東日本大震災から4年 ∼ 今 、改 め て 被 災 地 に 学 ぶ ∼ 東日本大震災からまもなく4年。震災直後の記憶が時間の経過とともに 薄れ、日頃の対策もおろそかになっていませんか。 ﹁首 都 直 下 地 震﹂は、 いつ発 生 し て も 不 思 議 で は ない と 言 わ れ ていま す。 地震発生時に自分の命を自分で守るための対策を、今すぐ行いましょう。 また、大きな被害を受けた被災地の復興はまだまだ途上にあり、区は宮城 県石巻市、東松島市、岩沼市、亘理町に計 人の職員を派遣し、復興支援業務 に当たっています。私たちに何ができるか、今一度考えてみましょう。 が、それ でも 分 かるのは 復 興 状 況の一 ルニュースのほとんどが復興関係です 被害が少なかったために、報道も少な ていまし た。津 波に比べ、火 災 は 人 的 ま し た。﹁津 波 さ え な け れ ば ﹂ …と い う声が多く、火事のことは頭から消え 宮城県では、テレビで流れるローカ 部 分 で、復 興 は 進 ん でい な い と い う は 切 実 な 問 題 で す。地 震 発 生 時の 火 かったように思います。 話は聞かれませんでしたが、他の被災 事 を 防 ぐ 行 動 を 日 頃 か らイメージ し しかし、中野のような住宅密集地で 地 域 で は 火 事 で 市 街 地のほ とん ど が て備えなければ、と改めて強く感じて ここ 岩 沼 市 で は 火 事の 被 害 という 焼けてしまった所があることを最近に います。 して割れた窓や食器棚のガラスなどで負傷す れる家 具 や 家 電 製 品、ま た、物 がぶつかるな ど 自宅の建物に被害が無くても、地震により倒 状 況 に 応 じ て、 3日 分 以 上の 食 する恐 れ があ り ま す。各 家 庭の 水 道 な どのライフラインが 停 止 震災発生直後は、電気・ガス・ 水・食 料 などの備え る恐 れ があ り ま す。家 具・家 電 製 品 な どには 料や水を備蓄しましょう。 安 心 し て生 活 するに は、地 震に 対 し て十 分 な 耐 昭 和 転 倒 防 止 器 具 を 取 り 付 け、窓 や 食 器 棚 な どの 年5月 日 以 前に建 築 さ れ た 木 造 住 宅 は、耐 震 性 も自宅にとどまれるよう、 安全性を高めましょう。 久力を建築物に持たせることが必要です。震災時 に不 安のある場 合 も あ り ま す。耐 震 診 断 を 受け、必 要に応 耐震化促進担当/9階 ☎ ︵3228︶5576 ︵3228︶5471 希望する方は、区から施工者の紹介を受けられます。また、満 歳以上の方や身体に障害がある方のみの世帯などは、無料で工 事できます︵器具の実費は本人負担︶ 。利用方法などについて詳 き、食 べな が ら 入 れ 替 え て いく ﹁循環備蓄﹂が有効です。 ☆区 内 在 住・在 勤の方 は、家 庭 用 防 災 用 品・消 火 器の購 入に区のあっせんを 利 用でき ま す。詳 し く は、区 ホ ームページを ご 覧になるか、地 域 防 災 担 当 へ問い合わせを て十分に活動できない場合もあります。 被 害 が 出 る と、それ らの 機 関 も 被 災 し し か し、東 日 本 大 震 災の よ う に 大 き な は さ ま ざ ま な 応 急 活 動 に 当 た り ま す。 災 害 発 生 時、自 治 体 や 防 災 関 係 機 関 民組織︵防災会︶が結成されています。 され、現在区内では116の地域防災住 や自治会などの区域を単位として組織 構成する自主的な防災組織。主に町会 防 災 会 と は、地 域 住 民の み な さ ん で 防災会の訓練に参加を 練などに参加しましょう。 お 住 まいの 地 域 で、日 頃 か ら 防 災 訓 助け合う﹂という﹁共助﹂の考え方。初 ☆地 域の防 災 会 は 区 ホ ームページか 地 ちのまちは自分たちで守る﹂ ﹁隣近所で 期の消火活動や被災者の救出・救護な 域防災地図で確認できます に備えましょう。 ケーションを活発にして、 いざという時 どを心掛け、普段から地域でのコミュニ 近 所 付 き 合いや 高 齢 者への声 掛 け な どで大きな力となります。 そのよう な 時に重 要 なのが、﹁自 分 た 自 分 た ち で 守る 自分たちのまちは しくは、区ホームページをご覧になるか、耐震化促進担当へ問い合 わせを。 す る 物 を 少 し 多 め に 備 え てお 日 常 食べている 食 品 で日 持 ち 3月1日∼7日は建築物防災週間 建築安全・安心担当/9階 ☎ ︵3228︶5598 ︵3228︶5471 建 築 物の適 切 な 維 持 管 理 が重 要です。この機 会に、建 築 物 カー︵電気の遮断器︶を ぐ た め、自 宅 の ブ レ ー り 発 生 す る 火 災︶を 防 気 が 復 旧 し たこ とに よ 火 災︵停 電 し て い た 電 自宅から離れて避難しなければならない場合は、通電 協力し合って、 延焼被害を食い止めましょう。 火器の設置場所を確認しておき、火災発生時には活用し え ましょう。ま た、区 内に約6千 本 設 置 している街 頭 消 合でも小さい火のうちに消せるよう、自宅に消火器を備 各自が火事を出さないこと を 心 掛け、万一出 火 し た 場 らします。 火災は、 一度発生して燃え広がると、大きな被害をもた 震災時の被害拡大で最も心配なのは、火災です。 火災を防ぐ の防災・耐震対策が十分かどうか点検しましょう。 地震が起きたら まずは 身 の 安 全 を 揺 れ を 感 じ た ら、ま ず 丈 夫 な 机 や テーブルなどの下に隠れます。その際 は、机などの脚をしっかり持ち、動かな いようにしましょう。机などがない場 合は、物が落ちてこない、丈夫な柱のそ ばに身を寄せて安全を確保します。 その後、玄 関 な どの脱 出 口 を 確 保 し 家具転倒防止器具を自分で取り付けられない場合は ガラスには飛散防止フィルムを貼りましょう。 家 具 や ガ ラ ス から 身 を 守 る なって 知 り、今 更 な が ら、と て も 驚 き ニュースが多いです。 中野区派遣職員のうち、岩沼市で保険医療業務に当たっている高野明子さんに話を聞きました。 東日本大震災の経験と大きな犠牲を無駄にしないため、 住宅密集地の多い中野で生活する私たちが学ぶべきこと 地域防災担当/8階 ☎(3228)8930 FAX (3228)5658 じて、 耐震改修工事や建て替えを早急に行う事が重要です。 地 震 に 強 い 家 に住む ▲昨年10月の「東北復興大祭典なかの」で 被災地の様子を語る高野さん 外 壁 材の落 下 や 天 井の崩 落 な どを 起こ さ ないた めには、 FAX ▲岩沼市の沿岸部に整備中の「千年希望の丘」 。津波の力を減衰し、避難場所に もなります。丘の土台などには震災廃棄物を用いて大津波の痕跡や被災者の思 い、教訓などを後世に伝えます 11 切って避難しましょう。 ▲この中に街頭消火器が 入っています。地域の避 難所も分かります ましょう。でも、慌 てて 外 に 飛 び 出 すの は 禁 物 で す。大 き な 揺 れ が 収 まるのを待ち、周囲の状 FAX 31 況 を よ く 確 認 し た 後、 65 56 落ち着いて行動を。 3
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