⼩売業界のこれからと注⽬銘柄 2015年2⽉ アナリスト 椎名則夫 2015/2/25 www.longine.jp 1 今⽇のテーマ 個⼈投資家と⼩売株 株式投資環境(消費環境)のおさらい 2015年前半のポイント 2015年後半のポイント 2015/2/25 www.longine.jp 2 個⼈投資家と⼩売株 ⼩売株の株価はディフェンシブではない 銘柄によるパフォーマンスに差が出る 個⼈投資家にとっての⼩売株 – ⾝近さ、わかりやすさ – キャピタルゲイン – 株主優待のお楽しみ しかし – 限られたパイを奪い合うゼロサムゲーム – 競争⼒についての深い洞察 2015/2/25 www.longine.jp 3 個⼈投資家と⼩売株 2012年12⽉末〜2015年1⽉末の株価騰落率 – 上位5銘柄、下位5銘柄 ビックカメラ 212% スタートトゥデイ 199% ドンキホーテホールディングス 172% 良品計画 171% セリア 148% TOPIX 65% エイチ・ツー・オー リテイリング 30% イオン 27% しまむら 25% コメリ 16% ユニーグループ・ホールディングス 2015/2/25 www.longine.jp 6% 4 2015年の⼩売株投資ー前半 2014年後半「⾬」⇒2015年前半は「薄⽇」 賃上げ期待(名⽬所得アップ)+ ⇒実質所得改善 物価上昇⼀服 2015年4⽉以降、既存店売上⾼の前年同⽉のハードルが 下がる 業績リバウンド期待 2015/2/25 www.longine.jp 5 2015年の⼩売株投資ー前半 図表1:家計調査における勤労者世帯の収⼊、⽀出と消費者物価動向 10.0 7.5 全国総合CPI %yoy 5.0 2.5 - ⼆⼈以上の世帯のうち -2.5 勤労者世帯 名⽬消費 -5.0 ⽀出 %yoy ⼆⼈以上の世帯のうち -7.5 勤労者世帯 名⽬実収 ⼊ %yoy 201509 201505 201501 201409 201405 201401 201309 201305 201301 201209 201205 201201 201109 201105 201101 201009 201005 201001 -10.0 出所:経済産業省及び総務省データをもとに筆者作成 出所:総務省データをもとに筆者作成 2015/2/25 www.longine.jp 6 2015年の⼩売株投資ー後半 2015年前半は「薄⽇」 ⇒ 2015年後半「⾬」? 賃上げ⼀服 + ⇒実質所得不安 物価上昇再燃(円安) 社会保障費上昇、次の消費税増税懸念 オンラインとの戦い続く 改めて⼩売勝ち組へ物⾊が戻る 2015/2/25 www.longine.jp 7 2015年の⼩売株投資ー後半 図表2:ドル円相場と消費者物価動向 30.0 5.0 25.0 2.5 20.0 全国総合CPI 15.0 %yoy 10.0 5.0 - - (右軸) -5.0 JPYUSD %yoy -10.0 を9ヶ⽉後に移動 -15.0 (右軸) 201509 201505 201501 201409 201405 201401 201309 201305 201301 201209 201205 201201 201109 201105 201101 201009 201005 201001 -2.5 JPYUSD %yoy 出所:経済産業省及び総務省データをもとに筆者作成 出所:総務省データをもとに筆者作成 2015/2/25 www.longine.jp 8 注⽬銘柄 ⻑期投資 – 円安基調、実質所得伸び悩みの中で勝てる⼩売 – 年前半の⼩売全体の改善は⼀過性。この間に有望株を仕込む。 おえるべきテーマ – 国内での成⻑余地 出店 インバウンド オンラインシフト – ⾼付加価値化 PB、製造⼩売り – コスト競争⼒ 経営効率 – 海外収益のポテンシャル 円安抵抗⼒ 2015/2/25 www.longine.jp 9 中⻑期投資向け 注⽬銘柄 – 7532 ドンキホーテホールディングス 強い既存店、インバウンド、M&A – 3382 セブン&アイ・ホールディングス 国内コンビニ独り勝ち、⽶国コンビニ展開、⾮⾷品PB展開 年内に投資機会が訪れる可能性のある有⼒銘柄 – 9983 ファーストリテイリング ⾼い海外収益寄与 – 9843 ニトリ 世界最適⽣産、国内出店余地、⾼付加価値化 – 2670 エービーシー・マート 強いPB、強い販売⼒、海外展開寄与 – 7453 良品計画 ⾼い海外収益寄与、国内外に根付くファン、物流改⾰ 2015/2/25 www.longine.jp 10 短期投資向け 年前半の消費リバウンドを狙う – ⼤⼿百貨店各社 インバウンド、資産効果、株主優待 – 9989 サンドラッグ ⾼収益性、利益率改善はじまる 7649 スギホールディングス、3349 コスモス薬品など。 – 8282 ケーズホールディングス 好収益体質、出店意欲、消費税増税の影響終わる 2015/2/25 www.longine.jp 11 重要事項及び表明 重要事項(ディスクレーマー) 1. 本資料で提供される投資情報等および調査・分析は、株式会社ナビゲータープラットフォーム(以下、「当社」)または執筆業務委託先が、セミナー参加者への情報提供を⽬的とし てのみ作成したものであり、証券その他の⾦融商品の売買その他の取引の勧誘を⽬的としたものではありません。 2. 本資料で提供される投資情報等ならびに調査・分析は、当社または執筆業務委託先が信頼に⾜ると判断した情報源に基づき作成しますが、完全性、正確性、または適時性等を保証す るものではありません。 3. 本資料で提供される⾒解や予測は、資料発表時点における当社または執筆業務委託先の判断であり、予告なしに変更されることがあります。 4. 当社は、資料における誤字脱字等、記事の⼤意、結論に影響が無いと当社が判断する修正に関しては、セミナー参加者に特段の通知をすることなく、⾏うことがあります。 5. 本資料で提供される如何なる投資情報等および調査・分析に、またはそれらの正確性、完全性もしくは適時性等に、セミナー参加者が依拠した結果として被る可能性のある直接的、 間接的、付随的もしくは特別な損害またはその他の損害について、当社および当社に記事を提供する執筆業務委託先は責任を負うものではありません。 6. 本資料に掲載される株式等の有価証券および⾦融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢など様々な影響により、その価値を増⼤または減少することもあり、また、価値を失 う場合もあります。投資をする場合における当該投資に関する最終決定は、必ずセミナー参加者ご⾃⾝の判断と責任で⾏ってください。 7. 当社および執筆業務委託先は、資料の内容に関するセミナー参加者からのご質問への追加対応など、個別相対性のある追加サービスは⾏いません。但し、資料内容につき不適切な内 容があり、当該内容について確認、修正、削除依頼をいただく場合はこの限りではありません。 8. 本資料に掲載されている内容の著作権は、原則として当社または執筆業務委託先に帰属します。セミナー参加者は、本記事で提供される情報に関して、当社の承諾を得ずに、当該情 報の複製、販売、表⽰、配布、公表、修正、頒布または営利⽬的での利⽤を⾏う権利を有しません。 9. 本重要事項(ディスクレーマー)は随時アップデートされることがあります。最新の内容をご確認ください。 当社および執筆者による表明 1. 株式会社ナビゲータープラットフォームの取締役及び、発表前の記事に触れる可能性のある当社職員は⽇本株(個別銘柄)の取引を⾃粛いたします。但し、当社⼊社前から保有して いる株式の売却や相続等、相当の理由がある場合は本⼈からの事前申請に基づき取引を許可することがあります。また、執筆業務委託先についても、執筆者は特定の⽇本株(個別銘柄) を売買した場合はその後3ヶ⽉間、当該銘柄に記事上で⾔及することができず、また、記事上で⾔及した銘柄についてはその後6ヶ⽉間売買を制限されます。 2. 本記事の執筆者は、本記事で表明されている⾒解が調査対象会社やその証券に対する執筆者個⼈の⾒解を正確に反映していることをここに表明します。また、当該執筆者は、これま でに本記事で特定の⾒解を表明することに対して、直接的または間接的に報酬を⼀切受領していないこと、また、今後も受領する予定もないことをここに表明いたします。 2015/2/25 www.longine.jp 12 マネックス証券でのお取引に関するご留意事項 ■セミナーに関するご留意事項 本セミナーでは、セミナーでご紹介する商品等の勧誘を⾏うことがあります。 マネックス証券株式会社及び説明者は、セミナー及び関連資料等の内容につき、その正 確性や完全性について意⾒を表明し、保証するものではございません。情報、予想及び 判断は有価証券の購⼊、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するも のではございません。過去の実績や予想・意⾒は、将来の結果を保証するものではござ いません。 提供する情報等は作成時⼜は提供時現在のものであり、今後予告なしに変更・削除され ることがございます。当社及び説明者はセミナー及び関連資料等の内容に依拠してお客 様が取った⾏動の結果に対し責任を負うものではございません。 銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご⾃⾝の判断と責任でな さるようにお願いいたします。なお、セミナー及び関連資料等は当社及び情報提供元の 事前の書⾯による了解なしに複製・配布することはできません。記載内容に関するご質 問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。 2015/2/25 www.longine.jp 13 マネックス証券でのお取引に関するご留意事項 ■国内上場有価証券取引に関する重要事項 <リスク> 国内株式及び国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発⾏信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買で は、株価等の価格の変動や発⾏者等の信⽤状況の悪化等により元本損失が⽣じることがあります。また、国 内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、⾦利⽔準、為替相場、不動産相場、 商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が⽣じることがあります。信⽤取引 では、元本(保証⾦)に⽐べ、取引額が最⼤3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、 ⼜は発⾏者の信⽤状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が⽣じることがあります。 <保証⾦の額⼜は計算⽅法> 信⽤取引では、売買⾦額の30%以上かつ30万円以上の保証⾦が必要です。 <⼿数料等(税抜)> 国内株式等のインターネット売買⼿数料は、「取引毎⼿数料」の場合、約定⾦額100万円以下のときは、成 ⾏で最⼤1,000円、指値で最⼤1,500円が、約定⾦額100万円超のときは、成⾏で約定⾦額の0.1%、指値で 約定⾦額の0.15%を乗じた額がかかります。また、「⼀⽇定額⼿数料」の場合、⼀⽇の約定⾦額300万円ご とに最⼤2,500円かかります(NISA⼝座ではご選択いただけません)。単元未満株のインターネット売買⼿ 数料は、約定⾦額に対し0.5%(最低⼿数料48円)を乗じた額がかかります。国内ETF等の売買では、保有期 間に応じて信託報酬その他⼿数料がかかることがあります。国内株式等の新規公開、公募・売出し、⽴会外 分売では、購⼊対価をお⽀払いただきますが、取引⼿数料はかかりません。 <その他> お取引の際は、当社ウェブサイトに掲載の「契約締結前交付書⾯」「上場有価証券等書⾯」「リスク・⼿数 料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。 商号等:マネックス証券株式会社 ⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第165号 加⼊協会:⽇本証券業協会、⼀般社団法⼈ ⾦融先物取引業協会、⼀般社団法⼈ ⽇本投資顧問業協会 2015/2/25 14
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