中央図書館改築検討会状況報告について

中央図書館改築検討会状況報告について
Ⅰ
経緯
板橋区は11館の区立図書館があり、板橋区立中央図書館は、その中心館として昭和4
5年に開館しました。建築後40年以上が経過し、施設の老朽化やバリアフリー面での問
題など、施設改築の必要性が指摘されています。
「いたばし未来創造プラン」では、「図書館の改築」という事業項目を設け、中央図書
館機能のあり方を検討したうえで、施設の方向性を定めることを計画しました。昨年 5 月
には「今後の中央図書館の施設等検討会」を設置し、今後の改築を見据え、施設規模の検
証、図書館の改築場所の検討を行ってきました。
今回公表する報告書(案)では、現在地で改築した場合の制約や移転改築した場合、ど
ういった図書館の建設が可能であるかをまとめています。
今後、意見をいただいて最終的な改築場所を定め、中央図書館の基本構想を策定してい
きます。
Ⅱ
検討内容
図書館の改築は以下の2つの方法が考えられます。
① 中央図書館機能を他館に移設し、現在地で地域図書館として整備する
② 中央図書館として、移転改築により整備する
検討会では、①の方法は、従来型の地域図書館の整備にとどまり、多様化する区民ニ
ーズや新たな読書媒体などへの対応など、新サービスに十分応えることはできず、遅滞
なく図書館行政を推進するには、②の方法により、中央図書館を移転して改築すること
が望ましいとの検討結果に至りました。
移転先は区立図書館の全体の配置バランスおよび延床面積が 5,000 ㎡以上確保できる
ことから、平和公園が妥当であると判断しました。
Ⅲ
改築の進め方
平成 27 年度に改築検討会を設置し、将来を見据えた図書館サービスを検討するなか、
基本構想を策定し、基本設計に反映させます。検討会は有識者を含めて構成し、並行して
図書館懇談会を開催することで、利用者や近隣住民への情報提供や意見集約に努め、平成
28年度からの板橋区次期基本計画に中央図書館の改築を計画化します。
Ⅳ
今後のスケジュール
平和公園を候補地とした移転改築案を示し、区民に意見を募り最終的な方向性を定め
ていきます。
3 月 1 日~20 日 検討結果についての意見募集(パブリックコメント)
5 月上旬
募集した意見に対する区の考え方を公表