平成26年12月調査(PDF:139KB)

平成26年度 学校防災に関する実態調査結果
1 調査の目的
学校の防災教育及び防災管理の実態を把握し、今後の学校防災の充実強化を図る。
2 調査の時期
平成26年12月(一部調査を除き平成26年11月末現在で回答)
3 調査対象
幼 稚 園
254 園
高等学校
97 校
小 学 校
512 校
特別支援学校
38 校
中 学 校
262 校
合 計
1,163 校
Ⅰ 防災教育について
(1)どのような教育活動の場で、防災教育に取り組んでいますか
項 目
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
教科の授業
―
61%
56%
42%
34%
道徳の授業
―
33%
26%
行事又は特別活動
―
99%
89%
94%
95%
総合的な学習の時間
―
38%
56%
25%
37%
―
0%
(2)防災教育において、どのような教材・資料を活用していますか
項 目
幼稚園
しずおか型実践的防災学習支援教材集
高校生のための防災ノート
3%
小学校
26%
―
―
中学校
23%
―
高校
特別支援
7%
13%
61%
18%
教職員のための危機対応BOOK
23%
54%
48%
37%
50%
文部科学省が作成する教材・資料等
25%
39%
30%
16%
13%
その他の官公庁(気象庁等)が作成する教材・資料等
10%
35%
38%
16%
37%
○ 今年度配付した「教職員の危機対応BOOK」は、約4割の学校において校内研修等で活用されて
いる。
○ その他の教材として、三重県教育委員会が作成した「防災ノート(小学生低学年版∼高校生版)」
が、特に小学校を中心に活用されている。
(3)防災教育において、どのような取組を実施していますか
項 目
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
25%
40%
40%
28%
24%
1%
7%
6%
7%
11%
14%
3%
19%
10%
21%
防災カルタ
4%
2%
1%
2%
8%
クロスロード(災害時判断ゲーム)
3%
7%
8%
10%
5%
39%
41%
56%
60%
50%
DIG(防災マップ作り・防災まち歩き等を含む)
家庭内DIG
HUG(避難所運営シミュレーション)
防災講話(専門家等による出前講座)
(4)「富士山・火山」又は「原子力災害・放射線」をテーマとした防災教育を実施していますか
項 目
富士山・火山教育
原子力災害・放射線教育
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
学校単位
0園
101校
13校
2校
0校
一部教職員
0園
392校
66校
21校
4校
学校単位
5園
119校
6校
3校
1校
一部教職員
1園
359校
109校
27校
2校
Ⅱ 防災訓練について
(1)今年度、防災訓練を何回実施しますか(実施予定を含む)
項 目
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
1回
1%
0%
0%
2%
0%
2回
1%
1%
14%
44%
0%
3回
1%
18%
53%
42%
13%
4回
1%
27%
17%
10%
34%
96%
53%
16%
2%
53%
5回以上
(2)防災訓練においてどのような内容を実施していますか
項 目
抜き打ち訓練
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
83%
92%
67%
35%
84%
8%
11%
14%
10%
26%
地域と連携した訓練
20%
20%
36%
6%
11%
他校(幼稚園と小学校等)と連携した訓練
40%
24%
21%
2%
21%
保護者への引渡し訓練
96%
94%
31%
0%
68%
初期消火活動
54%
25%
22%
54%
63%
情報伝達訓練(171を活用した訓練を含む)
63%
23%
18%
35%
61%
救出救助・応急救護訓練
14%
23%
21%
39%
34%
4%
3%
8%
4%
8%
起震車体験
18%
16%
13%
17%
34%
スモークハウス体験
32%
27%
17%
36%
58%
炊出し・非常食体験
12%
7%
11%
4%
55%
宿泊訓練(防災キャンプ等)
0%
2%
4%
0%
1%
緊急地震速報を活用した訓練
21%
33%
28%
24%
58%
登下校中を想定した訓練
避難所運営体験
○ 平成25年度の実態調査において、高等学校における「抜き打ち訓練」の実施率が11%と低かったこと
から、防災教員担当者研修会における呼びかけや、学校防災通信による広報等を通じて実施率の改善
を図ったたところ、平成25年度比3倍強の学校で導入された。
Ⅲ 地域で行われる防災訓練の参加状況について
○ 従前の実態調査では、「地域防災訓練」の参加状況を調査していたが、今回の調査から「総合防災訓
練を含めた地域で行われる全ての訓練」について参加状況を調査し、あわせて欠席理由についても分
析した。
◆ 児童生徒等の参加状況
○ 訓練参加状況
訓練の内容
幼稚園
小学校
中学校
高校
(中+高) 特別支援
① 地域防災訓練
25%
29%
62%
51%
58%
27%
② 総合防災訓練
31%
27%
39%
16%
30%
18%
③ その他の訓練
3%
24%
1%
1%
1%
3%
58%
48%
80%
66%
75%
48%
(再掲)①∼③のうちいずれかに参加
○ 不参加者の状況
項 目
(再掲)全ての訓練に不参加
うち、自己都合による不参加
幼稚園
小学校
中学校
高校
(中+高) 特別支援
42%
52%
20%
34%
25%
52%
40%
45%
15%
18%
16%
44%
○ 地域防災の担い手として期待される中高生のうち、地域で行われる防災訓練に参加したことが無い
生徒が全体の25%、うち、参加機会はあるものの自己都合で参加していない生徒は全体の16%であ
る。
○ 参加率の高い学校では、「事前に訓練日を生徒から報告させる」「担任だけではなく、部活動の顧
聞からも訓練への参加を指導する」等、学校全体で参加率向上を目指した取組がなされている。
◆ 教職員の参加状況
○ 訓練参加状況
項 目
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
合計
① 地域防災訓練
50%
46%
56%
35%
25%
45%
② 総合防災訓練
46%
38%
43%
19%
15%
34%
③ その他の訓練
5%
3%
2%
1%
1%
2%
71%
63%
67%
56%
69%
64%
(再掲)①∼③のうちいずれかに参加
○ 不参加者の状況
項 目
(再掲)全ての訓練に不参加
うち、自己都合による不参加
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
合計
29%
37%
33%
44%
31%
36%
26%
30%
21%
28%
25%
27%
地域防災訓練参加率の推移(中高生) 中
63
65
61
61
地域防災訓練参加率の推移(教職員)
55
62
58
60
50
45
高
45
55
50
53
50
54
53
40
51
45
48
21年度
22年度
23年度
24年度
42
41
39
48
25年度
39
37
35
26年度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
Ⅳ 防災教育推進のための連絡会議について
(1)今年度、防災教育推進のための連絡会議を何回実施しますか(実施予定を含む)
項 目
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
1回
74%
74%
73%
81%
80%
2回
12%
16%
16%
15%
14%
6%
8%
9%
4%
6%
16園
3校
6校
0校
0校
3回以上
(再掲)連絡会議未実施校数
(2)防災教育推進のための連絡会議においてどのような内容を協議していますか
項 目
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
学校が避難所になった場合の対応
72%
90%
86%
88%
74%
地域で実施する防災訓練の内容等
63%
72%
75%
51%
42%
9%
5%
8%
8%
5%
地域の人材や災害の歴史等を活用した防災教育
Ⅴ 防災管理について
(1)「東海地震に関連する情報」が発表された場合、教育活動を中止しますか
項 目
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
東海地震調査情報(臨時)発表で教育活動を中止
11%
6%
8%
9%
76%
東海地震注意情報発表で教育活動を中止
96%
97%
92%
96%
100%
(2)あなたの学校は津波対策が必要だと考えますか
項 目
幼稚園
小学校
中学校
高校
特別支援
合計
「必要である」と回答した学校数
83園
172校
94校
31校
14校
394校
(参考)第4次地震被害想定で浸水域に立地する学校数
14園
47校
23校
9校
2校
95校
○ 「津波対策が必要」と回答した学校が前回調査時の220校から174校増加した。これは、第4次地震被
害想定で浸水域対象外となったことで、「津波対策は不要」と考えた学校が、平成26年度の防災担当
者研修会や学校防災アドバイザー事業を受け、通学区域や校外活動等も踏まえて、より正しく被害想
定にき合うようになった結果だと思われる。
(3)台風等にともなう休校又は自宅待機のどのような基準で判断していますか
項 目
幼稚園
小学校
中学校
気象警報の発表状況により学校で判断
37%
67%
68%
気象警報の発表状況により市町教育委員会が判断
51%
24%
23%
高校
99%
特別支援
87%
―
―
高校
特別支援
(4)台風等にともなう休校又は自宅待機の決定をどのような方法で周知していますか
項 目
幼稚園
小学校
中学校
一斉配信メール
72%
95%
92%
91%
74%
電話連絡網
33%
13%
41%
17%
37%
事前に判断基準を文書で周知
62%
71%
73%
82%
66%