ご挨拶 - 秋田赤十字病院

第 42 回
日本赤十字リハビリテーション協会学術集会ご挨拶
会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申しあげます。
この度、第 42 回日本赤十字リハビリテーション協会学術集会を当院が担当させてい
ただくことになりました。当協会学術集会 42 回の歴史において、東北での開催は初め
てとなります。東北、秋田の地でこの会が開催できますことは、大変喜ばしく光栄に思
うところです。
さて、今回のテーマは、『急性期から始まるチーム医療~リハビリテーションスタッ
フに求められること、行うべきこと~』としました。早期離床を実現することにより、
不要な臥床による肺炎などの呼吸器合併症をはじめ、廃用による連鎖的機能低下、二次
合併症を予防できることが明らかになっております。しかしながら、リハビリテーショ
ンスタッフのみの介入で、早期離床を実現させるのには限界があります。そればかりか、
余計な介入やまちがいにより、症状を増悪させてしまう可能性があることも事実です。
より急性期からの廃用等の予防的な管理と、安全で効果的な離床の実現は、多職種間の
密な連携と協働(共同)によるリハビリテーションの介入があってこそ可能であると思
われます。また、疾患の治療や早期離床の実現のためには、良好な栄養状態であること
が基盤となり、その一つに経口摂取が可能かどうかの評価も重要と考えられます。
今回は特別講演として 3 題企画いたしました。杏林大学医学部付属病院看護部長道又
元裕先生からは、看護師の立場から、急性期医療分野における協働(共同)とリハビリ
テーションスタッフに求めることについてお話いただきます。市立函館病院理学療法士
山下康次先生からは、リハビリテーションスタッフが行うべきことや、実際の離床場面
での工夫や配慮すべき点についてお話いただきます。また、鶴岡協立リハビリテーショ
ン病院福村直毅先生からは、早期から経口摂取を確保するための工夫や連携、誤嚥の予
防についてお話いただきます。本学術集会が、それぞれのリハビリテーションスタッフ
のチームでの役割を再考する機会となり、リハビリテーションの質の向上に寄与できれ
ば幸いに存じます。
秋田には、稲庭うどん、きりたんぽ、比内地鶏、そして日本酒などの美味しいものが
たくさんあります。また、秋田は小野小町に代表される美人の産地ともいわれています。
秋田美人と一緒に美味しい物に舌鼓を打ち、秋田の温泉で心と身体を癒していただけれ
ばと思っております。今回このような学術集会を当院が担当させていただく機会を得、
スタッフ一同精一杯頑張らさせていただきますので、皆様のご参加を心よりお待ち申し
上げております。
第 42 回 日本赤十字リハビリテーション協会学術集会
学術集会長
山平斉