松本庁舎警備業務標準委託仕様書

松本庁舎警備業務標準委託仕様書
この仕様書は、業務の大要を示すものであって、本仕様書に記載されていない事項であっても
長野県松本地方事務所長 池田秀幸(以下「委託者」という。) が業務遂行上必要と認めた場合、
受託者○○(以下「受託者」という。
)は速やかに契約金額の範囲内で業務を実施するものとする。
1
警備対象物件
警備の対象とする物件は、松本市大字島立 1020 に所在する松本合同庁舎、附属する物件及
び敷地内とする。
(敷地面積)
敷地面積 28,926.18 ㎡
(建物)
建物規模 地上5階、地下1階、塔屋2階
建築面積 5,766.18 ㎡
延床面積 24,568.09 ㎡
2
警備目的
委託者の意図に基づき、合同庁舎の管理運営を円滑に促進するため、上記の警備対象物件に
対し盗難、加害、不正、火災、破壊行為等すべての事故の予防と早期発見及び防止に努めると
ともに安全を保障することを目的とする。
3
警備本部
警備業務を遂行するため、合同庁舎受付を警備本部とする。
4
警備員の人員及び勤務時間
(1)常駐警備
警備本部に常駐する警備員は、1名により次のとおり警備業務を行う。
平
日
休 日
当日の 17 時 00 分から翌日の 8 時 30 分まで
当日の 8 時 30 分から翌日の 8 時 30 分まで
(2)巡回警備
警備本部に常駐する警備員以外の1名により警備対象物件の巡回警備を行うものとし、巡
回時間は別紙1の時間とする。
巡回警備は常駐警備員が行うものとし、巡回時間は別紙1の時間とする。
(3)その他
年 40 時間の範囲内で、委託者があらかじめ指定する日時に警備員の増員を行うこと。
5
警備業務の内容
警備業務の目的を達成するため、委託者と常に密接な連絡を保ち、次の業務を効果的に実施
するものとする。
(1)常駐警備
ア
出入者等の監視及び確認
(ア)職員及び一般来庁者の出入
(イ)設備機械の警報、異常箇所があったときの連絡通報
(ウ)別紙1に定める時刻における玄関の開閉
(エ)危険物所有者、その他不審な行動をとる者等の入庁拒否
(オ)委託者が設置する警備機器による監視及び確認
(カ)その他地方事務所長が要請した記録事務
イ
受付業務
(ア)電話等における伝達、伝言等の記録及びこれに伴う必要な処理
(イ)会議室等のカギの授受・保管、郵便物の収受及びその記録
(ウ)公用備品等の一時保管
(エ)遺失物、拾得物の受付処理
(オ)災害、除雪の予報、注意報・警報発生、その他緊急用務の受信及び関係者への連絡
(カ)着信電話の迅速かつ適切な構内交換
なお、常駐警備員が席を外すときは委託者が設置する不在応答装置等を使用すること。
(キ)書類等の受け入れ及び引継ぎ
(ク)出入者の記録、鍵の引渡し及び引受け
ウ
非常、緊急事態発生時における応急措置及び関係者への連絡その他特殊状況下における
機械設備等の監視は別紙3による。
なお、「道路防災設備及び捨ヶ堰施設、降雨予測施設の監視業務仕様書」は別紙2、「安
曇野建設事務所への気象情報について」は別紙3によること。
エ
国旗及び県旗の掲揚、降納及び管理
(ア)国旗及び県旗は、土曜日及び日曜日並びに年末年始の休日を除き、委託 者が指定する
場所に午前8時15分に掲揚し、午後5時15分に後納すること。
(イ)土曜日及び日曜日並びに年末年始の休日であっても国民の祝日に関する法律(昭和23
年法律第178号)に定める祝日に当たるときは、国旗及び県旗を掲揚するものとする。
(ウ)1及び2にかかわらず、荒天等のため国旗及び県旗を掲揚することが適当でない場合
は、掲揚しない。
また、屋上は床材が滑りやすいため冬季及び雨天時は掲揚しない。
(2)巡回警備
ア
合同庁舎及び付属建物(施設)の巡回点検及び盗難予防
イ
別紙1に定める時刻における庁舎出入口、車庫及び駐車場の開閉
ウ
火災予防(吸い殻の後始末の確認、湯沸器及び電源等の点検処置)及び消火器具並びに
避難場所周辺の障害物撤去
エ
不審者・不審物の発見及び排除
オ
エレベーターの電源管理
カ
常駐警備員との連絡調整及び受付業務の補助(常駐警備員が巡回せず常駐警備員以外の
警備員が巡回する場合。
)
(3)機械警備
警備機器の設置は、受託者が警備責任を果たし得る範囲とし、外部から侵入されやすい箇
所に警報機器を設置し警備を行うこと。
なお、少なくとも別記4の指定箇所及び指定警報機器を設置すること。
ア 時間
原則として、平日は 23 時から翌日の6時 30 分まで、休日は 19 時から翌日の6時 30 分
までとする。ただし火災警報は 24 時間監視とする。
イ
機械設備
委託者が設置する機器を除き、常駐及び巡回警備に必要な各種警備用機械器具は、受託
者の専有とする。
ウ
合同庁舎内の所要箇所に警報機器を設置し、警備時間中当該警報機器により感知される
異常の有無を基地局において自動的に受信記録する。(専用回線を使用)
エ
警備時間中に異常を受信したときは、常駐警備員に連絡するとともに、待機警備員を急
行させ常駐警備員とともに必要な措置を講ずること。
なお、受信時から 25 分以内に待機警備員を到着させることができる体制をとること。
オ 合同庁舎内に設置した警報機器の正常な機能を維持するため保守点検を行い、万一機能
に異常が生じたときは遅滞なく万全の処置を講ずること。
カ 警備機器の設置、撤去は受託者の負担により速やかに行うこととし、委託期間中機械警
備の空白期間を生じさせないこと。
また、撤去後の建物等の損傷部分は現状に復帰すること。
6
警備員
(1)警備員は、受託者の規定する制服、名札及び制帽を着用しなければならない。
(2)受託者は、警備員を雇用するにあたっては、その全員について身上調査し、責任感が厚く
誠実で健康な者をあてるものとする。
(3)警備用の鍵は、勤務中の警備員の責任のもとに保管するものとする。
(4)受託者は、職務に従事する警備員がその職務遂行上にかかる傷害及び事故に対する保障を
行うものとする。
(5)受託者は、警備員に対し、入庁機関の所掌事務及び環境目標について教育する機会を設け
なければならない。
(6)警備員は、地球温暖化防止「長野県職員率先実行計画」に基づき、夜間及び閉庁日の電気
使用量及び水道使用量の削減に配慮しなければならない。
7 記録の報告
出入者等の監視、受付業務、巡回警備等の概要を所定の用紙に記入の上、警備時間終了後、
委託者に報告するものとする。ただし、土日曜、祝日等閉庁日が継続するときは当該継続する
日の翌日に報告するものとする。
8
その他
疑義が生じた場合は、その都度、委託者・受託者協議するものとする。
(別記1)
巡回時間及び場所
区分
巡回場所
1回目
2回目
開庁日
閉庁日
(別記2)
開閉時間及び場所
区分
開閉場所
開錠時間
施錠時間
開庁日
閉庁日
(別記3)
(任意)
(別記4)
(任意)
(別紙1)
タイムスケジュール表
○巡回時間
回数
平日
休日
第1回
19:00
11:00
第2回
21:00
19:00
第3回
23:00
6:30
第4回
6:30
-
○出入口等開閉時間
平日
17:00
19:00
21:00
23:00
6:30
■
●
常駐警備(1名)
東側玄関
巡回警備(1名)
庁
舎
出
入
口
南側玄関
■
●
北側玄関
■
●
保健所
■
●
食堂
■
●
2階講堂
■
●
外階段
■
北側車路
車
南側車路
庫
大型車庫
■
駐 北側駐車場
車 東側出入口
場 南側出入口
●
■
●
■
●
■
■
●
■
●
機械警備
休日
8:30
11:00
19:00
6:30
■
●
常駐警備(1名)
東側玄関
巡回警備(1名)
機械警備
■…施錠(閉鎖)
(注)
●…開錠(開放)
1 緊急時については、この限りではない。
2 その他必要が生じた場合の開閉は、職員が行うものとする。
8:30
8:30
(別紙2)
道路防災施設及び拾ケ堰施設、降雨予測施設の監視業務仕様書
松本建設事務所・奈良井川改良事務所
Ⅰ
道路防災施設について
1 趣 旨
国道158号及び同国道から分岐する県管理道路は、山岳道路で崩落等の危険性を有して
おり、また道路構造も屈曲部やトンネルが多いなど交通の難所となっている。このため、大
雨等の異常気象時には、崩落や落石等の危険から交通車両を守ることが道路管理者に求めら
れており、事前規制等の措置を円滑に進めるため、関係道路に道路防災システムを設置した。
このシステムは、24時間自動制御で稼動しており、松本合同庁舎内に設置されている監
視制御盤において監視及び制御ができるようになっている。勤務時間内及び大雨等の異常気
象時には、職員がその職務に従事するが、職員が不在となるそれ以外の時間帯をカバーする
ため、その監視等の業務をこの仕様書により、松本合同庁舎警備受託者に委託するものとす
る。
2 道路防災施設の監視及び通報業務等の処理は次のとおりとする。
(1)監視制御盤の設置場所と委託業務の形態
ア
監視制御盤の設置場所
松本建設事務所防災システム管理室(県松本合同庁舎4階)
イ
委託業務の形態
(ア)定時
監視体制
監視(巡視)
時間
06:30ごろ巡回
巡視
平日
19:00
〃
21:00
〃
23:00
〃
06:30ごろ巡回
巡視
休日
11:00
〃
19:00
〃
(イ)随時
雨量による道路情報板の自動表示及びトンネル事故発生並びに巾上・朝日街道の排
水機場ポンプに異常が発生した場合は、警報器が鳴るので、防災システム管理室にお
いて、3に定める手順に従い、監視制御盤の操作及び指定職員への通報業務等を行う
ものとする。
3
監視制御盤の操作方法等
(1)警報器が鳴る状態
雨量の情報(大雨通行注意・大雨通行止)やトンネル内の情報(トンネル内事故発生)
が道路情報板に自動表示された場合及び防災システムや巾上・朝日街道の排水機場のポン
プに故障が発生した場合は、警報器(警備員詰所、防災システム菅理室、松本建設事務所
事務室の3ヶ所に設置)が鳴るようにセットされている。
(2)警報音の停止操作
警報器が鳴った場合は、警備員詰所及び4階防災システム管理室の監視制御盤の警報停
止キーを押し、警報音を停止させる。
(3)監視制御盤の警報表示内容確認と通報(電話連絡)業務
操作卓のモニターに警報ブザー情報が自動表示されるので、警報の内容を確認し、指定
職員に通報する。
4
県管理に係る道路・河川等に関する情報提供等
一般通行者からの道路、河川に関する情報等の照会に対しては、確認できている範囲で情
報の提供を行うものとする。
但し、緊急性を要するもので処理できないものは、その内容を指定職員に通報すること。
5
災害発生時の処置
県管理及び市町村管理の道路・河川について、決壊、崩落等の災害が発生した通報があっ
た場合には、
「発生日時・発生場所(路線名・河川名)
・災害状況・通報者の氏名・電話番号」
を確認のうえ、速やかに指定職員に通報するものとする。
6
その他
この要領に定めのない事態が生じた場合は、指定職員に連絡し、指示を受けるものとする。
Ⅲ
奈良井川「拾ヶ堰」施設について
監視業務の委託内容
奈良井川の洪水時において、流入量が増して危険となり拾ヶ堰のゲート操作が必要となる場
合及び機器の故障等が発生した場合は、松本合同庁舎1階警備員詰所に設置されている警報器
のランプが点灯して、警報音が鳴るようセットされている。
職員の勤務時間外において、この警報器が作動した場合は、4階の奈良井川改良事務所事務
室内に設置されている「ブザー停止ボタン」を押して警報音を停止させるとともに、
「モニター
画面」に表示された内容を、同事務所が指定する職員に速やかに通報(電話連絡)するものと
する。
(別紙3)
安曇野建設事務所への気象情報連絡について
1
内 容
勤務時間外に、下記2に関する気象情報が発令された場合、安曇野建設事務所が指定する職
員に通報をするものとする、
2
連絡対象気象情報
(1)大雨注意報・警報の発令
(2)洪水注意報・警報の発令
(3)大雪注意報・警報の発令
(4)震度4以上の地震の発生
3 連絡日及び対象時間
(1)土曜日・日曜日・祝祭日
( 0:00~24:00)
(2)年末年始(12月29日~1月3日) ( 0:00~24:00)
(3)平日
(17:15~翌8:30)
なお、勤務時間中(平日の8:30~17:15)に注意報又は警報が発令済みの場合は、
連絡を要しない。
4
気象情報発令区域、依頼合同庁舎
気象情報発令区域
安曇野市
5
合同庁舎
松本合同庁舎
連絡方法
(1)警備員から安曇野建設事務所の第一順位の当番職員へ、直接電話により連絡するものとす
る。
(2)連絡は必ず本人へすることとし、不在の場合は家族への伝言とせず、次順位の職員へ連絡
するものとする。
(3) 最終順位の職員まで連絡が取れない場合は、維持管理課管理係長へ連絡をするものとする。
(4)通報内容例は、
「○○時○○分に、安曇野市に大雨・洪水・大雪注意報(警報)が発令され
ましたので水防・除雪体制をお願いします。
」とする。
(5)解除の連絡は不要とする