豊かで良質な水の供給源である森林の重要性と森林整備に対する県民の関心と理解を深 めるために、水源林として特に重要な森林を「ながさき水源の森」として認定公表し、次の世代 へ引き継ぐこととしました。 ■認定状況 第1期認定として平成8年度から平成13年度の6年間に119箇所(22,570ha)、第2期認定として平成20 年度から平成22年度の3年間に17箇所(5,554ha)(追加認定を含む)、合わせて136箇所(28,124ha)を認 定しました。 下流域に貯水ダムがある場合は、ダムの有効貯水量と森林が持つ保水容量はほぼ同程度といわれ ています。ダムは堆砂や水質悪化あるいは老朽化の問題があり、環境保全上問題となっていますが、 森林は環境と調和しており、永続的に維持できるものです。 今後とも水資源の有効利用のために森林の保全が必要です。 「ながさき水源の森」認定状況(H.26年3月末現在) 地 第1期認定 域 地区数 第2期認定 面 積 地区数 合 計 面 積 地区数 面 積 (単位:ha,%) 長崎県の 水源の森の 森林面積 占める割合 県南部 38 9,174 3 651 41 9,825 66,664 14.7 県北部 31 4,554 5 1,202 36 5,756 42,999 13.4 島原半島 22 3,032 1 489 23 3,521 19,836 17.8 五 島 11 1,801 1 208 12 2,009 44,285 4.5 壱 岐 4 155 5 1,648 9 1,803 4,837 37.3 対 13 3,854 2 1,356 15 5,210 63,255 8.2 119 22,570 17 5,554 136 28,124 241,876 11.6 馬 計 ※第2期認定は追加認定を含む。 対馬市雉鳴水源の森 そのうち ながさき水源の森 28,124ha(11.6%) ■選定の基準 次のいずれかに該当する森林(一部抜粋) (1)簡易水道原水、上水道原水、農業用水等の取水源等として利用 されている水源と一体となった周辺の森林 (2)水源と一体となって快適な環境を形成し、レクリエーション、教育 の場等となっている森林又は良好な農水産業の生産環境を形成し ている森林 (3)水源かん養機能を維持・向上させるため、森林の保全・整備が実 施されている森林 (4)森林と水源とがすぐれた環境を形成し、歴史上又は文化上価値 の高いものであること等の評価すべき特徴を有する森林 長崎県の森林面積 241,876ha (H.25.3月末現在) 図1 森林面積に占める割合 委員会の開催風景 ■選定の方法 市町長から推薦のあった地区を「ながさき水源の 森」選定委員会で選定し、知事が認定しました。 認定申請 (申請書作成) 市町長 認定推薦 (一覧表作成) 振興局 長 知 意見聴取 事 意見報告 選 定 委員会 認定証交付 知 事 市町長 森林管
© Copyright 2024 ExpyDoc