平成26年度補正 「先端課題に対応したベンチャー事業化支援等事業(IT ベンチャー 等によるイノベーション促進のための人材育成・確保モデル事業) 」 公募要領 平成27年2月24日 経済産業省 商務情報政策局情報処理振興課 経済産業省では、平成26年度補正「先端課題に対応したベンチャー事業化支援等事業 (IT ベンチャー等によるイノベーション促進のための人材育成・確保モデル事業) 」を実施 する委託先を、以下の要領で広く募集する。 1.事業の目的 IT ベンチャーの起業及び成長の促進のためには、特に、人材育成環境等に着目した場 合には、IT の活用による新しいビジネスモデルの創出(IT 起業等)を志す人材を輩出す る取り組み、IT 起業等に参画する IT 人材の確保、革新的 IT ベンチャーを促進する人材 の育成が急務である。 IT 人材の確保については、国内の IT 人材不足が報じられており、海外でも優秀な IT 人材の獲得競争が行われている状況の中、我が国では今後全体的な労働人口の減少が予測 されており、このまま IT 人材不足が継続した場合には我が国における革新的 IT ベンチャ ーの起業及び成長の妨げになりかねない。 このため、大学等と連携した IT 起業家等の人材育成体制の整備、IT 人材の確保方策の 検討等を行い、革新的 IT ベンチャー促進のための IT 人材育成・確保の環境整備を図る。 2.事業の内容 (1)大学等における IT 起業家等の人材育成 IT 起業等を目指す人材(IT 起業家等)を育成する取組みの拡大促進等のために、大学 等と連携した IT 起業家等教育のモデルカリキュラム策定、試行評価等を行う。 (2)今後の IT 人材需給推計モデル構築等 革新的 IT ベンチャーの成長のためには優秀な IT 人材の確保が欠かせないが、国内 IT 人材不足、海外との優秀な IT 人材の獲得競争、今後の全体的な労働人口の減少等による IT 人材不足の継続により、我が国における革新的 IT ベンチャーの起業及び成長の妨げに なりかねない。この状況を継続的に把握するため、今後の IT 人材育成の指標となり得る IT 人材需給推計モデルを構築する。また、現状課題を踏まえて、改善に向けた人材育成・ 確保体制を提案する。 (3)革新的 IT ベンチャー促進のための関連人材のスキルモデル研究 革新的 IT ベンチャー促進のために、以下の①、②の関連人材のスキルモデル研究を行 う。 ①IT 起業等を促進するデータ活用人材のスキル指標検討 ②IT ベンチャー企業の調達を促進する政府等 IT 人材のスキル指標検討 (4)事業報告書の作成 上記の(1)から(3)について、事業報告書を作成する。 -1- 3.事業実施期間 事業実施期間は、契約締結日~平成27年3月31日とする。 4.応募資格 申請書の提出者は、以下の要件を全て満たす法人(複数の法人によるコンソーシア ムを含む)とする。応募資格及び要件を満たさない者からの申請書は受理しない。 (1)日本に拠点を有していること。 (2)本事業を的確に遂行する組織、人員等を有していること。 (3)本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ資金等について十分 な管理能力を有していること。 (4)複数の法人によるコンソーシアムでの申請の場合、構成企業等間の責任と役割が 明確化されていること。 (5)予算決算及び会計令第70条及び第71条の規定に該当しないものであること。 (6)経済産業省所管補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等措置要領(平成1 5・01・29会課第1号)別表第一及び第二の各号第一欄に掲げる措置要件のい ずれにも該当しないこと。 5.契約の要件 (1)契約形態 委託契約(概算契約)とする。 (2)採択件数 1件を想定。採択にあたっては、提案事業の内容を審査の上決定する。 (3)予算規模 委託費は税込7,800万円を上限とする。 (4)成果物の納入 ○調査報告書電子媒体(CD-R) 1式 ・調査報告書、委託調査報告書公表用書誌情報(様式1※1)、二次利用未承 諾リスト(様式2※2)、事業内で開発したアプリケーション(本事業で開 発を行った範囲とし、開発事業者が事業開始前から保有していたソースコー ド等は対象外とする)を納入すること。 ・調査報告書は、PDF形式以外にも、機械判読可能な形式※3のファイルも 納入すること。なお、様式1及び様式2は Excel 形式とする。 ○調査報告書電子媒体(CD-R) 2式(公表用) ・調査報告書及び様式2(該当がある場合のみ)を一つのPDFファイル(透 明テキスト付)に統合したものを納入すること。 ・セキュリティ等の観点から、経済産業省と協議の上、非公開とするべき部分 については、マスキングを実施するなどの適切な処置を講ずること。 ・調査報告書は、オープンデータ(二次利用可能な状態)として公開されるこ とを前提とし、経済産業省以外の第三者の知的財産権が関与する内容を報告 -2- 書に盛り込む場合は、①事前に当該権利保有者の了承を得、②報告書内に出 典を明記し、③当該権利保有者に二次利用の了承を得ること。二次利用の了 承を得ることが困難な場合等は、下記の様式2に当該箇所を記述し、提出す ること。 ※調査報告書電子媒体の具体的な作成方法の確認及び様式1・様式2のダウンロ ードは、下記 URL から行うこと。 http://www.meti.go.jp/topic/data/e90622aj.html ※1 委託調査報告書公表用書誌情報(様式1) 本事業の報告書のオープンデータとしての公表に際し、データとしての検索 性を高めるため、当該データの属性情報に関するデータを作成すること。 ※2 二次利用未承諾リスト(様式2) 二次利用の了承を得ることが困難な場合又は了承を得ることが報告書の内容 に大きな悪影響を与える場合は、報告書の当該箇所に出典等を明示し、知的 財産権の所在を明らかにした上で、当該データを様式2に記載すること(知 的財産権の所在が不明なものも含む)。 ※3 機械判読可能な形式 コンピュータプログラムがデータ構造を識別し、データを処理(加工、編集 等)できること。例えば HTML,txt,csv,xhtml,epub,gml,kml,png 等のほか、 Word,Excel,Powerpoint 等のデータが該当する(スキャンデータのようなも のは該当しない)。 なお、IT 人材需給推計モデル等の構築にあたり、プログラムを作成した場合は、 Windows7上で実行可能なファイルも電子媒体に格納すること。 (5)委託金の支払時期 委託金の支払いは、原則として、事業終了後の精算払とする。 (6)支払額の確定方法: 事業終了後、事業者より提出される実績報告書に基づき、支払額を確定する。 支払額は、契約金額の範囲内であって実際に支出を要したと認められる費用の合 計とする。このため、全ての支出には、その収支を明らかにした帳簿類及び領収書 等の証拠書類が必要となる。また、支出額及び内容についても厳格に審査し、これ を満たさない経費については、支払額の対象外となる可能性もある。 6.応募手続 (1)募集期間 公募開始日: 平成27年2月24日(火) 公募締切日: 平成27年3月17日(火)17:00必着 (2)説明会の開催 開催日時 : 平成27年3月2日(月)15:00~ 開催場所 : 経済産業省 本館3階西1右 商務情報政策局第2会議室 -3- 公募説明会への参加を希望する者は、平成27年2月27日(金)12:00まで に電子メールにて連絡のこと。 電子メールアドレス:26hosei-it☆meti.go.jp (☆を@に変更してください。 ) 件名(題名)を必ず「【説明会出席登録】IT ベンチャー等によるイノベーション促 進のための人材育成・確保モデル事業」とし、 「所属組織名」 「出席者の氏名(ふりが な)」 「所属(部署名) 」 「電話番号」 「FAX番号」 「電子メールアドレス」を明記する こと。なお、一の所属組織から複数名出席することも可とすることを予定しているが、 会場の関係で出席者数を制限する場合もある。 (3)応募書類 ①以下の書類を一つの封筒に入れること。封筒の宛名面には「IT ベンチャー等によ るイノベーション促進のための人材育成・確保モデル事業 申請書」と朱書きで明 記すること。 ・公募申請書(様式1)<正本1部、副本(写し)5部> ・事業提案書(様式2及び別紙の「支出計画」)<紙媒体6部及び電子媒体(CD -ROM)1式>(財務諸表について、創業から間もない法人の場合は創業後のも ので可) ・申請受理票(様式3)<1部> ・会社概要(様式4)<1部> ・返信用封筒(定形・切手貼付)<1部> ②提出された応募書類は本事業の採択に関する審査以外の目的には使用しない。 なお、応募書類は返却しない。機密保持には十分配慮するが、採択された場合には、 「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」(平成11年5月14日法律第4 2号)に基づき、不開示情報(個人情報、法人の正当な利益を害する情報等)を除 いて、情報公開の対象となる。 ③応募書類等の作成費は経費に含まれない。また、選定の結果を問わず、企画提案書 の作成費用は支給されない。 ④事業提案書に記載する内容については、今後の契約の基本方針となるので、予算額 内で実現が確約されることのみ表明すること。なお、採択後であっても、申請者の 都合により記載された内容に大幅な変更があった場合には、不採択となることがあ る。 (4)応募書類の提出先 応募書類は、郵送・宅配便又は持参により、経済産業省商務情報政策局情報処理振 興課宛に提出すること。 (提出先は11.を参照のこと) ※FAX及び電子メールによる提出は受け付けない。 ※締切を過ぎての提出は受け付けない。郵送・宅配便の場合、配達の都合で締切 までに届かない場合もあるため、期限に余裕をもって送付すること。 -4- 7.提出書類作成上の留意点 提出書類には、以下の事項を明確に盛り込むこと。また、8. (1)や別添の「審 査基準」も参照のこと。 ① 大学等における IT 起業家等の教育モデルカリキュラム策定・試行評価(協力大学、 関係者、有識者等の体制構築手順やその合理性等が具体的に想定されているか等) ② 今後の IT 人材需給推計モデルの構築及び人材育成・確保体制の検討手順(具体的 な推計方法の想定等) ③ 革新的 IT ベンチャー促進のための関連人材のスキルモデル策定手順(スキル指標 の具体的な検討方法等) ④ 提案事業を効果的・確実に実施できることがわかる、具体的なスケジュール、実 施スキーム(コンソーシアムによる申請の場合は、構成企業等間の責任や役割含 む)や取組方法 ⑤ 事業実施者の財務状況、経理処理能力に関する資料 ⑥ 過去に実施した大学教育、起業家教育、IT 人材需給動向(調査や実証等を含む)、 スキル指標に係る事業実績及びその成果 ⑦ 事業の再委託を行う場合は、想定する再委託先、再委託金額及び業務範囲も盛り 込むこと。 8.審査・採択について (1)審査方法 委託先の選定は、提出のあった事業提案書及び添付資料を基に、外部の有識者で構 成される委員会で別添の「審査基準」に照らして審査を行い決定する。なお、審査に 当たっては、必要に応じて別途ヒアリングの実施や追加資料の提出等を求めることも ある。 (2)採択結果の決定及び通知について 採択した申請者については、経済産業省のホームページで公表するとともに、当 該申請者に対してその旨を通知する。 9.契約について (1)委託契約 採択された申請者は、契約書作成に当たっての条件の協議が整い次第、経済産業 省と委託契約を締結し、その後、事業開始となる。なお、採択決定後から委託契約 締結までの間に、経済産業省との協議を経て、事業内容・構成、事業規模、金額な どに変更が生じる可能性がある。また、契約条件が合致しない場合には、委託契約 の締結ができない場合もある。 なお、契約締結後、受託者に対し、事業実施に必要な情報等を提供することがあ るが、情報の内容によっては、守秘義務の遵守を課すことがある。 (2)中間検査・確定検査等 委託契約期間中又は契約期間後において、委託金額の適切な確定にあたり、中間 -5- 検査及び確定検査を実施する。 原則として、委託対象経費や帳簿類の確認が出来ない場合については、当該経費 は委託対象外となる。また、委託契約期間終了後、会計検査院が実地検査に入る ことがある。 (3)不正行為、不正使用等への対応 採択後・委託契約後であっても、虚偽の申請であった場合や、財政法その他の法 令規則、条例、経済産業省の定める委託管理等に照らして不正があった場合などは、 採択や委託契約を取り消す場合がある。 10.経費の計上 (1)経費の区分 本事業の対象とする経費は、事業の遂行に直接必要な経費及び事業成果の取りま とめに必要な経費であり、具体的には以下のとおり。 経費項目 Ⅰ.人件費 内容 事業に直接従事する者の直接作業時間に対する人件費 Ⅱ.事業費 旅費 事業従事者に対する事業を行うために必要な交通費、日当、宿泊 費 会場費 事業(会議、講演会、シンポジウム)を行うために必要な会場借 料及び茶菓料(お茶代)等 謝金 事業を行うために必要な謝金(委員謝金等) 設備費 事業を行うために必要な機械装置及び工具器具備品等の購入、製 造、借用、修繕又は据付けに必要な経費 備品費 事業を行うために必要な物品(ただし、1年以上継続して使用で きるもの)の購入、製造に必要な経費 (借料及び損料) 事業を行うために必要な機械器具等のリース・レンタルに要する 経費 物品購入費 事業を行うために直接必要な物品(当該事業のみで使用されるこ とが特定・確認できるもの。原材料及び消耗品費等(諸経費の中 の一般管理費で購入するものを除く。))の購入に要する経費 外注費 事業を行うために必要な経費の中で、事業者が直接実施すること が出来ないもの又は適当でないもの(機械装置又は工具器具部品 等の設計、製造、改造、修繕又は据付け、試料の製造、分析鑑定 等)の外注に要する経費 ※ただし、軽微な再委託(①50万円未満の再委託・外注、②印刷費、会場借 料(会場提供者からの付帯設備を含む。)、翻訳費その他これに類するもの) -6- については、この項目には計上せず他の適当な項目に計上すること。 印刷製本費 事業で使用するパンフレット・リーフレット、事業成果報告書等 の印刷製本に関する経費 補助職員人件費 事業に直接従事する補助職員(アルバイト等)に係る経費 その他諸経費 事業を行うために必要な文献購入費、法定検査、検定料、特許出 願関連費用等に係る経費 Ⅲ.再委託費 事業を行うために必要な経費の中で、事業者が直接実施すること が出来ないもの又は適当でないもの(調査、工作物の作成、組立 等及び大学、高等専門学校、独立行政法人化した研究所、公設試 験研究機関等からの技術指導費等)の一部を委託するのに必要な 経費 ※ただし、軽微な再委託(①50万円未満の再委託・外注、②印刷費、会場借 料(会場提供者からの付帯設備を含む。)、翻訳費その他これに類するもの) については、この項目には計上せず他の適当な項目に計上すること。 Ⅳ.一般管理費 事業を行うために必要な経費の中で、エビデンスによる照合が困 難な経費(当該事業とその他の事業との切り分けが困難なもの) について、契約締結時において一定割合支払を認められる間接経 費。 具体的には、当該事業を行うために必要な家賃、水道光熱料、コ ンピュータ使用料、回線使用料、文房具などの汎用的な消耗品等、 当該事業に要した経費として抽出・特定が困難な経費。 (これら にあっても事業の特定が可能なものは、事業費に計上すること。) Ⅴ.消費税及び地 委託契約に要した経費に課税される経費。 方消費税 ※上記Ⅰ.からⅣ.までの項目は、消費税及び地方消費税を除いた額で算定し、 その総額に消費税及び地方消費税の税率を乗じた額を計上。なお、免税業者の 場合は、仕入課税額を消費税及び地方消費税欄に計上。 (2)直接経費として計上できない経費 ・建物等施設、機械装置費等設備に関する経費 ・事業内容に照らして当然備えているべき機器・備品等(机、椅子、書棚等の什器類、事 務機器等) ・事業実施中に発生した事故・災害の処理のための経費 ・その他事業に関係ない経費 -7- 11.応募書類の提出先・問合せ先 経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課 担当:小池(明)、松崎 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 電話番号:03-3501-2646 電子メールアドレス:26hosei-it☆meti.go.jp (☆を@に変更してください。) ※ 問合せは、原則として電子メールのみとし、電話は受け付けない。電子メール の件名(題名)を「 【問合せ】IT ベンチャー等によるイノベーション促進のた めの人材育成・確保モデル事業」とし、 「所属組織名」 「出席者の氏名(ふりが な) 」「所属(部署名) 」「電話番号」「FAX番号」「電子メールアドレス」 「問 合せ内容」を明記すること。 以上 -8-
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