【参考】室蘭におけるモデル事業(カイゼン・インストラクター派遣事業) ○北海道経済産業局では、室蘭市、(一社)ものづくり改善ネットワークと連携して、平成26年11月から4回に わたり室蘭のものづくり企業2社に「カイゼン・インストラクター」を派遣し、現場指導を実施。 ○6名の異なる専門分野の企業OBが2チームに分かれ、企業とともに生産現場の課題に取り組みながら、現 場リーダーの育成や『稼ぐ力』の向上(競争力の強化)を目指している。 ※「カイゼン・インストラクター」とは 自社の固有技術だけでなく、他社の工場や異業種にも通用する「ものづくりの用語や概念、管理・改善方策」を学び、さらに、それら の概念や方策を、ものづくりの現場において「具体的な診断・立案・指導」に結びつけるための実習を行い、様々なものづくりの現場に おいて改善指導ができるスキルや経験を積んだ企業OB人材。 派遣事例1:(株)今野鉄工所 派遣事例2:(株)タカヤナギ (1)派遣期間、回数 ・平成26年11月~平成27年3月、計4回 (1)派遣期間、回数 ・平成26年12月~平成27年3月、計4回 (2)派遣した企業OB(カイゼン・インストラクター3名) (2)派遣した企業OB(カイゼン・インストラクター3名) ・自動車メーカーに勤務し、グループ統括として現場改善業務及び ・精密機械メーカーに勤務し、開発設計、品質保証業務のほか、 教育等に従事。 製造部門の人材育成に従事。 ・外資系精密フィルターメーカーに勤務し、工場長として管理実務、 ・パソコンメーカーに勤務し、開発設計、製造技術、品質保証業務 工場全体のマネジメント等に従事。 等に従事したのち、全工場の現場改善活動を指導。 ・カーエレクトロニクスメーカーで国内外の工場に勤務したのち、 ・計測制御機械メーカーに勤務し、研究開発、海外からの技術導入、 工場業務改善等のコンサルタントとしてものづくり企業を支援。 マーケティング等に従事。 (3)生産現場の課題 ・生産性の向上、現場リーダーの育成 (3)生産現場の課題 ・生産管理、工程管理を担う現場のマネージャークラスの育成 (4)現場指導の内容 ◆1回目(平成26年11月27日~28日) ・会社概要説明、現場視察、面談、 改善テーマの絞り込み。 ◆2回目(平成27年1月14日~15日) ・講義「良い流れづくりについて」、VSM(バリューストリーム・マップ)の作成。 ◆3回目(平成27年2月4日~5日) ・テーマ毎に改善内容の検討、改善の方向性の確認。 ◆4回目(平成27年3月4日を予定) ・改善提案の発表。 (4)現場指導の内容 ◆1回目(平成26年12月1日~2日) ・会社概要説明、現場視察、面談。 課題や要望の確認、改善項目の抽出。 ◆2回目(平成27年1月14日) ・業界動向等の説明、面談、課題設定。 ◆3回目(平成27年2月3日) ・課題への対応をもとに指導及び改善策の検討、次回の課題設定。 ◆4回目(平成27年3月4日を予定) ・改善提案の発表。
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