資料4

資料④
資
料
2015 年 2 月 25 日
日
本
銀
行
1.日銀ネットとは
わが国の主要な決済システム(注)
取引・指図
・照合
 日本銀行と金融機関等の間の資金や国債の決済
日本銀行
を担う、わが国決済システムの基幹インフラ。
国庫金
料金収納等
国庫制度
マルチペイメント
ネットワーク
クリアリングセンター
デビットカード
クリアリングセンター
CD/ATM
 1 営業日あたり平均の決済件数(2014 年)
 当座預金決済 約 6 万 8 千件
 国債決済
決済
清算
電子記録債権
CD/ATM
オンライン提携網
電子債権記録機関
約 1 万 9 千件
外国為替市場
 1 営業日あたり平均の決済金額(同)
全国銀行
資金決済
ネットワーク
資金移動業者
振込等
資
口座引落
金
決
済 クレジットカード
手形・小切手
短期金融市場
全国銀行
内国為替制度
金融機関
各地手形交換制度
短資取引約定
確認システム
CLS
(円決済分)
SWIFT
外国為替
円決済制度
取引情報蓄積・報告
店頭デリバ
ティブ市場
 当座預金決済 約 125 兆円
日銀ネット
当預系
日本証券クリアリング機構
DTCC データ・
レポジトリー・ジャパン
東京金融取引所
 国債決済
取引所デリバ
ティブ市場
約 101 兆円
 利用する金融機関等の数(2014 年末時点)
 当座預金決済 474 先
株式
証
券
決
済
投資信託
一般債
短期社債
 国債決済
296 先
大阪取引所
東京証券取引所
国債
(注)
日本証券
クリアリング機構
東証ほか証券取引所
ほふりクリアリング
(証
決
券済
保照
管合
振シ
替ス
機テ
構ム
)
株式等 DVP
振替制度
投資信託
振替制度 DVP
一般債
DVP
振替制度
短期社債
振替制度 DVP
日本証券
クリアリング機構
証券保管
振替機構
D
V
P
国債登録・振決制度
(日銀ネット国債系)
点線で囲まれているシステムは取引の一部で利用されているもの。
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2.これまでの主な取り組み
1988 年
稼動開始(当座預金取引)
1989 年
外国為替円決済*
1990 年
国債決済
1994 年
国債DVP決済(資金と証券の同時受渡し)
1999 年
金融調節等入札連絡
2001 年
当座預金取引・国債決済のRTGS(即時グロス決済)化、与信担保関係取引
2002 年
国債系オペ(現先取引)
2003 年
国債系オペ(国債売買取引)
2008 年
流動性節約機能の導入、外為円決済の完全RTGS化
2011 年
大口内国為替決済のRTGS化
* 制度の運営主体は全国銀行協会。
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3.新日銀ネット構築のねらい
現行日銀ネットの課題
システムの設計思想や基本技術は、稼動開始(1988
日銀ネットを巡る環境変化
金融のグローバル化や情報技術革新の進展
年)以来、ほぼ不変
 コスト・リスク削減の観点等から、標準化や、シ
⇒ 技術進歩を円滑に取り入れることが次第に困難
となってきている。
ステム間の相互接続を通じ取引から決済に至る
までのプロセスを一貫処理する動き(STP化)
⇒ システムが複雑化するなど、環境変化に柔軟に対
が進展。
応していくことが徐々に難しくなってきている。
⇒ 設計思想(システム構造、プログラミング手法等)
が、ニーズに十分に応えられなくなりつつある。
 クロスボーダーでの決済システムの結び付きの
強まり。
新日銀ネットの基本コンセプト
①最新の情報処理技術の採用
≪新日銀ネットで採用した新技術の例≫
②変化に対して柔軟性の高い
システムの構築
プログラミング言語
通信プロトコル
③アクセス利便性の向上
電文フォーマット
新日銀
現行日銀
ネット
ネット
Java
PL/I
TCP/IP
独自
XML
独自
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4.スケジュール
 新システムへの移行を円滑に進める観点から、2段階に分けて開発。
第1段階:2014 年 1 月 6 日に稼動開始済
 システムインフラの基幹部分の構築
 対象業務:オペ、国債の発行入札等
第2段階:2015 年 10 月 13 日に稼動開始(候補日)
 対象業務:当座預金取引、国債決済、与信担保関連取引等
 本年 3 月から、第2段階開発の総合運転試験を行い、本年 10 月に全面稼動開始を予定。
現時点
段階
第1段階
2010 年度
2011 年度
2012 年度
2013 年度
2014 年度
2015 年度
稼動開始
システム開発
テスト
稼動開始
システム開発
第2段階
テスト
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5.新日銀ネットを活用した取り組み
 稼動時間は、当預系(資金決済)
・国債系(国債決済)とも 21 時まで拡大する予定。
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当預系
国債系
:現状
:第2段階稼動開始(候補日:2015 年 10 月 13 日)以降拡大
:2016 年 2 月 15 日(候補日)以降拡大予定。
いずれも通常日の例。
≪「新日銀ネットの有効活用に向けた協議会」*における議論の概要≫
*
日本銀行が設置した、日銀ネット利用先金融機関 16 先、業界団体 9 先をメンバーとする協議会
[環境変化]
・アジア等への本邦企業の進出
・本邦金融機関の海外貸出等の増加
[日銀ネットでの対応]
稼動時間を拡大すれば、海外市場との決済時間帯の重なりが増える
ことで、クロスボーダーの資金・証券決済が迅速化
・非居住者の日本国債保有の増加
・店頭デリバティブ等の国際的な規制の導入
決済リスク削減、資金・担保効率向上を通じ、わが国決済全体の安
全性・効率性向上や金融市場の活性化、金融機関の企業向け決済サ
ービス等の高度化にも資する。
(夜間における活用の例)
① グローバルベースでの日本国債の有効活用
→ 欧州市場での日本国債を担保とした外貨調達、欧州の清算機関・取引相手とのデリバティブ担保の機動的な受払等
② 海外との円建て顧客送金の迅速化
→ アジア夕刻や欧州午前中の本邦企業の海外拠点等からの送金依頼の当日中処理、資金のプーリング・サービスの提供
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