ニュースリリース 2015 年 2 月 24 日 シリコンラボ、新製品「Blue Gecko Bluetooth Smart」ソリューションを発表 Blue Gecko モジュール、SoC、開発キット、ソフトウェアスタックにより、超低消費電力のワイヤレス・コネクティビティ 開発が容易に可能となるソリューション IoT（モノのインターネット）向けのワイヤレス・コネクティビティ・ソリューションを提供するシリコン・ラボラトリーズ社 （本社: 米テキサス州オースチン、Nasdaq: SLAB、以下: シリコンラボ）は、開発者がワイヤレス IoT 設計のエネル ギー消費、コスト、複雑性を最小化するため役立つよう設計された Bluetooth ® Smart ソリューションを提供する新製 品「Blue Gecko Bluetooth Smart」ソリューションを発表しました。シリコンラボは 2015 年 2 月にワイヤレス・モジュー ル及びソフトウェアの主要サプライヤである Bluegiga テクノロジーズを買収しましたが、これによりシリコンラボは包 括的な Bluetooth Smart ソリューションをさらに迅速に提供可能となりました。シリコンラボの新 Blue Gecko ソリュー ションには、超低消費電力のワイヤレス SoC（システムオンチップ）デバイス、組み込みモジュール、及び Bluegiga の SDK（ソフトウェア開発キット）、Bluetooth Smart ソフトウェアスタックが含まれます。Blue Gecko ワイヤレス SoC とモジュールにより、家庭、保健、フィットネス、ウェアラブル、車載、家電機器、オーディオ、産業オートメーションなど のコネクティビティ市場に向けた広範なアプリケーションの設計が簡素化され、市場投入期間が短縮できます。 Blue Gecko SoC をベースにする Bluegiga モジュールは、2015 年第 2 四半期後半にサンプル出荷が、Blue Gecko ワイヤレス SoC は同年第 3 四半期前半にサンプル出荷が予定されており、5 mm x 5 mm の QFN32 及び 7 mm x 7 mm の QFN48 パッケージで供給されます。Blue Gecko ベースの Bluegiga モジュールの 1 万個時の単価は 4.99 米ドルから。Blue Gecko SoC の 10 万個時の単価は 0.99 米ドルからとなっています。Bluegiga SDK 及び Bluetooth Smart ソフトウェアスタックは、シリコンラボの顧客に無償で提供される予定です。シリコンラボの Blue Gecko Bluetooth Smart ソ リ ュ ー シ ョ ン の 詳 細 や 、 モ ジ ュ ー ル 及 び SoC サ ン プ ル の プ リ オ ー ダ ー に つ い て は 、 www.silabs.com/BlueGecko をご参照ください。 Blue Gecko のポートフォリオは、IoT 市場で最大かつ最も急速に成長している低消費電力ワイヤレス・コネクティビ ティの機会に対応できます。IHS Technology によれば、Bluetooth Smart は 2018 年に、低消費電力のワイヤレス・ モジュール及びチップセット市場全体の 42%を占めると予測されています（ユニット数基準）。Bluetooth Smart チップ セットの多くは現在、少量の IoT アプリケーションの要求を満たすためにワイヤレス・モジュールで使用されており、こ れによって RF 設計が大幅に簡素化されています。2010 年代の終わりには、多くの IoT アプリケーションがより大量 生産に移行することから、低コストの Bluetooth Smart チップセットとワイヤレス SoC の使用がモジュールを上回ると 予測されています。シリコンラボの Blue Gecko ポートフォリオは、モジュールで開発をはじめ、必要になった時にシス テムの再設計が不要か、わずかな再設計だけで SoC へ移行できる柔軟性を開発者へ提供します。 シリコンラボ、新製品「Blue Gecko Bluetooth Smart」ソリューションを発表 シリコンラボで、IoT 製品担当シニア・バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャを務める James Stansberry は次 のようにコメントしています。「弊社の新しい Blue Gecko ポートフォリオにより、開発者は短時間で IoT の開発を始め ることができ、Bluetooth Smart 対応の製品を迅速に市場へ投入できると同時に、以後の製造でモジュールからチッ プへの移行時にツールやソフトウェアへの投資を無駄にせず維持できます。弊社が Bluegiga を買収したことで、最 高のスクリプト言語とプロトコル・スタックが利用可能になり、弊社はこれらを自社の Blue Gecko ポートフォリオに活 用したため、無数の IoT アプリケーションへ容易に Bluetooth Smart コネクティビティを追加できるようになりました。」 Blue Gecko ワイヤレス SoC Blue Gecko SoC は、IoT アプリケーション用に最適化されたワイヤレス SoC ファミリの最初の製品で、シリコンラボ ® の省エネルギーの EFM32 Gecko MCU テクノロジーと、超低消費電力の Bluetooth Smart トランシーバを組み合 わせたものです。このシングルダイのソリューションは、業界最高のエネルギー効率、最短の立ち上がり時間、高 RF 感度、高 MCU 機能と、Bluegiga Bluetooth Smart ソフトウェアスタックとを組み合わせ、開発者がシステムの電力、 コスト、市場投入期間を低減するために役立ちます。他の Bluetooth Smart IC 製品とは異なり、Blue Gecko SoC は 完全に統合されたパワーアンプとバランによって+10 dBm またはそれ以上の出力で送信を行えるため、設計の複雑 性をさらに減らすことができます。 ® ® Blue Gecko SoC は ARM Cortex -M3 及び M4 コアをベースとしており、128～256 kB のフラッシュと 16～32 kB の RAM を搭載できます。SoC には低エネルギーの各種ペリフェラルと、シリコンラボの Peripheral Reflex System （PRS）が統合され、自律的なペリフェラル動作が可能です。Blue Gecko SoC ファミリには将来のアプリケーション要 求に対応するため、フラッシュと RAM メモリのサイズ拡張と、追加パッケージのロードマップも提供されています。 Blue Gecko ワイヤレス・モジュール Blue Gecko SoC をベースにする Bluegiga モジュールは、認証済みのプラグアンドプレイ RF 設計を提供することに よって、開発者が市場投入期間を短縮し、開発コストを削減し、コンプライアンスのリスクを低減するため役立つよう 設計されています。Bluegiga Bluetooth Smart モジュールには、Blue Gecko SoC のすべての機能が組み込まれて おり、北米、欧州、日本、韓国などすべての主要市場での認証に対応しています。Bluegiga モジュールには Bluegiga Bluetooth Smart ソフトウェアスタック及びプロファイル・ツールキットが含まれ、256 kB のフラッシュと 32 kB の RAM が搭載されているため、オンボード・アプリケーションで十分なメモリを利用できます。柔軟なハードウェ ア・インタフェースにより、各種のペリフェラルとセンサに簡単に接続でき、統合されたアンテナにより設計エンジニア は一貫した明瞭な RF 動作を期待できます。Bluegiga Bluetooth Smart モジュールは非常に低電力で動作するため、 標準の 3 V ボタン型電池や単 4 電池 2 本で動作するワイヤレスシステムの設計が可能になります。 Bluetooth Smart 開発の簡素化 ワイヤレス開発を簡素化するため、シリコンラボは Blue Gecko モジュール及びワイヤレス SoC 用の完全な Bluegiga Bluetooth Smart ソフトウェアスタックを提供します。このスタックには、ATT（Attribute Protocol）、GATT （Generic Attribute Profile）、 GAP （Generic Access Protocol）、 セ キ ュ リ テ ィ ・マ ネ ー ジ ャ 、 接 続 管 理 を 含 む Bluetooth Smart プロトコル・レイヤが実装されています。 Blue Gecko ポートフォリオには包括的なワイヤレス SDK が含まれており、Bluegiga BGScript™スクリプト言語により、 ホストまたは完全にスタンドアロンのアプリケーションを使用して Bluetooth Smart アプリケーションを開発できます。 シリコンラボ、新製品「Blue Gecko Bluetooth Smart」ソリューションを発表 BGScript により、開発者はアプリケーション・ロジックを実行するために外部 MCU を使用する必要がなく、迅速にア プリケーションを作成できるようになり、コスト削減、設計の簡素化、市場投入期間の短縮が可能になり、開発の効率 化に役立つ Bluetooth Smart アプリケーション・プロファイルとサンプルも利用可能です。 シリコン・ラボラトリーズ社について シリコン・ラボラトリーズ社（NASDAQ: SLAB 本社、米テキサス州オースチン、www.silabs.com）は、IoT（モノのイン ターネット）、インターネット基盤、工業制御、民生及び自動車市場向けにシリコン、ソフトウェア、及びシステム・ソリュ ーションを提供する業界大手メーカとして、エレクトロニクス産業の難題を解決し、性能、省エネルギー、コネクティビ ティ、設計の簡素化の面で大きなメリットをお客様に提供します。ソフトウェア及びミックストシグナル設計の分野で無 類の技術力を誇る世界クラスのエンジニアリング部門を擁し、初期構想から最終製品までのプロセスを改善するた めに必要なツールを開発者に提供します。会社概要・事業内容の詳細は www.silabs.com をご覧ください。 ご注意 このプレスリリースには、シリコン・ラボラトリーズ社の現時点における期待に基づく予測が含まれていることがありま す。このような発言にはリスクと不確実性が伴います。様々な重要な要素が原因となって、予測とは異なる結果にな ることもあります。シリコン・ラボラトリーズ社では、投資家の方々に社の将来性をお伝えすることが重要と考えます が、正確な予測や管理が不可能な事態が今後発生するかもしれません。シリコン・ラボラトリーズ社の財務成績に影 響を与え、実績が将来的記述と著しく異なる場合の要因の詳細については、シリコン・ラボラトリーズ社が米国証券 取引委員会(SEC)へ最近提出した書類をご覧ください。 EFM32, Silicon Laboratories, Silicon Labs, S ロゴ, Silicon Laboratories ロゴ, Silicon Labs ロゴは、Silicon Laboratories Inc.の商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。 ＃＃＃ お問合せ先 シリコン・ラボラトリーズ Y.K. TEL: 03-5460-2411(代表) www.silabs.com
© Copyright 2024 ExpyDoc
