1 「介護保険サービスの人員、設備等に関する基準を定める条例

「介護保険サービスの人員、設備等に関する基準を定める条例等の制定及び一部改正(案)」
に係るパブリックコメント手続で提出された意見の概要と市の考え方
「介護保険サービスの人員、設備等に関する基準を定める条例等の制定及び一部改正(案)」に対する貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございま
した。いただいたご意見の概要と市の考え方を取りまとめましたので公表します。
なお、ご意見の一部については、趣旨を損なわない範囲で要約又は集約して掲載させていただきましたので、ご了承ください。
千葉市保健福祉局高齢障害部介護保険課
№
区分
意見の概要
市の考え方
全ての介護サービス事業について、一
現行の条例及び厚生労働省令において、すでに「完結の日から2年間」の
律に完結の日から5年間保存しなけ
保存義務が課されており、現に保存している書類の保存期間が3年間延長さ
修
正
ればならないこととすると、新たに書 れるだけですので、新たに書類の整理を行うなど、事業者が追加的に行う作
1
記録の保存期間
類整理をしなければならず、居宅介護 業は、ほとんどないと考えております。
支援であればともかく、居宅サービス
また、本改正の趣旨は、記録の保存期間について、不適正な介護報酬の返
系事業においては、ファイルばかりが
還請求権の消滅時効に合わせて 5 年間とするものであり、介護サービスごと
なし
増えてしまい、事業者の負担が大きく に、保存する記録の量を考慮して保存期間を変えることとすると、改正の目
なる。
2
記録の保存期間
電子媒体での保存を可能とするとの
介護事業者の多くは、記録の保管スペースが不足しているため、新たに保
ことだが、スキャナー等を購入する必
管スペースを確保することは困難であることに配慮し、物理的なスペースが
要があるため、必ずしも負担軽減にな
不要な電子での保存を認めることにより、事業者の負担を軽減できると考え
るとはいえないと思う。
ております。
提案理由を読むと、利用者に関わる全
ての書類を 5 年間保存する必要はな
3
記録の保存期間
的が果たせないと考えております。
いと思う。2 年を超えて保存する書類
を必要最小限に留め、その種類を明示
していただけないか。
なし
本改正の趣旨から、介護報酬請求に係る記録の保存期間のみを「5年間」
に延長するということも考えられます。しかしながら、その場合には、記録
の種類ごとに保存期間が異なることとなり、記録の保存方法が複雑になるた
め、①対象となる記録の選別など、却って事業者の負担が増えること、②保
存期限が経過していない記録を誤って廃棄してしまうおそれがあることか
ら、記録の種類ごとに取扱いを変えることは考えておりません。
1
なし
返還請求権は、5年で時効となるた
め、サービスを長期間継続している人
の5年以上前の記録を保管している
4
記録の保存期間
ことに意味があるとは思えない。
よって、契約書については完結の日か
ら5年間ということにし、その他の請
求関係資料については、5 年間とする
というのが妥当だと考える。
5
現行では、記録の保存期間の起算日について、利用者との「契約終了日」
を起算日として取り扱っておりますが、介護報酬請求に係る記録の保存期間
の起算日についてのみ、
「介護報酬を受領した日」等に変更することも考えら
れます。しかしながら、その場合には、記録の種類ごとに起算日が異なるこ
ととなり、記録の保存方法が複雑になるため、①対象となる記録の選別など、
却って事業者の負担が増えること、②保存期限が経過していない記録を誤っ
て廃棄してしまうおそれがあることから、記録の種類ごとに取り扱いを変え
ることは考えておりません。
なお、契約書については、条例で保存期間を定める予定はありません。
認知症サポーター養成講座のキャラ
養介護施設従事者等(施設職員や介護職員)に対しては、新任職員や指
バンメイト研修や DVD の貸し出し
導的立場にある職員など目的に合わせた高齢者権利擁護・身体拘束廃止研
虐待防止研修
があるように、虐待に関しても講師用 修を平成27年度より実施する予定としております。
の実施
研修や効果的な DVD 貸し出し等を
してほしい。
なし
なお、市では高齢者虐待に関してのDVDの貸し出し等はしておりませ
んので、今後の課題とさせていただきます。
2
なし