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千葉市農業委員会だより
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がんばる農 家∼ご紹介∼ 若葉区野呂町在住 西郡 喜仁さん
このコーナーでは、地域でがんばっておられる農家の方をご紹介して います 。
今回は、梨栽培を営んでいる若葉区野呂町在住の西郡喜仁さんを訪ね ました 。
西郡さんは、梨栽培を中心に営むほか、稲作も行なって
います。梨栽培の主な品目は、
「幸水」や「豊水」
。そして、
10月頃に旬を迎える「新高」です。もともとは、兼業農
家で落花生などを作っていたお父様がふと始めたのが梨栽
培でした。やがて栽培に人手が必要となったため、会社員
であった喜仁さんが6年前に会社を退職し、どうせやるな
らと、実家の農業を継ぐと同時に梨園の規模拡充に取り組
まれたそうです。現在の経営規模は、梨栽培を5反5畝、稲作は1町3反で、家族ぐるみの
共同作業により農業経営を行なっています。梨園は自宅から少し離れたところにあり、観光
農園としてではなく直売所での販売が主体です。昔は、市場にも出荷していたそうですが、
今は、収穫した梨を直売所での販売でほとんど売り尽くしてしまうほど好評とのことです。
自慢できる味を引き出すために工夫している点を伺ったところ、
「たくさんの肥料を使用して
いること。通常は、熟す時期が遅くなることや形が崩れることから肥料はあまり使わない方
がいいそうだが、あえて肥料を多めに使用しているので、形は少々崩れるが、甘くておいし
いものができる。市場では、形が重要視されるが、直売所での販売は、おいしければ売れる
ので問題はない。
」と自信に満ちたコメントをいただきました。また、お父様の友人から購入
する「ぬか」を使うこともポイントだそうです。話を伺う中で、数々の経験から生み出した
おいしい梨作りを追及する姿勢を垣間見ることができました。梨の収穫が始まって3か月
間の繁忙期は、休みもとれず大変なご苦労があるようですが、
「梨作りは結構楽しいですよ。」
と語る、日に焼けた笑顔がとても印象的でした。
大変お忙しい中、貴重な体験談やお話を聞かせていただき、「梨」についてたくさんの知識を学ぶこと
ができました。味のよさを追求する梨栽培への情熱がひしひしと伝わってきました。ぜひ、これからもお
いしい梨を多くの消費者に届け続けていただきたいと思います。ご協力ありがとうございました。
編集後記
街路樹もすっかり葉を
落とし、ゆく秋の気配
に安ど感と一抹の寂し
さを感じる季節となり
ました。お変わりなく
お過ごしでしょうか?
これから寒さに向かう
時節柄、風邪などひか
ぬようお気をつけくだ
さい。
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