1
0.1
b
支
払
420
371
247
△ 11.7
△ 33.4
0.0
0.0
(3)
家
計
213,123
228,114
234,244
7.0
2.7
5.3
5.5
①
a
利
受
子
取
81,445
80,798
79,287
△ 0.8
△ 1.9
1.9
1.9
87,014
86,403
87,345
△ 0.7
1.1
2.0
2.1
b
支
払
5,569
5,605
8,058
0.6
43.8
0.1
0.2
②
配
）
34,886
45,105
42,312
29.3
△ 6.2
1.1
1.0
③
保険契約者に帰属する財産所得
70,862
71,698
75,614
1.2
5.5
1.7
1.8
④
賃
）
25,930
30,513
37,031
17.7
21.4
0.7
0.9
得
907,598
821,297
787,901
△ 9.5
△ 4.1
19.2
18.6
業
386,935
302,408
260,297
△ 21.8
△ 13.9
7.1
6.1
△ 52 △ 134.4
87.1
△ 0.0
△ 0.0
当
（
貸
企
3
4
実数（１００万円）
目
料
受
（
業
間
取
受
取
所
(1)
民
法
(2)
公
的
企
業
1,170
△ 403
(3)
個
人
企
業
519,493
519,292
527,656
△ 0.0
1.6
12.1
12.5
a
農
業
631
587
838
△ 7.0
42.8
0.0
0.0
b
そ
業
118,877
110,118
104,990
△ 7.4
△ 4.7
2.6
2.5
c
持
家
399,985
408,587
421,828
2.2
3.2
9.6
10.0
市民所得（要素費用表示）
4,369,506
4,276,532
4,234,874
△ 2.1
△ 1.0
100.0
100.0
林
の
人
水
他
産
の
ち
企
産
11
図１１市民雇用者報酬対前年度増加率
−市民雇用者報酬−
(％)
市民雇用者報酬は 3 兆 2,505 億円で、対前年
3.0
度増加率は 0.4％減となりました。
に対する項目別寄与度の推移
2.0
市民雇用者報酬の大部分を占める賃金・俸給
1.0
は、
2 兆 8,050 億円で前年度に比べ 0.6％減とな
0.0
りました。
△ 1.0
雇主の社会負担のうち、雇主の現実社会負担
△ 2.0
は 3,026 億円（対前年度増加率 1.8％増）、雇主
△ 3.0
の帰属社会負担は 1,428 億円（同 1.9％減）と
△ 4.0
なり、雇主の社会負担全体では 4,455 億円（同
0.5％増）となりました。
（表 6、図 11、12）
平成
14
15
16
17
18
19
20
雇主の帰属社会負担
賃金・俸給
21
22
23
24年
度
雇主の現実社会負担
対前年度増加率
図１２市民雇用者報酬の項目別推移
平成13
30,997
2,633
1,730
14
31,176
2,673
2,028
15
32,031
16
32,856
17
19
30,816
20
30,505
21
2,745
28,572
23
28,220
2,974
24年度
28,050
3,026
5,000
10,000
15,000
1,517
1,548
2,865
20,000
25,000
雇主の帰属
社会負担
1,499
2,695
22
雇主の現実
社会負担
1,475
2,789
29,441
0
1,491
2,585
2,601
31,459
賃金・俸給
1,648
2,459
31,980
18
1,819
2,471
1,390
1,457
1,428
30,000
（億円）
35,000
40,000
図１３財産所得対前年度増加率に対す
−財産所得−
財産所得は 1,965 億円で、対前年度増加率は
る項目別寄与度の推移
(％)
40.0
3.3％増となりました。財産の受取は 2.6％増の
2,954 億円、
財産の支払は 1.1％増の 989 億円と
30.0
なっています。
20.0
財産所得の内訳のうち、一般政府は△399 億
10.0
円（対前年度増加率 0.0％増）
、対家計民間非営
0.0
利団体は 21 億円（同 10.4％増）
、家計は 2,342
△ 10.0
億円（同 2.7％増）となっています。
（表 6、図
△ 20.0
13、14）
平成
14
15
家計
一般政府
12
16
17
18
19
20
21
22
23
24年
度
対家計民間非営利団体
対前年度増加率
図１４財産所得の部門別推移
3,000
（億円）
2,500
2,000
17
16
27
24
19
25
19
21
2,131
2,281
2,342
△ 306
△ 367
△ 399
△ 399
21
22
23
24年度
28
28
2,105
△ 267
20
17
16
1,500
1,000
1,904
1,782
1,780
1,839
△ 289
△ 315
△ 303
△ 213
2,491
2,308
2,443
△ 117
△ 100
2,424
500
0
△ 128
△ 500
対家計民間非営利団体
一般政府
家計
△ 1,000
平成13
14
15
16
17
18
19
図１５企業所得対前年度増加率に対す
−企業所得−
る項目別寄与度の推移
(％)
40.0
企業所得は 7,879 億円で、対前年度増加率
は 4.1％減となりました。
30.0
企業所得の内訳のうち、民間法人企業は
2,603 億円（対前年度増加率 13.9％減）
、公的
20.0
企業は△0.5 億円（同 87.1％増）
、個人企業は
10.0
5,277 億円（同 1.6％増）となっています。ま
0.0
た、個人企業の大部分を占める持ち家は、
4,218 億円（同 3.2％増）となり、遡及して推
計を行っている平成 13（2001）年度から一貫
△ 10.0
△ 20.0
して増加を続けています。
（表 6、図 15、16）
10,000
平成 15 16 17
14
個人企業
民間法人企業
18
19
20
21
22
公的企業
企業所得対前年度増加率
図１６企業所得の推移
（億円）
9,000
8,000
7,000
6,000
5,000
9,233
4,000
8,354
9,076
8,213
7,879
23
24年度
6,217
3,000
2,000
9,259
7,702
3,544
3,804
平成13
14
4,833
4,645
15
16
1,000
0
17
18
13
19
20
21
23 24年
度
22
−1 人当たり市民所得−
図１７市民所得及び市総人口の推移
「1 人当たり市民所得※」は 294 万 3
千円で、対前年度増加率は 3.3％減と
（千人）
（兆円）
4.8
1,600
4.6
1,500
得が 5 年連続で減少していることが影
4.4
1,400
響しています。
4.2
1,300
なり、5 年連続で減少しました。人口
が一貫して増加傾向にある中、市民所
これを神奈川県、国と比較してみる
と、同年の神奈川県値である 1 人当た
り神奈川県民所得（292 万 8 千円）を 1
4.0
1,200
市民所得
市総人口
3.8
1,100
万 5 千円上回り、同全国値である 1 人
当たり国民所得（275 万 4 千円）を 18 万 9 千円上回っています。1 人当たり国民所得を 100 とした
場合、神奈川県は 106.3、川崎市は 106.8 となっています。
（表 6、7、図 17、18）
※1 人当たり市民所得…市民所得（要素費用表示）の総額を平成 24（2010）年 10 月 1 日現在の市の総人口（1,439,164
人）で除したもので、個人の所得（給与）水準を表すものではなく、企業の利潤なども含む市民経済全体の水準を
表すもの。
表７１人当たり市民所得の推移
（単位：万円）
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
321.2
307.4
285.5
329.7
311.7
288.3
331.1
313.0
289.7
335.2
316.5
292.8
339.8
322.5
295.7
341.0
319.8
297.8
332.6
305.5
277.3
311.2
289.0
269.0
306.5
293.5
275.5
298.9
297.2
273.3
（全国との格差）
平成13
項目
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
川崎市
神奈川県
112.5
107.7
114.3
108.1
114.3
108.0
114.5
108.1
114.9
109.1
114.5
107.4
119.9
110.2
115.7
107.4
111.3
106.5
109.4
108.7
項目
川崎市
神奈川県
国
平成13
320.0
313.2
288.3
111.0
108.6
図１８１人当たり市（県、国）民所得の推移
（万円）
24年度
294.3
292.8
275.4
(全国＝100）
24年度
106.8
106.3
（全国＝100）
350
125
120
325
115
300
110
275
105
250
100
平成13
14
15
川崎市
16
17
18
19
神奈川県
20
国
14
21
22
市・全国格差
23
24年度

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