公正取引委員会競争政策研究センター客員研究員募集について平成２７年２月２３日公正取引委員会競争政策研究センター公正取引委員会競争政策研究センターでは，主任研究官や客員研究員等の外部の法学者及び経済学者と公正取引委員会職員との「三者協働」による共同研究を行い，独占禁止法の執行や競争政策の企画・立案・評価を行う上での理論的・実証的な基礎を強化するための活動を展開しています。公正取引委員会では，競争政策研究センターにおける研究を充実させていくために，競争政策に精通した有識者を競争政策研究センター客員研究員に委嘱しております。今般，平成２７年度の客員研究員を募集することとしましたので，委嘱を希望される方は，下記に基づき，御応募ください。記１．募集人数数名２．業務内容競争政策研究センター所長又は主任研究官が主催する共同研究に参画していただき，会議への出席，調査・研究，報告書の執筆等を行っていただきます。共同研究は，１年かけて行い，研究の成果として報告書を取りまとめていただきます（公正取引委員会競争政策研究センターにおいて，不定期（１～２ヶ月に１回程度）に共同研究に係る打合せ・報告等を行い，報告書を平成２８年５～６月頃に公表することを予定。）。このほか，公正取引委員会職員を対象に，産業組織論や公正取引委員会の実務に活用できる経済理論等に関する研修の講師を務めていただく場合がございます。なお，規定に従い謝金及び旅費を支給いたします。３．応募資格国内の大学等の研究機関において研究活動に従事し，産業組織論，独占禁止法等，競争政策に関する調査・研究について実績を有する者４．任期平成２７年４月 1 日～平成２８年３月３１日５．応募要領以下の提出書類を下記の応募先に郵送又は電子メールで送信してください。郵送の場合は，封筒の表に「客員研究員応募」と朱字で御記入ください。なお，応募書類は返却できませんのであらかじめ御了承ください。（１）提出書類ア履歴書（様式自由）１通イ発表論文，著作等の主要な研究業績（様式自由）１通ウ客員研究員に委嘱された場合に参画を希望する共同研究テーマ平成２７年度共同研究テーマ（案）である次の①から③までの中のいずれかに参加を希望する場合は，「参画を希望する共同研究テーマ名」及び「御自身の研究との関連性など参画を希望した理由」を 400 字程度で記載してください。 ①「独占禁止法違反行為の端緒探知ツールとしてのスクリーン手法に関する研究」諸外国の競争当局が端緒探知ツールとして活用しているスクリーン手法について文献調査するとともに，海外の競争当局におけるスクリーン手法の活用状況の実態を把握する。 ②「諸外国における競争法適用除外制度の動向及び同制度撤廃が市場に与える影響」ＥＵ，米国，豪州，韓国等の諸外国における競争法適用除外制度の成立経緯及び近年における同制度の改正・廃止等の状況を把握する。また，競争法適用除外制度について，その廃止が市場に対してどのような影響を与えるかにつき調査する。 ③「企業結合審査における輸入圧力等の評価に係る事後検証」企業結合審査において，輸入圧力や隣接市場からの競争圧力を考慮した事案について事後的に検証するとともに，輸入圧力や隣接市場からの競争圧力に係る考慮を行うに当たって踏まえるべき観点や採るべき手法等について事実関係を踏まえて検討する。上記テーマ以外の共同研究テーマを希望し，当該共同研究に参画を希望する場合は，「共同研究テーマ（注）の名称」及び「研究の目的・内容及び研究の意義（共同研究の成果が，独占禁止法の執行や競争政策の運営にどのような点で貢献できるのかについても記載してください。）」について，合計 800 字程度で記載してください。様式は問いません。（注）共同研究のテーマは，「三者協働」による共同研究となるために，法学と経済学の双方の観点から研究対象となるものが望ましいです。（２）応募締切り平成２７年３月６日（金）まで（必着）６．選考方法書類選考の後，必要に応じ，面接を行います。 ※ 書類選考合格者には，平成２７年３月３１日（火）までに電子メール等で個別に連絡いたします（３月３１日（火）までに当方から連絡がない場合には，不採用である旨御了承ください。）。７．応募先・問い合わせ先〒１００－８９８７東京都千代田区霞が関１－１－１中央合同庁舎第６号館Ｂ棟公正取引委員会競争政策研究センター事務局電話：０３－３５８１－１８４８（直通）〔担当新田，瀬戸口〕 E-mail：cprcsec－○－jftc.go.jp （迷惑メール等防止のため，アドレス中の「@」を「－○－」としております。メール送信の際には，「@」に置き換えて利用してください。） ※ 御不明な点は，上記担当者までお気軽にお問い合わせください。＜競争政策研究センターの紹介＞競争政策研究センター（所長：岡田羊祐一橋大学大学院経済学研究科教授）は，独占禁止法の運用や競争政策の企画・立案・評価を行う上での理論的・実証的な基礎を強化するため，外部の研究者や実務家の知的資源と公正取引委員会職員との機能的・持続的な協働のプラットフォームの整備を図るとの観点から，平成15年６月に発足しました。具体的には，法学者及び経済学者と公正取引委員会職員による共同研究の実施，共同研究の研究計画や成果等を報告・検討する場としてワークショップの開催，一般の方に共同研究の研究成果や昨今の競争政策に関する議論を紹介する場として公開セミナーの開催等の活動を行っています。