資料3-1 空港整備事業 事後評価結果準備書 1 稚内空港就航率改善事業 平成 26 年度 北海道開発局 東京航空局 事後評価 航空 【 空港整備事業 平成 年度 26 】 事業名(箇所名) 就航率改善事業 (稚内空港) 実施箇所 北海道稚内市 該当基準 事業完了後5年が経過した事業 滑走路延伸200m×45m(2000m→2200m)等 主な事業の諸元 事業期間 総事業費(億円) 目的・必要性 事業 北海道開発局 主体 東京航空局 事業採択 平成19年度 完了 平成21年度 採択時 22 完了時 23 稚内空港では、冬季の厳しい気象条件の影響により定期便の就航率が低下していることから、利用者は、非 常に時間のかかる他の交通機関を利用せざるを得ない場合がある状況となっている。このような気象条件に 対応し、より安定した運航を可能とすることを目的としている。 ①投資額(事業費):地盤改良の減、照明・無線機材更新の見直し等により18百万円の増となった。 ②整備期間:変更なし 費用対効果分析の ③就航機材:東京路線の就航機種は、新規採択時ではB767とA320が主要だったが、平成21年度から平成25 算定基礎となった要 年度ではB767とB737が主要となっている。 ④旅客数:新規採択時では、平成17年度の旅客数が以後継続すると推計したが、事後評価では、事業を供用 因の変化 開始した平成21年度からの実績値と東京国際空港の需要予測結果に基づいて、旅客数を推計した。 事業全体の投資効 率性 事業の効果の発現 状況 基準年度 平成 26 年度 全体B/C 1.2 B-C 4.9 EIRR(%) 5.0 B:総便益(億円) 35 C:総費用(億円) 30 本事業による制限値の緩和によって、供用開始から平成25年度末までに合計47便が欠航を回避している。 欠航便の救済によって、事業未実施(Without)の場合と比較して東京路線の就航率が平均2.26%向上してい る。 ・到着予定便のダイバート回避 ・到着予定便の欠航回避 ・出発予定便の欠航回避 ・欠航便の救済により、観光業界やその関連業界に対して、旅客のキャンセルに伴う宿泊先や飲食店の仕 入れ損失・空室損失、欠航に伴う航空会社窓口業務の残業、2次交通機関の利用者減少が回避されてい る。 ・欠航便の救済により、首都圏への生鮮品等の輸送機会の損失が回避されている。 ・稚内市内の冬季観光イベントの入込客数増加、冬季観光ツアーにおける稚内空港の利用が見られ、地域 の観光事業の通年化が実現されている。 事業実施による環境 特になし の変化 今後の事後評価の 必要性 新規事業採択時は東京便で年間133千人の利用客が継続する需要であったが、現状(平成25年度)では118 千人になっている。これは、平成20年のリーマンショックによって全国的に航空需要が大幅に減少したことが要 因と考えられるが、平成21年度以降は回復傾向にある。今後の羽田空港の需要予測では微減傾向と推計さ れている。 本事業の実施により、欠航便の救済効果が発現されていることを確認しており、今後も継続的に効果が発揮さ れることから、今後の事後評価の必要性はない。 改善措置の必要性 本事業の実施より欠航便の救済効果が発現され、環境等への重大な影響も見られないことから、改善措置の 必要性はない。なお、今後も利用状況の把握に努めてまいります。 社会経済情勢等の 変化 同種事業の計画・調 見直しの必要性はありません。 査のあり方や事業評 価手法の見直しの必 要性 対応なし 対応方針 充分な投資効果があると判断されたため。 対応方針理由 その他
© Copyright 2024 ExpyDoc