平成２７年度指定湖沼水質保全計画策定推進事業委託仕様書１２目的児島湖は、昭和６０年１２月に湖沼水質保全特別措置法（昭和５９年法律第６１号）に基づく指定湖沼に指定され、昭和６２年に第１期の湖沼水質保全計画（以下「計画」という。）を策定し、以降、５年毎に計画を策定している。第６期の計画が平成２７年度をもって完了することから岡山県では児島湖の更なる水質保全を進めるため、次期計画策定等に係る業務に着手する。第７期計画を推進するため汚濁負荷発生機構、流域水質の解析、将来水質の予測評価、効果的な水質浄化対策及び各種施策の推進と役割分担など幅広い観点から総合的に検討を行い、児島湖の実態に即した水質保全対策を取りまとめる。委託期間平成２７年４月１日～平成２８年３月３１日３委託事業の基本的事項（１）児島湖及び流域の現況解析 ①第６期計画の評価とまとめア児島湖の水質調査結果の集計、解析イ汚濁負荷量と水質の経年変化と評価ウ流入河川流量及び流入河川の水質調査結果の集計、解析エ気温、降水量等の気象データの集計及び水質調査結果との関係の検討オ内部生産機構の解析カ水田からの流出汚濁負荷量に関する原単位の再評価キ底泥からのりん溶出に関する考察ク流出対策地区（岡山市南区北七区）における現況のまとめ ②詳細については、技術提案に基づく。（２）水質シミュレーションの完成 ①児島湖の水質について、これまでの現況の再現と将来水質の予測が可能な水質シミュレーションモデルの完成 ②水質シミュレーションによる現況再現性の検証 ③詳細については、技術提案に基づく。（３）水質浄化対策の検討 ①湖内及び流入河川における水質浄化対策の検討 ②市街地、農地、山林等の面源負荷低減対策の検討 ③水質と湖辺植生や生態系の保全に関する検討 ④他湖沼における事例調査と解析 ⑤新しい水質指標の導入に係る検討 ⑥詳細については、技術提案に基づく。 - 1 - （４）将来水質の予測と第７期計画における水質浄化対策及び水質保全のために必要な措置のまとめ ①水質保全施策実施の有無に係る将来水質について、水質シミュレーションによる予測 ②長期ビジョンの再評価 ③第７期計画における水質浄化対策及び水質保全のために必要な措置のまとめ ④検討会報告書の作成 ⑤詳細については、技術提案に基づく。（５）児島湖に係る第７期湖沼水質保全計画策定検討会等に係る資料作成及び調整業務 ①児島湖に係る第７期湖沼水質保全計画定等検討会（以下「検討会」という。）ア県が選任する水質保全等の専門家及び行政関係者１３名程度の委員で構成する。イ専門家の委員は５名程度とし、県内及び隣接県の大学の教授等を委嘱する。ウ検討内容に応じて、随時関係者を招集することとする。エ開催頻度は、年３回の予定とするが、検討状況に応じ開催数を調整する。オ委託業務の内容・県との協議、打合せ、検討資料作成、議事録作成等・検討会での検討事項に関する検討会委員との連絡調整等 ②ワーキンググループ会議ア県、市町等の関係機関担当者レベルによる会議イ検討会と同時又は別途開催する。ウ委託する業務の内容は、検討会に準じる。（６）成果品の納入成果品として、第６期計画のまとめや検討会の開催資料など上記委託事業内容を編纂した報告書及び報告書の内容を電子ファイル化した記録媒体（ＣＤ－Ｒ等）を各１０部納入すること。４委託の条件受託者は、本業務の実施に当たって、次の条件を遵守しなければならない。（１）検討会及びワーキンググループ会議の開催について、資料作成に係る需用費、受託者旅費等は、委託料の額に含むものとする。（会議室の借上料、食料費、検討会委員への報償費及び旅費は含まない。）（２）検討会の検討状況により、検討会の開催回数の増等が生じた場合であっても、当初の契約金額内において対応すること。（３）委託業務を実施するに当たって、委託料により取得価格が３万円以上の機械、器具又は物品（以下「備品」という。）の使用が必要となる場合、当該備品の調達方法については、特段の事情がない限り、賃貸借契約（リース又はレンタル）により整備すること。（４）業務実施に当たっては次の事項に留意すること。 ①著作権法等関係する法令を遵守すること。 - 2 - ②岡山県の指示に従うこと。５委託に係る経費の上限６，４７６，９６３円以内（消費税を含む）６その他（１）応募に要する費用は、すべて応募者の負担とする。（２）採否にかかわらず県に提出された提案書、見積書等は返却しない。（３）業務実施に当たっては、役割分担・責任体制等を明確にするとともに、岡山県と業務委託者は相互に連絡を密にすること。７連絡先・書類提出先〒700-8570 岡山市北区内山下二丁目４番６号岡山県環境文化部環境管理課担当：中力ＴＥＬ：086-226-7301（ﾀﾞｲﾔﾙｲﾝ）ＦＡＸ:086-224-2147 - 3 -