平成26年度大津市男女共同参画意識調査(5自由意見)(PDF:308.2KB)

Ⅴ 自由意見
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問9‐1 問9で「理想」と「現状」が、異なっている方におたずねします。「理想」と「現状」が異なっている理由は何だと思います
か?自由に記載してください。
回答者 1,185 人のうち、419件の自由記述を得た。記述内容を分類すると、次のとおりとなっている。
項目
件数
1
仕事上の問題
143
2
考え方や意識・習慣の問題
110
3
身体的・能力的な問題
51
4
時間的な問題
40
5
配偶者・家族の協力が得られない
12
6
その他
111
計
419
【1.仕事上の問題】
 手伝ってほしいけど仕事で疲れているので自分がするものだと思う。主に私がしますが、休みの日はもう少し手
伝ってほしいと思う 【 女性、30~39歳、家事専業 】
 仕事で帰宅が遅く子供も世話が出来ていない 【 男性、30~39歳、正規職員 】
 私の仕事の時間が長い為、帰宅時間は妻が早く帰宅しているケースが大半なので家事の分担はどうしても偏り
がちである 【 男性、40~49歳、正規職員 】
 双方が就労しているため日常家事は都合よい方が対応するから 【 男性、50~59歳、正規職員 】
 夫婦間の就労形態の相違 【 男性、50~59歳、正規職員 】
 職場の環境(土日祝日も関係ないパートの為)非正規は大変 【 女性、50~59歳、非正規職員 】
 夫より妻の方が仕事の帰宅時間が遅いため、同居の姑に家事をお願いしている 【 女性、50~59歳、正規職員 】
【2.考え方や意識・習慣の問題】
 男が洗濯物を干したりする姿を他人に見られるのが恥ずかしいという昔ながらの考えを持ってるようで、夫が家
事に参加してくれない 【 女性、18~29歳、正規職員 】
 親の家事等の分担方法が自然と当たり前のこととして身についている。「男は、女は」といって育てられた背景が
ある。夫婦で一緒に何でもすることがよいという考えがちょうど入ってきた頃に大人になり、自分の考えもあい
まいなまま、分担したいけど切り出せずに自分(女)がすることが多い 【 女性、30~39歳、正規職員 】
 主人は男がゴミだしをすることへの抵抗感を持っていましたが、私が仕事を始めたことで朝の出勤までにゴミ
出しが間に合わない時は、玄関まで用意してあれば出してくれるようになりました。でも今も基本的には私がし
ます 【 女性、40~49歳、非正規職員 】
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【2.考え方や意識・習慣の問題】(続き)
 育ってきた環境や社会の中で、夫婦の考え方が必ずしも一致しないため 【 女性、40~49歳、家事専業 】
 昔からの慣習、風潮、考え方を夫は親から受け継いでいて、夫は外に働きに出て妻は家を守るという考え方が根
本的にあるようです 【 女性、40~49歳、非正規職員 】
 若い時に家事を手伝っていなかったから 【 女性、60~69歳、家事専業 】
 長年の習慣に慣れすぎて、調和や協力について特に深く考える機会を作ることがなかった 【 女性、60~69歳、
非正規職員 】
 昔ながらの日本の家庭から変えることが出来ない。頼んでも聞いてくれない 【 女性、70~79歳、家事専業 】
 炊事、洗濯、掃除は女性の役割とする習慣が普通になっている。主人の現役時代の生活がそのままになっている。
いずれ改善もないと思いつつ今になっている 【 女性、70~79歳、無職 】
 リタイアした夫に急に仲良く二人でと言う事は無理があります。家事労働は長年やり続けてきた事でもあり時代
背景から言っても女性に合っている部分は多い 【 女性、70~79歳、家事専業 】
 小さい時からの親の育て方、特に男の子の教育にあると思います 【 女性、70~79歳、家事専業 】
 昔からのしきたりでこうなっている。理想に近づけるよう努力する 【 男性、80歳以上、農林漁業 】
【3.身体的・能力的な問題】
 自分ができない分野のため 【 男性、30~39歳、正規職員 】
 夫は料理ができないというので。栄養面とか、任せられない 【 女性、30~39歳、非正規職員 】
 得意、不得意があるので 【 女性、40~49歳、自営業・家族従事者 】
 主人の仕事が忙しく無理なため。今までしていないことを急にやってほしいと言ってもできない 【 女性、50~
59歳、家事専業 】
 夫は仕事に忙しく、家事の事は何も分かっていない。任せたいが私の納得のいかない事になってしまうと思うか
ら自分でした方が良い 【 女性、60~69歳、家事専業 】
 私(妻)が病気の為家事など夫が積極的にしてくれている為 【 女性、60~69歳、家事専業 】
 食事に関しては、主人1人では、なかなかできない状態。作れるようになるまで時間がかかりそう 【 女性、60~
69歳、非正規職員 】
 健康状態(妻が不眠症、病気) 【 女性、70~79歳、無職 】
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【4.時間的な問題】
 自由時間の差異 【 女性、18~29歳、学生 】
 現在、私が育休をとっているので家にいるためだと思います。復帰後は夫にもいろいろしてもらうつもりです
【 女性、30~39歳、正規職員 】
 家事に入って行きにくい。忙しくてなかなか手伝えない 【 男性、60~69歳、自営業・家族従事者 】
 夫がスポーツ、ボランティア、家庭菜園等で外出が多く、家にいる時はできるだけ協力しており、特に現状でも問
題なし 【 男性、70~79歳、無職 】
【5.配偶者・家族の協力の問題】
 男性だから女性だからではなく個人の性格によるもの。面倒くさがるから 【 女性、18~29歳、正規職員 】
 家族の協力がない 【 女性、40~49歳、非正規職員 】
【6.その他】
 こちらが勝手に家事を手伝うと逆に叱責される 【 男性、60~69歳、無職 】
 夫婦間の話し合いが不足している 【 男性、60~69歳、無職 】
 二人なので、できる人ができることをすればいいと思っています 【 女性、60~69歳、無職 】
 夫婦共同でしていると妻の方が怠けてるように思われるから 【 女性、60~69歳、家事専業 】
 長年の習慣に慣れすぎて、調和や協力について特に深く考える機会を作ることがなかった 【 女性、60~69歳、
非正規職員 】
 この問題は各家庭の事情で単純に決められない。月日が経てば事情も変わる 【 男性、70~79歳、無職 】
 共働きでないと家計が苦しいため 【 女性、70~79歳、家事専業 】
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今後の男女共同参画社会づくりについてご意見等がございましたら、自由にご記入ください。
回答者 1,185 人のうち、259件の自由記述を得た。記述内容を分類すると、次のとおりとなっている。
項目
件数
1
男女の地位・平等について感じること
60
2
家庭生活
20
3
社会参画(地域活動)
10
4
少子高齢社会
11
5
職業・就労
48
6
男女平等教育
16
7
男女共同参画に関する施策
95
8
本アンケートについて
19
9
市政全般への要望・苦情
35
10
その他
59
計
259
【1.男女の地位・平等について感じること】
 自治体が法整備するのも大切だが、まず、男のもしくは女の意識が変わらないと難しい。本人同士や個人が頑張
ろうとしても年配の人や若くても頭の古い、固い人が滋賀には多く、偏見や陰口が邪魔になっていることも多く
ある 【 女性、50~59歳、正規職員 】
 互いに認め合い、助け合って寄り添う心を養うことが重要だと思う 【 男性、80歳以上、無職 】
 女性が優遇される取り組みをよく耳にするが、男性でも弱い立場の人もいる。両性とも協力し合い、生活できる
社会の仕組みをどうぞ作り上げてください 【 女性、50~59歳、非正規職員 】
【2.家庭生活】
 子どもが中・高生を過ごす間は、親は学校外の時間はどちらかがついている必要があると思う。昔は男が仕事を
して女は家事・育児をするのが当たり前だったので、そのあたりの分担は、ある意味うまく行っていたのでは。今
の時代、男女平等に仕事をしてしまうと余裕のある仕事先でないかぎりどちらもが仕事中心になってしまうと思
う。短期間の育児休業では本当の子育てはできない。必ず平等ではうまくいかない。平等とするならどちらかが
働いて、どちらかが専業が良いと思う 【 男性、50~59歳、非正規職員 】
 家庭環境を充実し、人間としての育成をすることから始まると思う。悪い環境で育つ(たとえば暴力・暴言)人間を
無くしてこそ、良い社会が形成されると思う。したがって、生活(日常)環境をよくすることが大事と思う 【 男性、
60~69歳、非正規職員 】
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【3.社会参画(地域活動)】
 男女共、自分にできることからいろいろな分野に積極的に参加し、自分に合った活動(家庭以外)を見つけること
が結果的に男女共同参画を推進することになると思う(趣味を広げることも) 【 男性、70~79歳、無職 】
 自治会に加入されていない世帯が50%ほどあると聞く、なぜか。まずはそのあたりから改善していかないと個
の世界になってしまうのではないか 【 男性、60~69歳、その他 】
 IT化による情報化社会の進展、核家族化により地域コミュニケーション化が希薄になっている。そのため地域社
会は男女共同参画による講座、イベント(地域運動会、ゲートボール)等を通じてコミュニケーションアップが求め
られると考える。特に災害等で有事のとき、緊急対応が求められ、一番大切な命を失うことにもなる 【 男性、70
~79歳、無職 】
【4.少子高齢社会】
 高齢化社会と少子化対策は緊急の課題です。男女参画平等がなされない限り女性は仕事を持って子育てができ
ません。是非大津が先進となって子どもが育てやすい市、人になっていけるようお願いします 【 女性、不明、家
事専業 】
 3~4人に1人は高齢者という時代であるので若い人たちを助けるためにも、もっと元気な高齢者を使い、子育て
の手伝いや自分より高齢の人の手助けができる様なシステムが出来ると、高齢者も生きがいをもって働けるし、
医療費とかの削減になると思います。高齢者が医者の世話にならないような事を考えてもらいたい 【 女性、60
~69歳、非正規職員 】
 老人がどんどん増えて行く時代になり、地域で老人を見て行くことになった時の大切な地域コミュニケーション
をも切実に考えさせられました。昭和60年代に一人っ子同士の結婚で年老いた親4人を妻一人で見る時の困難
等を支える介護の前向きな制度等現実的な取り組みがあった。外国からの人材募集等これからも家庭・地域生活
に密着した社会になる事を希望します 【 女性、60~69歳、家事専業 】
【5.職業・就労】
 どれだけ残業を強いられていても、他の同僚からの支援もなく上司からの指示もなくただただ働くしかない。家
庭、育児、社会活動などに参加したいが、生きるのに、仕事するのに精いっぱい。ワーク・ライフ・バランスなんて名
ばかり 【 男性、30~39歳、正規職員 】
 男女に関係なく恒常業務が多い中、残業も多いのが現状。子育てをしなくてはならない女性が元の職場に復帰
するには特別な職場環境がないと困難と思う。理想論なのかもしれないが、全体の業務の見直し等を行わない
と男女共同参画が現実化していかないように思う 【 男性、40~49歳、正規職員 】
 主婦が育児をしながら、働ける環境をつくってほしい。保育園にも中々入れないので職にも就けないです。保育
園を増やして下さい 【 女性、30~39歳、非正規職員 】
 収入(現在、介護職)が少ない為に、共働きをせざるを得ない。今後の必要性が高まるのは判っているのにこの手
の職に対して冷ややかに感じる。離職率が高いのもわかる 【 男性、30~39歳、その他 】
 職場に関しては育児短時間勤務の導入がされており、たいへん素晴らしい制度だと思っています。ただ育児短時
間勤務により夜勤や日勤の働きに正職員に負担がかかっていることも事実です(夜勤が出来ない、時間がきたら
すぐに帰る、残った仕事は正職員がやる)。もう少し正職員の事も考えてほしいです 【 女性、30~39歳、正規職
員 】
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【6.男女平等教育】
 日本だけの問題ではなく世界中で現在においてさえも人権等に関する問題等が多発しているのが現状です。全
てについて男女平等になる事自体不可能であり、その事を考える事自体ナンセンスだと思います。要はそれぞれ
の立場、状況、考え方等を察して相手を思いやる心が重要と考えます。この心を育てるのは社会や学校における
教育であると思います。よって学校教育の問題は最重要課題だと言えます。子どもの時から大人に成長するまで
の期間にどんな教育を受けてきたか、これが共同参画社会づくりを左右する根本だと認識する事が重要です。大
津市の今後の取り組みに期待いたします 【 男性、60~69歳、無職 】
 自分の子供に良い事悪い事を親自身がしっかり教える事・子どものしつけに他人を介して教えるのではなくしっ
かり親が教える事が必要 【 女性、60~69歳、自営業・家族従事者 】
 個々人に対する意識の高揚を図るための教育をすることが必要だと思う。具体的には自治会などを通じて教育
費を配布する。そのことによって個々人の意識の向上があったかを確認し、以後の検討資料とする対策を講じる
【 男性、80歳以上、無職 】
【7.男女共同参画に関する施策】
 一番大切なのは子育て期と中高年期の対策。子育て期の女性の力量を活かすため、子育て退職した方の再就職
を可能にする制度の創設。また、中高年期対策として定年制を70歳代まで延長すること。私の経験では70代はま
だ若く元気に働ける 【 男性、80歳以上、無職 】
 男性の子育て、介護等の為の休暇取得の推進活動と、休暇取得後の会社内の地位の保証、経済的な事への不安
の対処等が必要なのでは。まだまだ子育て、介護は女性の仕事という世間の考えが根強いのでは?保育園の整
備等に女性が男性と同等に働くためには保育所の開設時間の延長も大きな問題だと思う 【 女性、50~59歳、正
規職員 】
 女性が心置きなく社会で活躍できるようにぜひ大津市にも中学校の給食導入を検討していただきたい。今は保
育所のおかげで何とか妻も働けているが、小学校に入学してからは学童に入れるか、中学校に入学してからは毎
日お弁当作れるかなど、仕事の継続には不安を感じている。中学校への給食導入がかなりの費用の負担になる
ことはどこかで読んだことがあるが、他の都市と比べると大津市は福利厚生で遅れている感は否めず、母親の
負担軽減のためにも導入いただけると助かる 【 男性、30~39歳、正規職員 】
【8.本アンケートについて】
 調査結果と今後に生かす取り組み方針を早期に公表してもらいたい 【 男性、70~79歳、無職 】
 少数意見も取り入れてアンケートが有意義なものになります様、お願いします 【 男性、40~49歳、企業・団体等
の役員やオーナー 】
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【9.市政全般への要望・苦情】
 大津市は人口増加率も高く、注目されていたエリアであったが、最近はいじめ問題のせいで大津市といえば悪い
イメージになってしまったと思う。なので、男女共同参画社会作りにおいては全国で1番というぐらいに力を入れ
てみんながあこがれる住みたい町に変えて欲しいと強く思う 【 女性、30~39歳、正規職員 】
 もっと子育てや介護をしやすい市になってほしいです 【 女性、30~39歳、家事専業 】
 市職員自体が女性をもっと増やし、女性が活躍している姿をもっと見せなければならない。以前市と個人的に会
うことがあったが、なぜそんなに必要以上のいろんな役所の男性が来るのかと思った(一人の女性もいなかっ
た)【 男性、40~49歳、正規職員 】
【10.その他】
 学校(行事)が共働き家庭を考慮しているようには思えない(参観日が多すぎ)。PTAが負担。共働きの人にも平等
に仕事を割り振るのに、平日昼間に息抜きのようなサークル活動をし金を使う。学童が基本3年生まで(6年まで
して欲しい)。放課後教室で子どもを遊ばせるなどもっと放課後の選択肢を希望。学童の夏休みなど配食を選択
できるようにして欲しい。男女共同参画になるためには年金の3号など専業主婦優遇をやめて欲しい。優遇され
るならもっと地域活動を負担してもらいたい。共働きは不平等感がある 【 女性、40~49歳、正規職員 】
 行政施策が不十分でそれに対する社会の指摘、抵抗が弱いことだと思う。一人ひとりがもっと強く声をあげて手
をつなぐことが大切 【 女性、70~79歳、無職 】
 女性が社会に活動できるようになり21世紀の第一歩だと思います。女性も男性も共に協力し日本の社会をよりよ
く素晴らしい日本一世界に向けて頑張ってほしい気持ちです。女性活動も推進してほしいです 【 女性、70~79歳、
無職 】
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