資料一式 - 国立環境研究所

入
札
説
明
書
(地上モニタリングステーション保守管理・観測補助業務)
平成27年2月
独立行政法人国立環境研究所
当研究所の一般競争入札に係る入札公告(平成27年2月27日付)に基づく入札につ
いては、関係法令に定めるもののほか、この入札説明書による。
1.競争入札に付する事項
(1)調 達 役 務
地上モニタリングステーション保守管理・観測補助業務
(2)履 行 期 限
平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
(3)仕
様
別紙仕様書のとおり
(4)履 行 場 所
独立行政法人国立環境研究所(茨城県つくば市小野川16-2)
地球環境モニタリングステーション
波照間(沖縄県八重山郡竹富町字波照間伊勢原4793-2)
落石岬(北海道根室市落石西243-2)
(5)入札保証金
免除
(6)契約保証金
免除
2.競争参加に必要な資格
(1)平成25・26・27年度環境省競争参加資格(全省庁統一資格)「役務の提
供等」の「建物管理等各種保守管理」において「A」 、「B」又は「C」等級
に格付けされている者であること。
(2)法令等の定めにより許認可を受けて営業を行う必要がある場合にあっては、その
許認可を受けていることを証明できる者であること。
(3)独立行政法人国立環境研究所契約事務取扱細則第5条の規定に該当しない者であ
ること。なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必
要な同意を得ている者については、同条中、特別の理由がある場合に該当する。
(4)独立行政法人国立環境研究所契約事務取扱細則第6条の規定に該当しない者であ
ること。
(5)契約者等から取引停止の措置を受けている期間中の者でないこと。
(6)入札説明書において示す暴力団排除に関する誓約事項に誓約できる者であること。
3.入札心得
(1)入札参加者は、仕様書及び添付書類を熟読のうえ、入札しなければならない。
(2)入札参加者は、前項の書類について疑義があるときは、関係職員の説明を求める
ことができる。
(3)入札参加者は、入札後、仕様書及び添付書類についての不明等を理由として異議
を申し立てることはできない。
4.入札及び開札の日時及び場所
平成27年3月24日(火) 午後3時
茨城県つくば市小野川16-2
独立行政法人国立環境研究所 研究本館Ⅰ
106-1号室
5.入札説明書等に対する質問
(1)入札説明書に対する質問がある場合においては、次に従い、書面(様式は自由)
により提出すること。
①受領期間:平成27年2月27日(金)から平成27年3月6日(金)まで。
持参する場合は、午前10時から午後5時まで。
②提出場所:〒305-8506
茨城県つくば市小野川16-2
独立行政法人国立環境研究所総務部会計課契約第一係 阿部
TEL 029-850-2775
③提出方法:書面は持参し、又は郵送(書留郵便に限り、受領期間必着とする。)
することにより提出するものとし、電送によるものは受け付けない。
(2)(1)の質問に対する回答書は、次のとおり閲覧に供する。
①閲覧期間:平成27年3月11日(水)午前10時から
平成27年3月24日(火)午後3時まで。
②閲覧場所:茨城県つくば市小野川16-2 独立行政法人国立環境研究所及び
当研究所HP
(3)(1)の質問がない場合、(2)については行わないものとする。
6.参考見積書の提出
(1)入札に参加しようとする者は、本業務に要する費用の参考見積書、参考見積書内
訳書を次に従い提出すること。なお、参考見積内訳書は可能な限り詳細に記載する
ものとし、内訳書の全ての単価(単価を示すことができないものについては、その
価格)について、その単価を証明する書類を添付すること。
①提出期限:平成27年3月18日(水)午後0時
②提出場所:本入札説明書5.(1)②と同じ
③提出方法:本入札説明書5.(1)③と同じ
(2)参考見積書(内訳含む)に使用する言語は、日本語に限るものとし、また金額は、
日本国通貨による表示に限るものとする。
7.入札及び開札
(1)入札書(別紙1)には、入札参加者の住所、氏名を記入のうえ押印し、金額の記
入はアラビア数字を用いて鮮明に記載すること。
(2)入札書及び入札に係る文書に使用する言語は、日本語に限るものとし、また入札
金額は、日本国通貨による表示に限るものとする。
(3)入札金額については、1.(1)の業務に関する一切の費用を含めた額とする。
(4)落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の8%に相当する額
を加算した金額(当該金額に1円未満の端数があるときは、その金額を切り捨てる
ものとする。)をもって落札価格とするので、入札参加者は、消費税及び地方消費
税に係る課税事業者であるか免税事業者であるかを問わず見積もった契約金額の
108分の100に相当する金額を入札書に記載するものとする。
(5)入札書は、別紙の書式により作成し、封かんのうえ持参又は郵送により提出する
ものとする。なお、電送等その他の方法による入札は認めない
入札書を持参する場合は、入札書を封かんし、入札参加者の商号又は名称、入札
件名及び開札日時を記載して入札箱へ投入すること。
(6)入札書を郵送により提出する場合は、二重封筒とし、表封筒に入札書在中の旨を
朱書し、中封筒に入札参加者の商号又は名称、入札件名及び開札日時を記載して書
留郵便(配達証明付)により、次に従い郵送すること。ただし、郵送による入札書
の提出は1通のみ認める。
①提出期限:入札日及び開札の1営業日前 午後5時。
②提出場所:本入札説明書5.(1)②と同じ。
(7)入札参加者は、入札書を提出する際には、本入札説明書2.(1)の競争参加資
格を有することを証明する書類を提出すること。
(8)入札参加者は、代理人又は復代理人(以下「代理人等」という。)をして入札さ
せるときは、その委任状(別紙2、3)を持参させなければならない。
(9)入札参加者又はその代理人等は、当該入札に対する他の入札参加者の代理をする
ことができない。
(10)提出済の入札書は、その事由のいかんにかかわらず引換え、変更又は取消しを行
うことができない。
(11)開札は、入札参加者の面前で行う。ただし、入札参加者又はその代理人等が開札
場所に出席しないときは、入札執行事務に関係のない職員を立会させて開札する。
この場合、異議の申し立てはできない。
(12)入札参加者又はその代理人等は、開札時刻後においては、開札場に入場すること
はできない。
(13)入札参加者が連合し、又は不穏の行動をなす等の場合において、入札を公正に執
行することができないと認められるときは、当該入札参加者を入札に参加させず、
又は入札の執行を延期し、若しくは取りやめることがある。
8.入札の無効
次の各号に該当する入札書は無効とする。
(1)競争に参加する資格を有しない者の提出した入札書
(2)委任状を持参しない代理人等の提出した入札書
(3)記名押印(外国人又は外国法人にあっては、本人又は代表者の署名をもって代え
ることができる。)を欠いた入札書
(4)入札金額の記載が不明確な入札書
(5)入札金額の記載を訂正した入札書
(6)誤字、脱字等により意志表示が不明瞭である入札書
(7)明らかに連合によると認められる入札書
(8)同一事項の入札について、他の入札参加者の代理人等を兼ねた者の入札書
(9)同一入札執行回について、入札参加者又はその代理人等が二通以上の入札書を提
出した場合
(10)その他の入札に関する条件に違反した入札書
9.落札の決定
本入札説明書2の競争参加資格及び仕様書等の要求要件を全て満たし、当該入札書の
入札価格が独立行政法人国立環境研究所契約事務取扱細則第13条の規定に基づいて作
成された予定価格の範囲内で、最低の価格をもって有効な入札を行った者を落札者とす
る。ただし、落札者となるべき者の入札価格によっては、その者により当該契約の内容
に適合した履行がなされないおそれがあると認められるとき又は、その者と契約を締結
することが公正な取引の秩序を乱すこととなるおそれがあって著しく不適当であると認
められるときは、予定価格の制限の範囲内の価格をもって入札した他の者のうち最低の
価格をもって入札した者を落札者とする。
10.再度入札
開札した場合において、入札参加者の入札のうち予定価格の制限に達した価格の入札
が無いときは、直ちに再度の入札を行う。なお、再度入札の回数は原則として2回を限
度とする。
ただし、郵便による入札を行い、開札当日に入札参加者又はその代理人等が開札場所
に出席しないときは、再度入札による入札に参加できないため注意すること。
11.同価格の入札が2人以上ある場合の落札者の決定
(1)落札者となるべき同価格の入札をした者が2人以上あるときは、直ちに、当該入
札をした者にくじを引かせて落札者を決定する。
(2)前項の場合において、当該入札をした者のうちくじを引かない者があるとき又は、
直接くじを引くことができないときは、これに代わって入札執行事務に関係のない
職員にくじを引かせる。
12.低入札価格調査制度の実施
(1)本調達は、低入札価格調査制度の対象である。
(2)相手方となるべき者の申込みにかかる価格によっては、その者により当該契約の
内容に適合した履行がされないこととなるおそれがあると認められる場合の基準
(以下「基準」という。)は、別紙のとおりである。
(3)入札者は提出した入札書の内訳書を開札前に作成し、開札日に用意しておくこと。
(4)落札者となるべき者の入札価格が、基準価格を下回った場合、開札執行者は入札
者に対して「保留」の旨宣言し、落札者は後日決定する旨を告げて開札を終了する。
(5)その後、国立環境研究所において、入札者からの事情聴取、関係機関への照会等
の調査を行う。入札者は、事情聴取及び当所から求められた書類の提出について協
力すること。
(6)(5)に基づき調査を行った後の結果の通知は以下による。
①調査の結果、契約の内容に適合した履行がされると認められた場合には、直ちに
最低価格入札者に落札した旨を通知するとともに、他の入札者全員に対してその
旨を通知する。
②調査の結果、契約の内容に適合した履行がされない恐れがあると認められ、最低
価格入札者以外の者が落札者として決定された場合には、当該落札者には落札者
となった旨の必要な通知を行い、最低価格入札者には落札者とならなかった理由
等を通知する。併せて他の入札者全員に対して落札決定があった旨を通知する。
13.落札内訳書の提出
(1)落札者は、落札者の決定後すみやかに落札額に応じた内訳書を提出すること。
なお、内訳書は可能な限り詳細に記載するものとし、内訳書の全ての単価(単価
を示すことができないものについては、その価格)についてその単価を証明する書
類を添付すること。
(2)内訳書の様式は自由とする。
(3)内訳書は返却しない。
14.契約書等の提出
(1)契約書を作成する場合においては、落札者は、契約担当者等から交付された契約
書の案(別紙4)に記名押印し、速やかにこれを契約担当者等に提出しなければな
らない。
(2)契約書及び契約に係る文書に使用する言語及び通貨は、日本語及び日本国通貨に
よる。
(3)契約担当者等が契約の相手方とともに契約書に記名押印しなければ、本契約は確
定しないものとする。
(4)契約書の締結日については、平成27年4月1日付けとする。
15.契約者の氏名
国立研究開発法人国立環境研究所
理事長
住 明正
16.契約情報の公表について
① 落札及び随意契約の公表
契約を締結したときは、後日当該契約情報を当法人のHPにおいて公表する。
② 「独立行政法人の事務・事業の見直しの基本方針」に基づく公表
独立行政法人が行う契約については、「独立行政法人の事務・事業の見直しの基
本方針(平成 22 年 12 月 7 日閣議決定)」において、独立行政法人と一定の関係を
有する法人と契約をする場合には、当該法人への再就職の状況、当該法人との間の
取引等の状況について、情報を公開するなどの取組を進めることとされている。こ
れに基づき、以下のとおり、当法人との関係に係る情報を当法人のHPで公表する
こととするので、所要の情報の当法人への提供及び情報の公表に同意の上で、応札
若しくは応募又は契約の締結を行っていただくようお願いする。なお、応札若しく
は応募又は契約の締結をもって、同意されたものとみなすこととする。
1) 公表の対象となる契約先
次のいずれにも該当する契約先
ア.当法人において役員を経験した者が再就職をしていること又は課長相
当職以上の職を経験した者が役員、顧問等として再就職していること
イ.当法人との間の取引高が、総売上高又は事業収入の3分の1以上を
占めていること
2) 公表する情報
上記に該当する契約先との契約(予定価格が一定の金額を超えない契約や光
熱水料の支出に係る契約等は対象外)について、契約ごとに、物品・役務等の
名称及び数量、契約締結日、契約先の名称、契約金額等と併せ、次に掲げる情
報を公表する。
ア.前記② 1)アに該当する再就職者の人数、職名及び当法人における
最終職名
イ.当法人との間の取引高
ウ.総売上高又は事業収入に占める当法人との間の取引高の割合が、次
の区分のいずれかに該当する旨
・3分の1以上2分の1未満
・2分の1以上3分の2未満
・3分の2以上
エ.一者応札又は一者応募である場合はその旨
3) 提供を求める情報
ア.契約締結時点における前記② 1)アに該当する再就職者に係る情報(人
数、職名及び当法人における最終職名)
イ.直近の事業年度における総売上高又は事業収入及び当法人との間の取
引高
4) 公表の時期
契約締結日の翌日から起算して原則72日以内(4月中に締結した契約につ
いては原則93日以内)
<
記
入
一金
入
札
例
>
書
0,000,000,000.-
ただし、○○○○○○○○○○
上記金額をもって、貴所入札説明書承諾の上、入札します。
御採用のうえは確実に履行いたします。
なお、入札説明書別紙 5 の暴力団排除に関する誓約事項に誓約します。
平成
年
月
日
住
所 △△△△△△△△△△
商号又は名称 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
代 表 者 名
※ ※
※ ※
<(復)代理人
☆ ☆
☆ ☆
※ 代理人又は復代理人が入札の際は記名・押印すること
独立行政法人国立環境研究所理事長
殿
㊞
㊞>
(別紙1)
入
札
書
一金
ただし、地上モニタリングステーション保守管理・観測補助業務
上記金額をもって、貴所入札説明書承諾の上、入札します。
御採用のうえは確実に履行いたします。
なお、入札説明書別紙 5 の暴力団排除に関する誓約事項に誓約します。
平成
年
月
日
住
所
商号又は名称
代 表 者 名
独立行政法人国立環境研究所理事長
殿
㊞
(別紙2)
平成
委
独立行政法人国立環境研究所理事長
任
年
月
日
状
殿
委任者:住
所
商号又は名称
代 表 者 名
㊞
今般、私は、
を代理人と定め、平成27年2月27日付公示された独立行
政法人国立環境研究所の「地上モニタリングステーション保守管理・観測補助業務」に関
し、下記の権限を委任いたします。
受任者:住
所
商号又は名称
氏
名
記
1.本入札に係る一切の権限
2.1.の事項に係る復代理人を選任すること
代理人使用印
(別紙3)
平成
委
独立行政法人国立環境研究所理事長
任
年
月
日
状
殿
委任者:住
所
商号又は名称
氏
名
㊞
今般、私は、
を復代理人と定め、平成27年2月27日付公示された独立行
政法人国立環境研究所の「地上モニタリングステーション保守管理・観測補助業務」に関
し、下記の権限を委任いたします。
受任者:住
所
商号又は名称
氏
名
記
1.本入札に係る一切の権限
復代理人使用印
(別紙4)
契
国立研究開発法人国立環境研究所
約
理事長
書(案)
住
明正(以下「甲」という。)と、
(以下「乙」という。)とは、次の
条項により契約を締結する。
1. 件
名
2.契 約 金 額
地上モニタリングステーション保守管理・観測補助業務
金
円(うち消費税額及び地方消費税額
円)
(注)消費税額及び地方消費税額は、消費税法第28条第1項及び第29
条並びに地方税法第72条の82及び第72条の83の規定に基づき、
契約金額に108分の8を乗じて得た額である。
3.契 約 期 間
自
4.契約保証金
免除
5.契約履行の場所
平成27年4月1日
至
平成28年3月31日
国立研究開発法人国立環境研究所 (茨城県つくば市小野川16-2)
地球環境モニタリングステーション
波照間(沖縄県八重山郡竹富町字波照間伊勢原4793-2)
落石岬(北海道根室市落石西243-2)
(信義誠実の原則)
第1条 甲乙両者は、信義を重んじ誠実に本契約を履行しなければならない。
(権利義務の譲渡等)
第2条 乙は、本契約によって生じる権利又は義務の全部若しくは一部を、甲の承諾を得た
場合を除き第三者に譲渡し、又は承継させてはならない。ただし、信用保証協会及び
中小企業信用保険法施行令(昭和25年政令第350号)第1条の2に規定する金融機
関に対して売掛債権を譲渡する場合にあっては、この限りでない。
(義務の履行)
第3条 乙は、別紙仕様書に基づき、頭書の金額をもって頭書の期間中に義務を完全に履行
しなければならない。
(再委託等の禁止)
第4条 乙は、業務の処理を第三者に委託し又は請け負わせてはならない。但し、書面によ
り甲の承諾を得たときは、この限りではない。
(監督職員)
第5条 甲は、乙の業務実施について、自己に代って監督又は指示する監督職員を選定する
ことができる。
2
監督職員は、本契約書及び仕様書に定められた事項の範囲内において業務の施行に
立会い、又は必要な指示を与えることができる。
(業務の報告等)
第6条 甲は、必要と認めたときは、乙に対して業務の実施状況について報告を受け、又は
説明を求める等の措置をとることができる。
2 乙は、甲が前項の報告を依頼し、又は書類の提出を求めたときはすみやかにこれに
応じるものとする。
(業務内容の変更)
第7条 甲は、必要がある場合には、業務の内容を変更することができる。この場合におい
て、契約金額又は契約期間を変更するときは、甲乙協議して書面によりこれを定める
ものとする。
(契約の解除)
第8条 甲は、次の各号に該当するときは、本契約を解除することができる。
(1) 乙が解約を申し出たとき。
(2) 乙が本契約を履行しないとき、又は履行する見込がないと甲が認めたとき。
(違約金)
第9条 乙は、前条の規定により契約が解除されたときは、契約金額の 100分の10に相当す
る金額を違約金として、甲に支払わなければならない。
(報告)
第10条 乙は、作業終了後すみやかに甲に作業終了の報告をしなければならない。
(検査)
第11条 甲は、前条の報告があったときは、当該届出を受理した日から10日以内に検査を行
わなければならない。
(契約金の支払)
第12条 乙は、前条の検査に合格したときは、甲に契約金の支払を請求するものとする。
2 甲は、前項の規定により、乙から適法な契約金の請求を受けたときは、請求書を受
理した日から60日以内に支払うものとする。
(損害賠償)
第13条 甲は、乙が本契約に定める義務を履行しないため損害を受けたときは、その損害の
賠償を請求できるものとする。
(危険負担)
第14条 乙は、本契約締結の時から成果品の引渡しの時までにおいて、当該物件が、甲の責
に帰することのできない事由により滅失又はき損した場合には、甲に対して契約金額
の請求を行うことができないものとする。
(かし担保)
第15条 甲は、乙が本契約履行後に提出した成果品について、かくれたかしを発見した場合
は、相当の期間を定めて乙に対してその成果品の修補を求め、またはこれに代えて損
害の賠償を請求できるものとする。
(守秘義務)
第16条 甲及び乙は、この契約の履行に際し、知り得た相手方の秘密を第三者に漏らし、又
は利用してはならない。
(本契約に関する疑義の決定)
第17条 この契約書に規定がない事項及び疑義のあるときは、甲乙協議のうえ定めるものと
する。
この契約の締結を証するため、本契約書2通を作成し、甲乙記名押印のうえ、各1通を保
有するものとする。
平成27年4月1日
甲
乙
茨城県つくば市小野川16-2
国立研究開発法人国立環境研究所
理事長 住 明正
別紙 5
暴力団排除に関する誓約事項
当社(個人である場合は私、団体である場合は当団体)は、下記事項について、入
札書(見積書)の提出をもって誓約いたします。
この誓約が虚偽であり、又はこの誓約に反したことにより、当方が不利益を被るこ
ととなっても、異議は一切申し立てません。
また、独立行政法人国立環境研究所の求めに応じ、当方の役員名簿(有価証券報
告書に記載のもの(生年月日を含む。)。ただし、有価証券報告書を作成していない
場合は、役職名、氏名及び生年月日の一覧表)及び登記簿謄本の写しを提出するこ
と並びにこれらの提出書類から確認できる範囲での個人情報を警察に提供すること
について同意します。
記
1.次のいずれにも該当しません。また、将来においても該当することはありません。
(1)契約の相手方として不適当な者
ア 法人等(個人、法人又は団体をいう。)の役員等(個人である場合はその者、法
人である場合は役員又は支店若しくは営業所(常時契約を締結する事務所をい
う。)の代表者、団体である場合は代表者、理事等、その他経営に実質的に関
与している者をいう。)が、暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関す
る法律(平成3年法律第 77 号)第2条第2号に規定する暴力団をいう。以下同
じ)又は暴力団員(同法第2条第6号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。)で
あるとき
イ 役員等が、自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に
損害を加える目的をもって、暴力団又は暴力団員を利用するなどしているとき
ウ 役員等が、暴力団又は暴力団員に対して、資金等を供給し、又は便宜を供与
するなど直接的あるいは積極的に暴力団の維持、運営に協力し、若しくは関与
しているとき
エ 役員等が、暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると
き
(2)契約の相手方として不適当な行為をする者
ア 暴力的な要求行為を行う者
イ 法的な責任を超えた不当な要求行為を行う者
ウ 取引に関して脅迫的な言動をし、又は暴力を用いる行為を行う者
別紙 5
エ 偽計又は威力を用いて独立行政法人国立環境研究所の業務を妨害する行為を
行う者
オ その他前各号に準ずる行為を行う者
2.暴力団関係業者を再委託又は当該業務に関して締結する全ての契約の相手方と
しません。
3.再受任者等(再受任者、共同事業実施協力者及び自己、再受任者又は共同事業
実施協力者が当該契約に関して締結する全ての契約の相手方をいう。)が暴力団
関係業者であることが判明したときは、当該契約を解除するため必要な措置を講じ
ます。
4.暴力団員等による不当介入を受けた場合、又は再受任者等が暴力団員等による
不当介入を受けたことを知った場合は、警察への通報及び捜査上必要な協力を行
うとともに、発注元の独立行政法人国立環境研究所へ報告を行います。
(参
考)入札参加に当たっての留意事項
1.本調達に関する照会について
本調達に関する照会については、必ず書面によるものとする。
なお、質問回答書は当研究所において直接閲覧できるほか、当研究所HP上でも閲
覧可能である。
2.入札書について
入札書については、応札者において適当部数コピーの上、記名、押印(代表者印)
し用意すること。
なお、代理人をもって入札する場合の記名、押印は、必ず委任状で委任される者の
ものと同一とする。
3.委任状について
1)代理人が応札する場合には必ず委任状を提出すること。
2)本社(代表者等)から直接委任を受ける場合には、別紙2の代理人の委任状を、
支社等を経由して委任を受ける場合には、支社長等への代理人の委任状(別紙2)と
支社長等から復代理人への委任状(別紙3)の両方を用意すること。
4. 資格決定通知書の写しを用意すること。
5. 郵送による入札を行う場合においても、資格決定通知書の写し等必要書類を提出す
ること。
独立行政法人国立環境研究所契約事務取扱細則(抄)
第2章
一般競争契約
(一般競争に参加させることができない者)
第5条
契約責任者は、特別の事由がある場合を除くほか、当該契約を締結する能力を
有しない者及び破産者で復権を得ない者を会計規程第34条第1項の規程による一般
競争に参加させることができない。
(一般競争に参加させないことができる者)
第6条
契約責任者は、次の各号の一に該当すると認められる者を、その事実があった
後2年間一般競争に参加させないことができる。これを代理人、支配人その他の使用
人として使用する者についても、また同様とする。
(1)
契約の履行にあたり、故意に工事若しくは製造を粗雑にし、又は物件の品質
若しくは数量に関して不正の行為をした者
(2)
公正な競争の執行を妨げた者又は公正な価格を害し若しくは不正な利益を得
るために連合した者
(3)
落札者が契約を結ぶこと又は契約者が契約を履行することを妨げた者
(4)
監督又は検査の実施に当たり職員の職務の執行を妨げた者
(5)
正当な理由がなくて契約を履行しなかった者
(6)
前各号の一に該当する事実があった後2年を経過しない者を、契約の履行に
当たり、代理人、支配人その他使用人として使用した者
2
契約責任者は、前項の規定に該当する者を入札代理人として使用する者を一般競
争に参加させないことができる。
(予定価格の作成)
第13条
契約責任者は 、その競争入札に付する事項の価格を当該事項に関する仕様書 、
設計書等によって予定し、その予定価格を記載した書面を封書にし、開札の際これを
開札場所に置かなければならない。
独立行政法人国立環境研究所契約事務取扱細則第20条第1項の基準
平成19年12月26日
理事長決定
工事又は製造その他についての請負契約であって、予定価格が1,000万円を超える
ものについての独立行政法人国立環境研究所契約事務取扱細則第20条第1項(同細則第
28条により準用する場合を含む。)に規定する相手方となるべき者の申込みにかかる価
格によっては、その者により当該契約の内容に適合した履行がされないこととなるおそれ
があると認められる場合の基準は、次の各号のいずれかによるものとする。
1
工事の請負契約については、その者の申込みに係る価格が、契約ごとに予定価格算出
の基礎となった合計額(直接工事費の額+共通仮設費の額+現場管理費相当額に1/5
を乗じて得た額 )に 、100分の105を乗じて得た額に満たない場合とする 。ただし 、
その額が予定価格に対する割合として、10分の8.5を超える場合は、10分の
8.5を、3分の2に満たない場合は、3分の2の割合をもって算定する。また、特に
必要な場合については、3分の2から10分の8.5の範囲内で契約責任者の定める適
宜の割合をもって算定することが出来るものとする。
2
製造その他の請負契約については、その者の申込みに係る価格が、契約ごとに10分
の6を予定価格に乗じて得た額に満たない場合とする。
附則
この基準は、平成20年1月1日から適用する。
仕
1.件
名
様
書
地上モニタリングステーション保守管理・観測補助業務
2.業務契約期間
平成27年4月1日~平成28年3月31日
3.業務実施場所
独立行政法人国立環境研究所、地球環境モニタリングステーション‐波照
間‐(沖縄県八重山郡竹富町字波照間伊勢野原 4793 番地 2)及び地球環
境モニタリングステーション‐落石岬‐(北海道根室市落石西 243-2)
4.業 務 目 的
本業務は、独立行政法人国立環境研究所(以下「NIES」という。
)が沖縄県波照間島及び北海
道落石岬に設置した地球環境モニタリングステーション(以下「St」という)において温室効果
ガス等の大気成分の微小な変化をいち早く捉える高精度・自動連続観測を的確かつ円滑に実施す
るため、観測システム・施設設備の保守管理、観測データの収録・整理等の観測補助を行うもの
である。
(参考施設概要 HP:http://db.cger.nies.go.jp/gem/ground/index.html)
5.業 務 内 容
請負者は本業務の遂行にあたり、NIES 担当者と十分な打合せを行ない、以下の業務を実施す
ることとする。
(1)保守管理業務
1)通常点検
各 St とも年 10 回、通常点検として保守管理技術者を1名派遣する。保守管理技術者は、
大気成分観測(二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、窒素酸化物、イオウ酸化物、オゾン、フ
ロン、大気粉塵等の分析)について専門知識を持ち、表1にある観測装置の基本原理や分析
操作、かつ、気象測器の取り扱いに習熟し、また、PC やネットワークについての専門的知識
を持つものとする。
保守管理技術者に加え、現地の観測協力技術者を1名以上確保し作業を共同で行う。現地
の観測協力技術者については、電気関係設備の専門知識を持ち、St に 1-2 時間程度で到着で
きる場所で活動する技術者であり、緊急な対処が St において必要な場合に対応可能な者とす
る
通常点検では以下の作業を行うものとする。
①観測システム等の保守管理
各 St に設置してある観測システム等について、表1及びその註に示す点検、調整等を行
う
②施設設備等の保守管理
各 St の施設設備について表2及びその註に示す点検、調整等を行う。
③ボトルサンプリング、試料の発送
各 St において、表3及びその註に示す大気等試料の採取と発送を行う。採取は NIES 担
当者が手配する採取容器等に指示された所定の方式により行う。採取した試料は必要に応
じ気象条件等の記録を添付して指示された方法(郵便または宅配便)により所定の場所へ
送付する。
④保守管理用資材の管理
毎月使用している保守用消耗部品について数量確認を実施する。秋に予定されている定
期整備前には St に備蓄してある消耗部品について在庫管理(規格・数量確認、補充、整理)
を実施し、補充すべき部材がある場合、速やかに NIES 担当者と調整し、発注ならびに現
場への輸送計画を策定する。なお、定期整備前であっても、補充が必要な場合は適時実施
すること。
⑤GCMS 点検への立会(各 St 年 2 回)
各 St とも年 2 回、NIES が別途専門の業者に請け負わせる GCMS 点検に立ち会い、措
置内容の把握・動作確認を行う。点検を行う前には、NIES が別途請け負わせた専門業者
と作業内容に関して情報交換を行い、現場の作業の工程を調整するものとする。
⑥通常点検における現地派遣日数
保守管理技術者の派遣日数は、下記の日程を基準とし、作業内容や天候等により日数に
変更が生じる場合は NIES 担当者と協議すること。
なお、天候不良による海上・地上交通機関の欠航等、不測の事態による旅程の変更があ
り得るので、航空機を使用する場合には、予約変更等に制限がない航空券を使用するもの
とする。
波照間 St: 現地作業日数は 3.5 日(想定旅程4泊5日)
現地での点検作業等は、旅程初日あるいは 2 日目から行う
現地での最終点検作業等は、旅程最終日あるいは最終日前日に行う
落石岬 St: 現地作業日数は 2.5 日(想定旅程3泊4日)
現地での点検作業等は、旅程初日から行う
現地での最終点検作業等は、旅程最終日に行う
なお、保守管理技術者は点検を行う前には、NIES において NIES 担当者と情報交換を行
い、現場の作業内容・工程を調整するものとする。保守に向かう前に既に異常が発見されて
いる場合、NIES 担当者と状況や点検内容について情報交換を行い、NIES 担当者の指示に従
うこと。現場で異常が発見された場合は、NIES 担当者の指示に従いながら作業するものと
する。なお、簡単にその場で措置できるものについてはこの限りではない。
2)定期整備
定期整備においては、1)の通常点検に加え、大気採気ライン洗浄など以下に示す点検・
整備を春期(5~6 月を予定)
、秋期(11~12 月を予定)の年 2 回実施する。定期整備では
保守管理技術者及び現地の観測協力技術者を各 2 名程度派遣し 4 名程度で作業を行う。
点検前に保守管理技術者は、NIES において NIES 担当者と作業内容に関して情報交換
を行い、作業日程や作業内容および工程について調整するものとする。なお、現場で異常
が発見された場合は、速やかに NIES 担当者に報告し、その指示に従うものとする。ただ
し、その場で措置できるものについてはこの限りではない。
①大気採取ラインの洗浄・整備
表 1 及びその註に示す、各 St 観測塔設置の大気採気管内部(塔上~前処理装置まで)をす
べて蒸留水で洗浄する。洗浄後は空気により内部を十分乾燥させ、採気管から前処理観測
装置までのへ接続を戻し、漏れがないよう接続具合を確認すること。
②ガラス製採気ラインの洗浄・整備(波照間)
波照間屋上に設置されている大気採取塔(10m 高)内のガラス管(内径 5cm)の洗浄を行
う。洗浄はナイロン製ブラシ等を使い蒸留水にてガラス管内壁を洗浄すること。この際、
塔頂部にあるガラス製風防は取り外した後、別に蒸留水洗浄を行うこと。
室内に設置されているガラスマニホールド等(6 本に分割)については、取扱に注意し
ながら丁寧に分解し、各パーツを備え付けの超音波洗浄機により蒸留水で 15 分間の超音波
洗浄をかけたのち、蒸留水でさらに洗い乾燥させること。乾燥後、各パーツを破損なきよ
うに正確に組み上げて元通りのマニホールドに直すこと。10m 大気採取塔頂部のガラス風
防については、組立後、風防全体をテフロンメッシュシートで覆うこと。
③除湿器の点検整備
除湿器の点検・メンテナンスを行う。膜型除湿装置(パーマピュアドライヤ:3機)については
設置・稼動状態の確認を行うこと。冷凍器式除湿装置については、冷媒状態の確認と除湿
装置本体の点検(稼働状況調査、通気口清掃など)を行うこと。状態によっては冷媒を交
換すること。チューブ類外す場合は、点検後にもれがないように再接続を行い、厳重に確
認を行うこと。
④ポンプ・フィルタ類の交換・点検
各分析計のポンプ(主に GAST 社製 DOA、MOA、MAA)について交換もしくは現地点
検を行い作業後にリークチェックを行うこと。作業対象の分析計としては CO2、CH4、
N2O、O2/N2、ボトルサンプラー、イベントサンプラー、O3、NOX 排気、Rn、GC-MS、
SPM 等とし、交換か現地点検かは NIES 担当者からの指示に従うこと。合わせて現地にお
いて各分析計のインラインフィルター(サイズは数種類)のうち指示されたものについて
交換を行うこと。交換するインラインフィルターは NIES から支給する。接続は丁寧に行
い漏れなどのチェックを行うこと。
⑤バルブ類の点検清掃
CH4 計、N2O 計、CO&H2 計、CO2 計のバルブ点検を行うこと。CH4 計、N2O 計、
CO&H2 計においては標準ガス切換システム内のマルチポジションバルブと GC のインジ
ェクションバルブの分解清掃を行うこと。なおバルブの清掃は細心の注意を持って行い、
分解した後組み上げる際は、リークチェックを十分に行うこと。CO2 計においては空圧バ
ルブ等の動作確認を行うこと。また、システムに不良個所がある場合は、担当者の指示の
もと交換などを行う。
⑥ガス類の管理と運搬管理
定期整備時に合わせ、キャリアガスや標準ガスを補充する。補充するガスについては、
1)の通常点検におけるガス残量の確認結果をもとに補充本数を策定、NIES へ報告し、
各ガスの支給を受ける。定期整備に合わせ輸送が行われるよう、NIES が別途発注した輸
送業者と日程調整など運搬管理を行うこと。特に標準ガスについては、調達及び納期や使
用前後の検定日程などを考慮した運送スケジュールの検討と管理を行うこと。輸送のスケ
ジュール策定に関しては、現地天候の状況に配慮し、十分に輸送可能な期間を確保するこ
と。
⑦標準ガス・キャリアガスの交換と点検
前項によって補充された標準ガス・キャリアガスについては交換指示に従い、それぞれ
交換すること。交換後はリークチェックを行い、ガス漏れのないことを確認すること。
⑧圧縮空気ラインの点検
NIES 担当者より指示を受けながら、必要な交換やメンテナンスを実施すること。
⑨気象観測センサの定期更新
St に設置してある気象観測センサ(温度計、湿度計、全天日射計、降水計、気圧計、紫
外線計)について、センサ類のマニュアルに基づき、NIES が提供する代換器と交換もし
くは動作確認を行うこと。
⑩保守管理用資材の運搬
秋期の定期整備に合わせて、2t程度のトラック等を用いた NIES~各 St 間の観測機材・
資材の運搬を行うこと。持ち帰った観測機材・資材がある場合、NIES 担当者の指示に従
い、整理して引き渡すこと。
⑪作業経過の確認
定期整備終了後、12 時間以上の試験計測を行い、正常に計測できることを確認すること。
また、測定の停止期間や作業内容を機器のシリアル番号を含め正確に記録すること。
⑫定期整備における現地派遣日数
保守管理技術者の派遣日数は、下記の日程を基準とする。各 St とも定期整備実施期日の
調整は、NIES 担当者と協議の上行う。
なお、天候不良による海上・地上交通機関の欠航等、不測の事態による旅程の変更があ
り得るので、航空機を使用する場合には、予約変更等に制限がない航空券を使用するもの
とする。
波照間 St: 現地作業日数は 3.5 日(想定旅程 4 泊 5 日)
現地での点検作業等は、旅程初日あるいは 2 日目から行う。
現地での最終点検作業等は、旅程最終日に行う。
落石岬 St: 現地作業日数は 3.5 日(想定旅程 4 泊 5 日)
現地での点検作業等は、旅程初日あるいは 2 日目から行う。
現地での最終点検作業等は、旅程最終日に行う。
3)交換したポンプの点検整備
定期整備において交換したポンプ(各 St 合計で約 10 台程度)は請負者が一度 NIES へ
持ち帰り、ダイヤフラムやリード弁など消耗品の交換と整備を行うこと。整備後はリーク
チェックと 24 時間以上の動作確認を行い、異常がなければ各地へ返送することとする。点
検時に不具合が見つかった場合などは、NIES 担当者の指示を仰ぐこと。なお、ポンプ消
耗品については NIES から支給する。
4)専門業者による定期点検の実施
施設設備の中で特に、電気、空調、自家発電設備は専門業者による定期点検を行わせ、
それに立会う。実施回数は自家発電設備を年2回(波照間 St のみ)
、他は年1回とする。
5)現地管理体制の構築と運用)
各 St の所在地に現地管理人を置き、以下の業務を行う。業務中に現地管理人が異常等を
発見した場合、必要に応じ NIES 担当者に報告し、その指示に従うものとする。ただし、
その場で対応できるものについてはこの限りではない。
①現地日常管理
ア.観測システム類の日常管理
表1に示す観測システム類について週一回程度、稼働状況を目視確認し、必要に応じ
て部材等を交換する。
イ.施設設備等の日常管理
表2に示す施設設備について週一回程度、内外の異常の有無、建物内部の諸設備を目
視確認し、必要に応じて部材等を交換する。
②指示された作業の実施
観測システム類及び施設設備等の日常管理、ならびに運転状況の監視データ等から、異
常等が発見され、何らかの対処が必要な場合には、NIES 担当者等からの指示に従い適切
な作業を行う。
③現地事務所機能
現地事務所として、NIES から貸与した鍵の管理を行うとともに、現地における対外窓
口業務を行う。また災害や停電等の発生時には情報の収集と連絡を行う。落石岬について
は専用車両の管理を行うこと。
④敷地内の除草等
観測に支障が生じないよう、敷地内の清掃・除草を行なう。
⑤酸性雨採取装置、乾性沈着測定装置のサンプル回収と交換
落石岬 St における酸性雨採取装置の採取ビンならびに乾性沈着測定用フィルターユニ
ットの月2回程度の交換作業とそれらサンプルと記録データの(財)日本環境衛生センター
アジア大気汚染研究センターへの発送ならびに装置の目視点検を行う。
⑥落石岬における大気粉じんの採取
落石岬 St で月2回程度のハイボリュームエアーサンプラーのフィルター交換と(独)北海
道立総合研究機構 環境科学研究センターへの発送を行う。
⑦管理状況の報告
管理作業状況を記録し、保守管理技術者が点検のため来所した際などに定期的に報告す
る。
6)広報活動への協力
NIES が行う広報活動に、可能な限り協力する。
(2)観測補助業務
1)観測システムの運転状況・データ取得状況の監視
平日には NIES のイントラ上に設置しているデータ通信用コンピュータを通じ、観測シ
ステムの動作状況(各種圧力、流量、温度、濃度、各種電圧値など)
・データ取得状況を(観
測項目ごと)毎日1回以上確認し、設定範囲外にあるものや不具合の発生に対して報告と
対応を行う。また、新たに監視すべき項目が発生した場合は、この監視システムに登録す
るなど PC ソフトのメンテナンスを行う。
監視に関しては現場で定期的保守をする担当者が行うことが望ましいため、どちらか一
方の St 対応の保守管理技術者が監視作業を直接行うか、または監視作業のマネージングを
行うこととする。監視担当者が St の現場で保守を行っていて、NIES からの監視作業がで
きない場合は、もう一方の St の保守管理技術者が監視の責務を負うこととする。ただし、
各 St へ保守作業が同時に行われている場合は、現場の監視が NIES からの監視より優位で
あるため NIES からの監視作業を行う必要はない。
2)観測データの収録・整理
NIES に設置してあるデータ通信用コンピュータを通じ、自動的に収集された観測シス
テムの動作状況(監視データ)および観測データについて、別途指示する方法により編集・
整理する。また、毎月の現地作業時に磁気媒体として持ち帰った観測データと照合し、観
測データの取得状況・異常の有無を確認する。データを格納するコンピュータや、通信用
コンピュータなどについては適宜バックアップなどをとるなど管理を行う。
3)ステーションネットワークの状況監視
ステーションネットワークの通信状況について確認を行い、異常があれば NIES のネッ
トワーク関係担当職員、NTT 専用回線担当者に問い合わせを行い問題の解決を図る。通信
に関しては常時接続を基本としているが、ネットワーク障害がある場合は、NIES 担当者
と相談の上、ネットワーク機器の操作を行う。なお、これらの作業は NIES 内部のイント
ラネット上にある専用 PC で行い、外部からの接続は行わない。
4)停電の監視と対策)
各 St の電源電圧の監視システム(停電を検出した場合に電子メール送信機能付き)を用
い、停電情報をメールで受け取り、その状況を NIES 担当者に伝えるとともに、現地の情
報を収集し、測定機器への対策を講じる。
5)台風、地震、津波などの気象災害の監視と復旧
St 設置周辺地域における強い低気圧や台風の通過接近、豪雪、雷に加え、地震や津波の
ような災害の発生を監視し(休日も可能な限り行う)、観測への被害をできるだけ小さくする
ための対策を講じる。St が被害にあった際には現地管理人を通して状況を把握すると同時
に、NIES 担当者と相談の上、保守管理技術者等の緊急派遣も含めた復旧に向けての手配
を行う。
(3)管理状況、収録データ等の報告
1)観測データの1次処理
各 St で得られた気象観測データ及びハロカーボン等の測定値について1次処理を行う。
ハロカーボン等の測定値については測定装置出力情報を濃度データに変換する処理を行い、
気象観測データと合わせて時系列にまとめる。
なお、作業にあたっては、対象項目及び処理方法等について NIES 担当者と打合せの上、
進めること。
2)作業・収録データ月報の作成
月1回、管理作業記録及び各 St で収録された観測データ、監視データ及び1次処理デー
タを月報としてとりまとめ報告する。月報は NIES の指定するサーバを用いて NIES の担
当者に提供すること。
3)観測データのとりまとめ
観測データを、別途指示する様式により当該年次の観測データ年報として一括して取りま
とめ、磁気記録媒体の様式で NIES 担当者に 1 式提出する。
4)業務報告書の作成
請負者は、業務期間終了から一ヶ月以内に業務結果報告書3部作成し、業務終了後速や
かに NIES 担当者へ提出するものとする。
なお、報告書の仕様は、平成 13 年 2 月閣議決定「環境物品等の調達の推進に関する基本
方針」
(平成 26 年 2 月 4 日変更。以下「基本方針」という。
)に従うこと。裏表紙に古紙
パルプ配合率等その他基本方針の「印刷」に係る判断基準のうち該当する事項について明
記するものとする。また、可能な限り市中回収古紙を含む再生紙を使用するよう配慮する
こと。ただし、リサイクル適性の表示は以下のとおりとする。
リサイクル適性の表示:紙へリサイクル可
本冊子は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準にした
がい印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[A ランク]のみを用いて作製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は NIES 担当者と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適切な表
示を行うこと。
(4)順守事項
落石岬 St においては、局舎周辺の自然保護に配慮して、ゴムクローラーを装着した車両又
は周辺植生への影響を低減できる機能を有する車両を使用すること。
6.情報セキュリティの確保
請負者は、国立環境研究所情報セキュリティポリシーを遵守し、情報セキュリティを確保す
るものとする。特に下記の点に留意すること。なお、国立環境研究所情報セキュリティポリシ
ーは以下のURLにおいて公開している。(http://www.nies.go.jp/kihon/kitei/sec_policy.pdf)
(1)請負者は、NIES から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密性の格付けに応
じて適切に取り扱われるための措置を講ずること。
(2)請負者は、国立環境研究所セキュリティポリシーの履行が不十分と見なされるとき又は請
負者において請負業務に係る情報セキュリティ事故が発生したときは、必要に応じて
NIES の行う情報セキュリティ監査を受け入れること。
(3)請負者は、NIES から提供された要機密情報が業務終了等により不要になった場合には、
確実に返却し又は廃棄すること。
(4)業務に用いる電算機(パソコン等)は、使用者の履歴が残るものを用いてこれを保存すると
ともに、施錠など適切な盗難防止の措置を講じること。また、Winny 等の P2P ソフトをイ
ンストールしていないことが確認できたもののみを使用すること。
(5)外注することとなる場合は、外注先にも以上と同様の制限を課して契約すること。
7.検
査
本業務終了後、NIES 担当者立会いによる本仕様書に基づく検査に合格しなくてはならない。
8.協 議 事 項
本業務の実施に際し疑義を生じた場合、速やかに NIES 担当者と協議の上、その指示に従うも
のとする。
9.その他
請負者は、本業務実施に係る活動において、グリーン購入法の趣旨に則り、グリーン購入を推
進するよう努めるとともに、物品の納入等に際しては、グリーン購入法基本方針で定められた自
動車を利用するよう努めるものとする。
表1.波照間・落石岬 St の観測システムに係る保守管理項目(その1)
※施設欄の数値は設置数
異
音
点
検
(1) (2)
ガ
ス
漏
点
検
軽
度
な
調
整
業
表
示
確
認
内
容
その他
目
目
視
点
検
作
消
耗
品
交
換
データ回収
項
落石岬
波照間
施設
備
(6)
(3) (4) (5)
連続測定機器類
・二酸化炭素測定装置
・メタン測定装置
・一酸化二窒素測定装置
・一酸化炭素/水素測定装置
・CO2/CH4/CO 測定装置
・オゾン測定装置
・窒素酸化物測定装置
・硫黄酸化物測定装置
・ラドン測定装置
・SPM,粒子状炭素測定装置
・O2/N2 測定装置
・ハロカーボン測定装置
・気象測定装置システム
大気採気部・圧縮空気系
・大気採気管群
・10m 採気管(ガラス)
・除湿装置(二酸化炭素測定装置用)
・除湿装置(CH4等)
・除湿装置(ボトルサンプラー)
・除湿器(O2/N2)
・空気精製器(STEC 製)
・ガス供給システム・配管系
・コンプレッサ(日立製)
ガスボンベ
・標準ガス(CO2)
・標準ガス(CH4)
・標準ガス(N2O)
・標準ガス(CO/H2)
・標準ガス(NO)
・標準ガス(SO2)
・標準ガス(O2/N2)
・標準ガス(CFC)
・標準ガス(CRDS 用)
・水素
・窒素
・酸素
・Ar-CH4(5%)
・N2(80%)+O2(20%)
・ヘリウム
考
制御装置、PC、記録計等を含む
(測定原理)
NDIR
GC-FID
GC-ECD
GC-RGD
①
①
①
①
①
①
①
①
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①
②
②
①
②
②
①
①
①
①
②
①
①
①
①
①
①
①
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○ 波照間は NOx,NOy
○
○
○ 濾紙の交換、註(7)
○
○
○ 註(15)
①
①
④
②
②
①
①
⑤
②
①
-
④
②
③
①
①
④
②
○
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○
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-
-
-
-
年2回洗浄、註(8)
⑤
③
③
④
②
①
②
①
③
⑤
④
⑤
④
②
②
⑤
③
③
③
①
①
②
①
③
③
⑥
-
④
②
②
○
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-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
圧力確認、適宜交換、註(12) 参照ガス 1 系統を含む
CRDS
UV 吸収
化学発光
蛍光
放射線カウント
電子線吸収・光反射
GC-TCD
GC-MS
観測塔~測定機器間
年2回清掃
註(9)
3 段(2,-35,-70℃)
註(9)
2 段(PD、-35℃)
註(9)
註(9)
註(10)
GC 用供給ガス類
ドレイン抜き、註(11)
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
波照間は NOx、NOy 用
CH4用・O2N2用
CH4用、CFC 用
NOy 用
N2O 用
CO/H2用
CFC 用
表1.波照間・落石岬 St の観測システムに係る保守管理項目(その2)
※施設欄の数値は設置数
異
音
点
検
(1) (2)
ガ
ス
漏
点
検
軽
度
な
調
整
内
容
その他
目
目
視
点
検
作 業
消 表
耗 示
品 確
交 認
換 (6)
データ回収
項
落石岬
波照間
施設
備
考
(3) (4) (5)
データ収録・通信システム
データ収録システム
・ハイブリッドレコーダー
・リモートスキャナ
・サーバ
捕集システム
・大気自動採取装置
・POPs 採取装置
・エアロゾル採取装置
・酸性雨自動捕集装置
その他
・カメラシステム
・無停電電源装置(100V)
・無停電電源装置(200V)
①
①
②
①
①
①
②
①
○
○
○
○
○
○
○
○
-
-
-
-
○
○
○
○
-
○
-
-
-
○
-
○
○
-
-
○
データ収録状況の確認
②
①
-
-
③
-
④
①
○
○
○
○
○
○
○
○
-
-
-
-
○
○
○
○
-
-
-
-
○
○
○
○
-
-
-
-
採気瓶の交換、補充、発送
⑤ ⑤ ○ ○ - - - ○ -
⑤ ③ ○ ○ - - - ○ -
① ① ○ ○ - - - ○ -
〃
信号系の結線の確認
データ収録・通信状況確認
捕集紙の交換、発送
註(7)
道環研設置物
環境省設置物
註(13)
電池液漏れ点検、註(14)
〃
註
(1) 目視点検
観測システムの稼働状況を圧力計指示、流量計指示、温度計指示、機器の表示、ランプ点灯な
どその他目視によって点検できるものを点検し、異常がないか調べる。異常のある場合は、そ
の場で対応できるものは、NIES 担当者と連絡をとりながら対応する。
(2) 異音点検
ポンプや可動部に異常と思われる作動音がしていないかを判断し報告する。異音がする場合は、
すぐに対応策を検討し連絡する。
(3) ガス漏れ点検
キャリアガス、標準ガス、ゼロガス、大気試料などの各配管類に漏れがないかを確認する。ガ
ス量の消費量を毎月記録する。必要に応じて現場で流量を測定する。
(4) 軽度な調整
保守や調整にかかる軽微な作業および簡単な交換作業。例として、PC 操作、測定機器のガス
の流量調整やセンサ交換、基盤交換、圧力計交換、ポンプ交換、冷却ユニット交換、ケーブル
接続などを含む。また、データ収録装置である PC の HD の管理や WINDOWS システムのア
ップデートなどを適宜行う。具体的作業内容は予め NIES の担当者と打ち合わせすること。
(5) 消耗品交換
フィルター、記録紙など定期的に新しいものに交換する。交換の時期に関しては観測の特性を
検討した上で計画する。
(6) 表示確認
観測装置が示す濃度値(またはそれに匹敵するもの)を確認し、現場の大気状態から考えて数
値があるべき範囲になっているかを判断する。異常と考えられる場合は、NIES 担当者と連絡
をとり指示を得る。
(7) ろ紙・捕集紙の交換
化学分析を精密に行うためのものであり、現場で汚染が起こらないように交換作業を行うこと。
(8) 大気採取管洗浄
波照間の大気採取管は観測鉄塔(39m 高)に設置されている 1/2 インチ、3/8 インチ管であ
り、材質は SUS 製が 8 本、テフロン製が 2 本である。落石岬の大気採取管は観測鉄塔(50m
高)に設置されている 1/2 インチ、3/8 インチ管であり、材質は銅製が 2 本、SUS 製が 6 本、
テフロン製が 1 本である。
(9) トラップ交換
大気観測装置の水除去用の冷却による除湿装置のトラップを取り出し、中の氷などを溶かした
後、乾燥させ、戻す、または交換トラップがあるものは交換し、除去された水の量などを記録
する。精密分析機器であるので、トラップの漏れ、汚染などに細心の注意を払うこと。
(10) 空気精製器
窒素酸化物、イオウ酸化物のゼロガス、メタン測定の乾燥空気など重要な精製空気の製造装置
であるため、その作動状況を周知し、動作の異常をいち早く検出できるようにすること。
(11) コンプレッサ
観測装置の自動バルブの作動、ゼロガスの原料空気など全体のシステムの基幹装置であるため、
2台がバックアップするように設計されている。24時間稼働させるために、出圧力の点検、
2つのコンプレッサのバランスなどを確認し、起動時間などを管理すること。
(12) ガスボンベ交換
ガスボンベ交換時はガスボンベや高圧ガスの取扱いに習熟した者が行わなければならない。特
に標準ガスの交換には、ガスボンベ本体の逆拡散などが起こらないように交換できること。ま
た、配管のパージなど、配管接続に関して十分知識がある者が行うこと。
(13) カメラシステム
波照間、落石岬各 St にある室内、室外の WEB カメラの稼働状況を点検し、必要なら清掃な
どを行う。
(14) 無停電電源装置
電池の状態など、保守に関する知識を有する者が点検すること。
(15) 気象測定装置システム
温度、湿度計は波照間 St の場合は露場、タワー最上段(42m)、落石岬 St の場合は屋上なら
びにタワー最上段(約 50m)に設置されている。そのほか温度計はタワー10m、20m、3
0mにある。風向風速計はタワー最上階にある。温度計、湿度計のファンの動きの点検、フ
ィルターの交換を、年 1 回程度行うこと。その他、UV計、太陽放射計などは光学窓の清掃
などを行う。これらデータ収録は専用 PC によって採取されているので、そのメンテナンス
を行う。
表2.波照間・落石岬 St の施設設備概要
設備等
波照間 St
落石岬 St
局舎構造体
○
○
外構
○
○
観測塔
○
○
10m 採気塔
○
-
電気設備
○
○
照明設備
○
○
空調設備
○
○
自家発電設備
○
○
火災警報設備
○
○
備考
註(1)
、警報装置を含む
註(2)
註(3)
、波照間の航空障害灯を含む
註(4)
註(5)
、UPS を含む。
註(6)
註(7)
、波照間の空気循環設備含む
註(8)
、落石岬は太陽光パネル
註(9)
註
(1) 局舎構造体
ドア、シャッターを含む建物内外の錆び、破損、漏水、ひび割れ、異常を目視点検する。波
照間では海塩粒子の影響を受けやすいため必要に応じて水洗を行う。
(2) 外構
波照間 St では進入路、建物側面の石垣の点検整備、周辺及び露場の植生の草刈りなど整備を
適宜行う。落石岬 St では借用している進入道路上の自然生態系に配慮し轍などの跡を適宜補
修する。作業のための冬季の進入路除雪(約2km)なども必要に応じて行う。敷地内の草
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
刈りを適宜行う。排水ポンプによる排水路の水を排水すること。
観測塔
波照間 St では観測塔構造体である鋼材やパネルの錆びや異常の目視点検をする。観測塔設置
の温度、湿度、風向風速計、大気採取口、目視点検を行うこと。航空障害灯の点灯状態を確
認し、点灯試験を行うこと。落石岬 St では、地上からの鉄塔及び支線の目視点検を行うこと。
10m 採気塔
採気塔構造体の異常、支線の緩み、接続ボルトの緩みなどを目視点検する。ボルトなどに明
瞭に緩みがある場合は増し締めを行うこと。アクリル窓面の割れ、反り、シール状態を目視
点検し、軽微な補修を行う。先端にある風防であるガラスの取り入れ口の割れや固定具の状
態を点検する。
電気設備
施設内電源設備(NIES 管理電柱を含む)の状態を目視点検する。
照明設備
建物に付属した照明設備の点検を行い、必要ならば消耗品を交換する。
空調設備
空調設備の異常の点検、観測室の温度環境を点検する。必要ならば保守業者に連絡を取り、
その状況を確認する。
自家発電設備
波照間 St では定期的な試運転を行うこと。また、発電用の軽油の調達を適宜行いタンクに所
定の量を維持すること。想定される発電時間は、年間最大7日程度とする。落石岬 St では太
陽光パネルや電池の状態を点検する。
火災警報設備
適宜火災警報器の点検を行う。
表3.波照間・落石岬 St における採取試料一覧
施 設
試 料
採 取 方 法
採取場所
大気
採気瓶に加圧採取
局舎内
自動採取された採気瓶交換 局舎内
大気
波照間
自動採取された採気瓶交換 局舎内
大気
エアロゾル HV による捕集ユニット交換 局舎屋上
大気
採気瓶に加圧採取
局舎内
自動採取された採気瓶交換 局舎内
落石岬
大気
自動採取された採気瓶交換 局舎内
大気
頻度・数量(見込み)
月 2 回×8 本
月 1 回×約 6 本
月 1 回×約 10 本
月 2 回×2 ユニット
月 2 回×8 本
月 1 回×約 6 本
月 1 回×約 10 本
送 付 先
NIES
NIES(イベント)
NIES(ルーチン)
NIES
NIES
NIES(イベント)
NIES(ルーチン)
注:輸送費に関しては、波照間 St は月平均 10 箱、落石岬 St は 4 箱の NIES 輸送相当分を計上
することとする。