大港保発第 6057 号平成 27 年 2 月 25 日事業主様大阪港湾健康保険組合理事長栗田利克介護保険料率の変更について時下、益々ご清祥のこととお慶び申しあげます。平素は、当組合の事業運営にご理解ご協力を賜り厚くお礼申しあげます。さて、標記の件につきまして、介護保険取扱機関である社会保険診療報酬支払基金への介護納付金納付のため、現在 17.5/1000 の介護保険料のご負担を皆様にお願いしているところですが、平成 27 年度は 9 年振りに介護報酬のマイナス改定が行われることとなり、介護納付金が前年度より減少する見込みとなりました。従いまして、介護保険料率を平成 27 年 3 月分保険料（平成 27 年 4 月送付の納入告知書）より現行から 0.5/1000 引き下げた 17.0/1000 へ変更することといたします。（任意継続被保険者につきましては、平成 27 年 4 月 1 日より変更となります。）健康保険料率につきましては、102.0/1000 と従来どおりですが、健保連の財政調整事業の財源として拠出する調整保険料の料率が、1.13/1000 から 1.06/1000 に変更されたことから、一般保険料率の負担割合が 100.87/1000 から 100.94/1000 となり、合計保険料率 102.0/1000 の内訳のみ変更となります。（負担率：事業主負担 56.9/1000・被保険者負担 45.1/1000 についても従来どおりです。）平成 27 年度は、財政圧迫の一番の原因である高齢者等に係る支援金・納付金が、前年度に比べ 2 億 5 千万円の大幅減となったため、保険料率の引き上げを行わず収支のバランスを取れる見込みですが、本年度はすべての団塊の世代が 65 歳～74 歳の前期高齢者となる年であり、社会の高齢化が加速することで今後さらに高齢者に係る納付金等が増大するのは明らかです。国民皆保険制度の維持も危うい状況であるなか、短時間労働者の社会保険適用拡大や、定年・再雇用などによる標準報酬月額の減少など他にも健康保険組合が抱える課題は多く、現状の高齢者費用負担構造や医療保険制度では今後も組合財政の困窮が予想されます。我が国の社会保障を取り巻く現状についてご理解いただき、組合運営にご協力の程よろしくお願い申しあげます。また、健康保険法第 47 条の規定（任意継続被保険者の報酬は在職中の最終の標準報酬月額、または当健康保険組合の前年の 9 月末日における全被保険者の標準報酬月額の平均とのいずれか低い額とする）により、任意継続被保険者にかかる平均標準報酬月額につきましては、平成 27 年度も 340 千円となりますので申し添えます。なお、料率の変更内容の詳細は、別紙「各種料率の変更について」のとおりです。ご不明な点がございましたら、当健康保険組合（ TEL 06－4395－4112 ）までお問い合せください。役職員一同、組合財政健全化に向け、なお一層の努力をする所存でありますので、今後ともご理解ご協力をお願い申しあげます。末筆とはなりましたが、貴事業所の益々のご発展をお祈りいたします。 ※ 納入告知書には基本保険料および特定保険料の内訳を表示しています。 ※ 事業主様は被保険者の給料明細に、基本保険料および特定保険料の内訳を記載するなどして保険料を徴収することが望ましいとされていますのでお含みのうえ、よろしくお願いいたします。【別紙】各種料率の変更について【健康保険料】一般保険料率（基本保険料＋特定保険料）並びに調整保険料率（変更前）負担区分事業一般保険料（基本保険料）（特定保険料）調整保険料健康保険料合計主 56.269／1000 30.340／1000 25.929／1000 0.631／1000 56.9／1000 被保険者 44.601／1000 24.064／1000 20.537／1000 0.499／1000 45.1／1000 合 100.87／1000 54.404／1000 46.466／1000 1.13／1000 102.0／1000 計 ⇩ ◎一般保険料率（基本保険料＋特定保険料）並びに調整保険料率（平成 27 年 3 月 1 日より適用）負担区分一般保険料（基本保険料）（特定保険料）調整保険料健康保険料合計主 56.308／1000 35.279／1000 21.029／1000 0.592／1000 56.9／1000 被保険者 44.632／1000 27.976／1000 16.656／1000 0.468／1000 45.1／1000 合 100.94／1000 63.255／1000 37.685／1000 1.06／1000 102.0／1000 事業計【介護保険料】 ◎介護保険第２号被保険者たる被保険者の介護保険料率（平成 27 年 3 月 1 日より適用）負担区分変主 8.75／1000 被保険者 8.75／1000 合 17.5／1000 事業計負担区分更前 ⇨ 変更後主 8.50／1000 被保険者 8.50／1000 合 17.0／1000 事業計