たんぽぽ通信 - 東小川児童センター・公民館

Tannpopo
平成27年 3 月 1 日(発行) 36号
News
地域子育てひろば たんぽぽ
活動場所 東小川児童センター内
たんぽぽ通信
☏・FAX 98-1238
[email protected]
(丸亀市飯山町東小川1260)
晴れ渡った空に風がやわらかく吹きわたり風光る 3 月
原っぱには、「たんぽぽ」「オオイヌノフグリ」の可愛
い花が咲きはじめました。たんぽぽひろばでも、生まれ
たばかりの赤ちゃんがお座りができ、ハイハイができ、
歩き始め、言葉も覚え、たくさんの「できる」を験しま
した。そして、みんなで喜び合った 1 年でした。あと 1
か月、心に残る思い出がたくさんできるよう楽しい遊び
の場の提供に努めます。
毎月お誕生日のお祝いをしました
出来ぐあいは
どうかしら?
はーい
とっても
可愛い
よ!
ラーメン体操
ハイ ポーズ!
2 月のチャレンジ作品
みんなが大好き! はらぺこあおむしさんが誕生しました。名前もしっかり手づくりです。
①ひなまつり
日時 平成 27 年3月 2 日(月)
★東小川児童センターと共催です。いろいろなお友達と一緒にひなまつりのお祝をします。
②子育て講座
日時 平成 27 年3月9日(月) 10:30~11:10
講師 言語聴覚士 元九州保健福祉大学保健科学部言語聴覚療法学科
教授 笠井 新一郎 先生
演題 関わりの重要性
★トライアングルでご指導いただいている笠井先生の講座です。ご参加ください。
③チャレンジタイムスペシャル10:00~11:30
④おわりの会 10:10~
日時 平成 27 年 3 月 16 日(月)
日時 平成27 年 3 月 23 日(月)
★今年度最後の作品です。 思い切りチャレンジしましょう! ★お兄ちゃんお姉ちゃんの進級のお祝をみんなでしましょう!
「別れ」と「出会い」
香川大学教育学部教授(当時)
(香川大学保健管理センター所長)
小柳
晴生
先生
今年も卒園式や卒業式、転勤など「別れ」のシーズンがやってきました。親しくなった人と
の別れは、断腸の思いに駆られるものです。私自身思い返してみても、小学校で友達が転校し
たり、自分が転校したりしましたが、生きている世界が変わって見えるほど深い悲しみに覆わ
れ、何時間も大声で泣きじゃくったものです。
今考えると、転校といってもほんの隣の小学校だったりしたのですが。まして違う県ともな
ると、子どもの足では会いに行くこともできず、今のように気軽に電話することも難しかった
ので、まるでかぐや姫が月にでも帰るような悲しみだったのです。
大人になると子どもの時よりはるかに多くの別れがあるのですが、以前ほど心が痛まなく
なりました。会おうと思えば会いに行けるし、手紙や電話で連絡が取れるので、子どものと
ほど距離感を感じなくなったこともあるのですが、それだけではないようです。
子どもの時は、別れがせつなくなるほど人と深く直接的に関わっていたように思います。
子どもは、心を開けっぴろげにして人と出会うので、別れのつらさはまた大きいのです。子ど
もとたった一時間、あるいは一日一緒に過ごしただけで、別れるときになごり惜しそうに「ま
たね」といつまでも手を振って見送ってくれる姿を見ると、子どもの時に味わったのと似た胸
の痛さがつきあげてきます。そういう関わりが持てたことはうれしいのですが、知りあわなけ
ればこんなにつらい思いをしなかったのにと悔やみさえします。
よく「出会い」のすばらしさが語られますが、出会いが深いほどに別れのつらさはひとしお
なのです。「別れの季節」にお子さんがこうしたつらさに直面しているとき、親として大人と
してどう関わっているのでしょうか。泣き悲しんでいたり、「きっと会いに行こうね」と、何
度も想い出話を語るかもしれません。最初こそ、「会いに行こうね」と応えるかもしれません
が、度重なるとうっとおしくなって、「いつまで思い出ばかりにひたるな」とか「すぐ新しい
お友達ができる」とか「もっと前向きに生きろ」とかいうかもしれません。これが一番いけな
いのです。
私達はしばらく会えないかもしれない。
ひょっとしたらもう二度と会えないかもしれない
つらい別れに耐えるために、せめて心に深く想い出を
刻み込むのです。そしてこの作業が人の心の
幅を広げ、陰鬱をもたらすのです。とは言え、
人はいつまでも悲しみの世界に居続けりことは
できません。いずれ辛さを振り切って、新しい
世界に、新しい人との関わりに向かって歩み
だしていかねばなりません。そして、また
辛い思いをするかもしれませんが、新しい
出会いを重ねてゆくことになるのです。
このとき、どのぐらい深く人とか関わるかは、別れのつらさに耐えられる力になるのです。
別れの痛みに耐えられない人は、人と深く関わらない、関われなくなるんです。それはそれで
自分を守る賢明な方法なのですが、人と関わることで得られる醍醐味を味わうことはできませ
ん。
別れの季節に、腸をねじらせるほどの悲しみ、胃を裏返すほどの寂しさやせつなさに身をゆ
だね、そのつらさを抱えることが、次の人に出会う時の深さを決めるんです。子どもは、元気
や明るさが強調されがちですが、悲しみもまた直接的に深く体験するものです。別れの辛さを
心に深く刻み込むという厳粛な作業に寄り添える感性を持った大人でありたいものです。
子育ての花束より抜粋
平成 27 年
3月の活動予定表
たんぽぽ
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
ひなまつり
たんぽぽサロン
たんぽぽサロン
たんぽぽサロ ン
地域交流会
9
10
11
12
13
14
子育て講座
たんぽぽサロン
誕生会
たんぽぽサロン
たんぽぽサロン
16
17
18
19
20
21
チャレンジタイム
たんぽぽサロン
たんぽぽサロン
たんぽぽサロン
春分の日
28
8
15
スペシャル
22
29
親子ふれあい
遊び
親子ふれあい
遊び
23
24
25
26
27
おわりの会
たんぽぽサロン
たんぽぽサロン
たんぽぽサロン
たんぽぽサロン
30
31
たんぽぽサロン
たんぽぽサロン