千葉市農業等就労・社会体験支援事業実施要綱 (趣旨) 第1条 この要綱は、農業等就労・社会体験支援事業(以下、「本事業」という。)の円 滑な実施のため、必要な事項を定めるものとする。 (事業の目的) 第2条 本事業は、稼働能力を有する被保護者等のうち不就労の者に対し、農業等の就労体 験やボランティア活動等の社会体験の機会を提供することにより、その就労意欲を喚起す るとともに社会参加意識の向上を図り、就労の促進につなげることを目的とする。 (事業の実施) 第3条 本事業は、委託により実施する。本事業の受託者(以下、「受託者」と言う。) は、委託契約内容に基づき事業を実施する。 (事業対象者) 第4条 事業対象者は、稼働能力を有する被保護者のうち、就労を希望しているが、就職 に結びつかない者及び就職活動が長期化し、働くことへの意欲を失ってしまう者等、一 般的な求職活動による就労が困難と思われる者とする。 (事業の業務分担) 第5条 本事業の業務分担は次のとおりとする。 (1) 千葉市保健福祉局保護課(以下、「保護課」と言う。) ア 本事業の委託者(以下、「委託者」と言う。)は保護課とする。 イ 受託者との契約、関係機関との協議及び全体調整を行う。 ウ 本事業に係る各保健福祉センター社会援護課(中央保健福祉センター及び若葉保 健福祉センターにおいては社会援護第一課及び社会援護第二課)(以下、「各社会 援護課」と言う。)との調整を行う。 (2) 各社会援護課 ア 支援対象者の選定及び支援対象者への説明を行う。 イ 農業等就労・社会体験支援事業参加申込書(以下、「参加申込書」と言う。) (様式1)により支援対象者の参加申込みを行う。 ウ 農業等就労・社会体験支援事業参加申込者記録票(以下、「申込者記録票」と言 う。)(様式2)の作成を行う。 エ 支援対象者に関することについて受託者及び関係機関との個別調整を行う。 オ 支援対象者の体験参加状況の確認を行う。 カ 支援期間中、保護課に対して農業等就労・社会体験支援事業参加報告書(以下、 「状況報告書」と言う。)(様式6)により毎月定期的に状況報告を行う。 また、保護課の求めに応じて随時で状況報告を行う。 キ 農業等就労・社会体験支援事業終了報告書(以下、「終了報告書」と言う。) (様式7)の提出を受け支援状況を確認のうえ、農業等就労・社会体験支援事業結 果報告書(以下、「結果報告書」と言う。)(様式8)を作成し、保護課への報告 を行う。 ク 支援終了後の支援対象者への指導・援助を行う。 (3) 受託者 ア 本事業の目的を達成するための支援計画の作成を行う。 イ 支援計画に沿った受け入れ先の開拓を行う。 ウ 農業等就労・社会体験支援事業対象者名簿(以下、「対象者名簿」と言う。) (様式3)の作成を行う。 エ 支援対象者ごとの個別の支援内容を検討し、支援内容の決定、受け入れ先の選定 及び決定を行う。 オ 農業等就労・社会体験支援事業台帳(以下、「支援台帳」と言う。)(様式4) の作成を行う。 カ 支援内容に基づき具体的な支援を行う。 キ 参加体験状況について、支援対象者ごとに農業等就労・社会体験支援事業参加体 験状況記録票(以下、「体験記録票」と言う。)(様式5)を作成する。 ク 業務期間中、保護課及び各社会援護課に対して毎月定期的に状況報告を行う。ま た、保護課の求めに応じて随時状況報告を行う。 ケ 支援終了後、終了報告書(様式7)を作成し、各社会援護課に提出を行う。 (事業期間及び支援期間) 第6条 本事業の事業期間は1年間以内とする。 2 事業期間のうち、個々の支援対象者に対する支援期間は、就労体験、社会体験ともに 原則として1か月以内とする。ただし、期間の延長を可能とすることができる。 (支援手順) 第7条 支援手順は次の各号に掲げるとおりとする。 (1) 支援対象者の選定は、各社会援護課の地区担当員(以下、「地区担当員」と言う。) が事業対象者の中から支援対象者候補を選び、本人の参加意思を確認したうえで査察 指導員と協議して選定する。 (2) 参加申し込みは次により行うものとすること。 ア 地区担当員は、参加申込書(様式1)を支援対象者に作成させ、提出を受けると ともに、支援対象者の現況とこれまでの就労支援等の経過を記載した、申込者記録 票(様式2)を作成し査察指導員の確認を受ける。 イ 各社会援護課は、参加申込書(様式1)及び申込者記録票(様式2)を受託者に 提出し参加申込み手続きをする。 ウ 各社会援護課は、参加申込み手続きを行った支援対象者の人数を速やかに保護課 に報告する。 (3) 受託者の支援業務は次により行うものとすること。 ア 参加申込書(様式1)及び申込者記録票(様式2)の記載内容に基づき、対象者 名簿(様式3)を作成する。 イ 支援対象者ごとの個別の支援内容を検討し、支援内容の決定を行う。 ウ 受け入れ先の候補を選定し、各社会援護課と協議のうえ、支援対象者の意思を尊 重し、受け入れ先を決定するとともに、支援台帳(様式4)の作成を行う。 エ 決定した支援内容、受け入れ先の状況をもとに支援対象者との面談を行い、具体 的な支援を行う。 オ 支援期間中、定期的に支援対象者の体験参加状況を確認し、支援対象者の就労意 欲の向上、就労意欲継続のための必要な相談業務等を行う。また、地区担当員と連 携し、支援対象者に対して効果的な体験参加となるよう必要な助言等を行う。 カ 参加体験状況について、体験記録票(様式5)を作成する。 キ 支援終了とともに対象者の体験参加状況等を記載した終了報告書(様式7)を作 成し、対象者名簿(様式3)、支援台帳(様式4)、体験記録票(様式5)を添え て各社会援護課に提出する。 (4) 支援期間が1か月を経過し、支援終了となるべき対象者について、その対象者から の申し出に基づき、各社会援護課、受託者、受け入れ先の協議により最大で支援期間 を1か月間延長することができる。 (支援状況の確認) 第8条 各社会援護課は、受託者より提出を受けた終了報告書(様式7)及び対象者名簿 (様式3)、支援台帳(様式4)、体験記録票(様式5)の内容を確認し、支援対象者 の体験参加状況を把握する。また、必要に応じて受け入れ先から体験参加状況の聴取を 行う。 (支援結果の報告) 第9条 各社会援護課は、本事業による支援が終了し受託者より終了報告書(様式7)等 の提出を受けた場合は、結果報告書(様式8)を作成し、速やかに保護課に報告する。 (支援終了者への援助) 第10条 各社会援護課は、本事業による支援が終了した支援対象者について、就労促進 事業等の支援対象候補者とし、引き続き就労支援を継続する。 (個人情報保護) 第11条 本事業へ参加する被保護者等の個人情報を受託者へ提供することについて、参 加申込書により、あらかじめ対象者の同意を得なければならない。また、受託者及びそ の従事者は、本事業の実施にあたって知りえた対象者及びその関係者の個人情報につい て、千葉市個人情報保護条例に規定されているところにより適正な取扱いに留意すると ともに、他に漏らしてはならない。事業終了後も同様とする。 附 則 この要綱は、平成23年4月1日から施行する。 附 則 この要綱は、平成24年4月1日から施行する。 附 則 この要綱は、平成25年4月1日から施行する。
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