野村議員(自民会議) 平成 27 年2月 19 日 教育長答弁実録 ( 教 育 委

野村議員(自民会議)
平成 27 年2月 19 日
教育長答弁実録
( 教 育 委 員 会 )
(問)公立小中学校の統廃合について
先月,文部科学省から全国の知事や教育長あてに「公立小学校・中学校の
適正規模・適正配置等に関する手引の策定について」
という通知が出された。
この手引きによると,6学級以下の小学校や3学級以下の中学校では,統
廃合するかどうか,速やかに検討するよう,市町村に促しており,県内では,
適正配置実施計画を策定し,持続的な統廃合の方向性を盛り込んでいても,
更なる統廃合を検討しなければならない例もある。
一方で,国は,平成27年度までの早い時期に公立学校施設の耐震化を完
了することを目標に,自治体にプレッシャーをかけている。
中山間地域の小規模校には,地域に守られ,問題行動が少ないなどの良さ
があり,市町が取り組むことはもちろんであるが,県においても,地方版の
総合戦略において,具体的な対策を位置付けて,見解を示すべきである。
手引きの中でも,「広域の教育行政を担う都道府県は,域内全体の学校教育
の充実発展に責任を持つ立場から,市町村のニーズや実情を踏まえた,適切
な指導・助言・援助を行う」こととされている。
今,進められている地方創生の動き,そして,文部科学省が策定した手引
きを踏まえて,県教育委員会としては,市町の小中学校の統廃合に対して,
来年度,どのようなスタンスで対応していこうと考えているのか,伺う。
(答)
国におきましては,昨年12月末に策定された「まち・ひと・しごと創生
総合戦略」におきまして,今後の少子化の更なる進展の中にあって,市町村
が学校統合を検討する場合,また,小規模校の存続を選択する場合,そのい
ずれにおきましても,各市町村の実情に応じた活力ある学校づくりを実現で
きるよう,市町村の主体的な検討や具体的な取組をきめ細かく支援すること
が,明確に示されたところでございます。
この総合戦略を踏まえ,各市町村の主体的な検討を支援する観点から,本
年1月に「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」が策
定されたものと受け止めております。
こうした市町村の主体的な取組を支援していくという国の姿勢は,これま
で県教育委員会が進めてきた方向性と同じものであり,引き続き,市町の要
望などをしっかりと把握して,必要な支援に努めてまいりたいと考えており
ます。