情報関連認証取得支援事業費補助金交付要綱 (通則) 第1条 情報関連認証取得支援事業費補助金(以下「補助金」という。)の交付について は、秋田県財務規則(昭和 39 年秋田県規則第4号。以下「財務規則」という。)の規 定によるほか、この要綱に定めるところによる。 (定義) 第2条 この要綱において「プライバシーマーク」とは、日本工業規格 JISQ15001「個人 情報保護に関するコンプライアンス・プログラムの要求事項」に適合し、個人情報につ いて適切な保護措置を講ずる体制を整備した事業者に対して一般社団法人日本情報経 済社会推進協会が認定する制度をいう。 2 この要綱において「中小企業者」とは、中小企業の新たな事業活動の促進に関する法 律(平成 11 年法律第 18 号)第2条第1項及び同法施行令第1条第1項に規定する中小 企業者であり、「第3セクター」を除くものとする。 3 この要綱において「情報関連事業者」とは、日本標準産業分類(平成 25 年 10 月改訂) の大分類G「情報通信業」のうち、情報サービス業及びインターネット付随サービス業 に属する者とする。 また、大分類L「学術研究、専門・技術サービス業」の専門サービス業(デザイン業、 著述・芸術家業など)及び広告業などについては、メディアコンテンツの制作やプログ ラミングを伴う業務など、その業態に応じて対象とする。 (目的) 第3条 この補助金は、県内情報関連事業者の販路の維持及び拡大を図るため、官公需受 注や共同企業体参加の資格要件となりつつあるプライバシーマークの認証取得を促進 することを目的とする。 (補助対象者) 第4条 (1) この補助金の交付対象者は、次に掲げる者とする。 本社又は概ね半数以上の事業所が秋田県内に所在する事業者で、第2条第3項に規 定する業務を行う中小企業者 (2) その他知事が特に必要と認める者 (補助対象事業) 第5条 新たにプライバシーマークの使用許諾証を取得するための事業(以下「補助事 業」という。)とする。 -1- なお、交付決定のあった年度に、指定審査機関に対し「プライバシーマーク付与適格 性審査申請書」を提出し、指定審査機関から「文書審査実施報告書」又は「指示書類提 出指示書」を受理することを要件とする。ただし、本県の他の補助対象となった事業は、 この補助金の対象としない。 (補助対象経費) 第6条 補助金の交付対象とする経費は、補助事業に要する費用のうち、次の各号に掲げ る経費(以下「補助対象経費」という。)とする。 (1) 審査登録機関の審査等に要する次に掲げる費用 ただし、交付決定のあった年度に支出された費用 ア 申請料 イ 審査料(現地審査料を含む) ウ 登録料 (2) コンサルタント料、指導料 交付決定のあった日以降に提供された役務に対し、交付決定のあった年度に支出さ れたコンサルタント料、講師謝金及び講師旅費 (補助金の額) 第7条 補助金の額は、80 万円を限度に補助対象経費の実支出額の3分の1以内とし、 予算の範囲内において交付するものとする。 (補助金の交付申請) 第8条 補助金の交付を受けようとする者は、別に定める期日までに財務規則第 247 条に 規定する補助金交付申請書(様式第1号)を知事に提出しなければならない。 2 前項の申請書には、次に掲げる書類を添付するものとする。 (1) 事業実施計画書(様式第2号) (2) 収支予算書(様式第3号) (3) 補助事業実施体制図(様式は任意) (4) その他知事が必要と認める書類 (補助金の交付決定) 第9条 知事は、前条の交付申請書の提出を受けたときは、審査会の審査結果に基づき補 助金の交付を決定するものとし、財務規則第 250 条の規定による補助金の交付の決定の 通知は、補助金交付決定通知書(様式第4号)によるものとする。 2 知事は、補助金の交付を決定するときは、財務規則第 249 条の規定により、必要な条 件を付すことができる。 -2- (補助事業の実施期間) 第 10 条 補助事業の実施期間は、前条の規定に基づく最初の交付決定通知があった日か ら、補助事業が完了した日又は当該交付決定通知があった日の属する年度の3月 31 日の いずれか早い日までとする。 (事業計画の変更) 第 11 条 最初の交付決定通知を受けた者(以下「補助事業者」という。)は、交付決定を 受けた事業の計画を変更しようとする場合は、あらかじめ補助事業変更承認申請書(様 式第5号)を知事に提出し、その承認を受けなければならない。ただし、事業費総額の 30%を超えない変更の場合は、この限りではない。 (事業計画の中止) 第 12 条 補助事業者は、交付決定を受けた事業の計画を中止しようとする場合は、補助事 業中止承認申請書(様式第7号)を知事に提出しなければならない。 (状況報告) 第 13 条 補助事業者は、補助事業の遂行状況について、別に定める期日までに 財 務 規 則 第 253 条の規定による補助事業遂行状況報告書(様式第8号)を 知 事 に 提 出 し な け れ ばならない。 (実績報告) 第 14 条 補助事業者は、補助事業が完了したとき(補助事業の中止の承認を受けたときを 含む。)は、その日から 30 日以内又は当該年度の3月 31 日のいずれか早い日までに、 財務規則第 255 条の規定による補助事業実績報告書(様式第9号)を知事に提出しなけ ればならない。 2 前項の報告書には、次に掲げる書類を添付するものとする。 (1) 事業実施報告書(様式第10号) (2) 収支精算書(様式第11号) (3) 支出を証する書類の写し (4) 使用許諾証、文書審査実施報告書、指示書類提出指示書のいずれかの写し (5) その他知事が必要と認める書類 (補助金の額の確定) 第 15 条 知事は、前条の実績報告があったときは、当該報告に係る書類の審査及び必要に 応じて調査等を行い、補助金交付決定の内容及びこれに付した条件に適合すると認めた ときは、財務規則第 256 条の規定により交付すべき補助金の額を確定し、補助事業者に その旨を通知するものとする。 -3- 2 知事は、確定した補助金の額が交付決定額と同額であるときは、前項の通知を省略す ることができる。 (補助金等の請求及び支払) 第 16 条 2 補助金は、前条の規定により交付すべき額を確定したのちに支払うものとする。 補助事業者は、補助金の支払いを受けようとするときは、請求書(様式第12号)を 知事に提出しなければならない。 (補助金の返還) 第 17 条 知事は、財務規則第 259 条の規定により、補助事業者が次の各号のいずれかに該 当すると認めたときは、補助金の交付の決定の全部又は一部を取り消し、その取消しに 係る部分に関し補助金が交付されているときは、期限を定めて返還を命ずるものとする。 2 (1) 補助金を他の目的に使用したとき。 (2) 提出書類の記載事項に虚偽があるとき。 (3) 補助事業等の施行方法が不適正であるとき。 (4) この要綱の規定又は交付の条件に違反したとき。 知事は、第1項に規定する取消しの決定を行ったときは、財務規則第 260 条の2の規 定により、補助事業者に対しその理由を示さなければならない。 3 補助事業者は、第1項及び第2項の規定により補助金の返還を命ぜられ、これを納付 期限日までに納付しなかったときは、納付期限の翌日から納付の日までの日数に応じ、 その未納付額に年 10.95 パーセントの割合を乗じて計算した額の延滞金を納付しなけれ ばならない。 (調査等) 第 18 条 知事は、財務規則第 262 条の規定により、補助金に係る予算の執行の適正を期す るため必要があると認めるときは、補助事業者に報告をさせ、又は職員をして帳簿書類 その他の物件を調査させることができる。 (補助金の経理等) 第 19 条 補助事業者は、補助事業に係る経理等について、常にその収支を明確にした証拠 書類を整理し、かつ、これらの書類を補助事業が完了した日の属する会計年度の終了後 5年間保存しなければならない。 (成果の報告及び公開) 第20条 補助事業が完了した日の属する会計年度の翌々年度から3年間、毎年4月30日ま でに前年度の実績に係る補助事業成果報告書(様式第13号)を知事に提出しなければ ならない。 -4- 2 知事は、第 14 条及び前項の規定に基づく報告書の提出があった補助事業の成果につい て、知事が必要と認める方法により公開することができる。 (手続き省略) 第 21 条 財務規則第 263 条の規定により、 補助事業遂行状況報告書は省略することができる。 附 則 この要綱は、平成27年2月25日から施行する。 -5-
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