平成26年一学期終業式学校長講話

平成 26 年度一学期終業式
2014.7.24
全校の皆さんおはようございます。
発表してくれた二年生と四年生のみなさんありがとうございました。一人一人が、クラスみんなが、学年みんな
が楽しく取り組んでがんばったことがうかがえました。他の学年のお友だちも同じように充実した一学期が送れたこ
とと思います。
今年度の初めに、一学期の途中にみなさんと みなさんにこんな風にがんばっていきたいねと確かめたことは
どうだったでしょうか。
一つは「磨く」 一人一人磨くこと がんばり取り組むことを決めて取り組めたでしょうか。 クラス、学年みんな
で取り組めたでしょうか そしてしっかり磨けたでしょうか。 そしてみんなで磨いて楽しい「わたしの」西箕輪小学校
になったでしょうか。
二年生、四年生はそんな磨いたところが発表からうかがえたと思います。
挨拶をがんばろうと思った友だち 今年から始まったドリルの時間にがんばろうと思ったお友だち
つい先日まで行われた読書週間 読書をがんばろうと思ったお友だち
今収穫が始まってきた野菜作りや朝顔を育てることをがんばった友だち
最近一緒に勉強した一年生のお友だちは、初めて習ったひらがなを丁寧にきれいに書こうとがんばっていまし
た。もう一度自分が何を磨こうと、一生懸命 に取り組もうとしたか。それができたかなって振り返ってみましょう。
「磨く」っていうことについては、お掃除を大切にして
床を磨いて
学校を磨いて
自分の心を磨こうっていう
お願いをしました。膝をついてしっかりと床を磨く姿や昨日(大掃除)も窓ふきをお願いしたお友だちが校長室からさ
らに担当以外の職員室まで窓ふきをどんどん進めてくれる姿もありました。掃除の中でも大変なぞうきんがけを大
切にして、しっかりと床を教室を学校を磨いて、自分の心を磨けましたか。
もう一つ「きく」ことをがんばれましたか。先生から伝えられる大切な勉強の言葉 生活の約束 友だちの気
持ち 友だちのすてきな考え しっかり「きく」ことができたでしょうか。 どんな「きく」ができたでしょうか。 気持ち
をしっかりと傾けてきいて、思わず「わかったよ」という返事ができる「きく」ができたでしょうか、振り返ってみてくださ
い。
私から見ると挨拶が自分からできるお友だち、笑顔でできるお友だち、「校長先生おはようございます」って相
手の名前がつくあいさつがお友だちが、今年は、一学期は増えた気がします。掃除の取りかかりや終わりの挨拶
をしっかりできるお友だち、どんどん作業を進めるお友だちも増えた気がします。全校集会で「きく」姿勢ができて
きたお友だちが増えてきた気がします
みなさんはどう感じてますか。
さて明日からいよいよ夏休みです。クラスで、お家で楽しい夏休みの計画を立てて、目標を立ててスタートする
と思います。事故やケガ無く安全で楽しい夏休みすることが全校のお友だちみんなの先ず第一の願いですね。
私もそうですが、お休みや学校の外での生活になるとついつい気持ちが緩んでしまうことがあります。
昨年は見えないけど西箕輪小学校○ 年某っていう名札をつけているつもりで生活することをお願いしました。
今年はこれ(この言葉を)を忘れず生活を送ってください。
「見てござる」 見てますよっていういみですね。余り使わない言葉遣いですが。少し古い童謡というか歌や
仏教、仏様の教えに出て来る言葉ですね。
日本には昔からお天道様って言う言葉がありますが、「誰も見てないようでも、お天道様が見てるよ。仏
様が見てるよ。神様が見てるよ。誰かが見てるよ。」ってよくお年寄りなどが言われますが、そのことですね。
この言葉につながる中国の故事 古くからの言い伝えに
天知る
地知る 我知る
人知る (てんしる ちしる
われしる
いとしる)
あるいは
天知る 地知る 我知る 子知る
っていうことばがあります。
( 天知る 神知る 子知る 我知る など )
中国の昔の人楊震(ようしん)というまじめで正しいこと、いけないことに厳しい立派な役人、政治家がいました
が、その人が地方のお役人になったときに、王密という人が訪ねてきました。王密は楊震のおかげで役人になる
ことができたので、楊震に対して恩返しをしたいと思って訪ねてきたんですね。夜中に王密はお金を楊震にお礼と
いうことで差し出しました。楊震が断ると王密は「こんな夜中のことです。だれが知りましょう。」と言いました。そのと
きに楊震が言った言葉がこの「天知る・・・」です。
この悪いことは、「私も、あなたも知っている。お天道様も見ている。ちゃんと誰かが見ているよ。」っ
ていうことですね。
でもわたしが考えるに、一番は「あなた自分で悪いことって思っているんだったら、わかっているんだった
ら、やってはいけないんだよ。」っていうことだと思います。
人が見てなきゃ横断しちゃえとか、この川で遊んじゃえとか、自転車で行っちゃえとか・・・自分でいけ
ないと感じた気持ちを大切にして生活しましょう。きっとだれかが「見てござる」と忘れずに。
長い夏休みはお家の方もお仕事でいらっしゃらない日もあります。自分で自分の生活を作る。自分の安全
を守る。妹や弟の世話(安全を守る)をしなくてはならいでしょう。是非西箕輪小学校の子どもとして、西箕輪の
子どもとして、当たり前のことを当たり前にを心がけて、安全で楽しい夏休みにしましょう。さらに地域の方がほめて
くださっている挨拶をもっともっと元気よくプールへの行き来の時などにどんどんして、西箕輪小学校の子どもとし
て胸を張れる夏休みにしましょう。
夏休み明けに楽しさいっぱいの笑顔のみなさんと一学期以上に元気よく出会え、挨拶できるのを楽しみしてい
ます。
終わります。