8 公共施設の見直しに取り組みます 15 (金) 千葉市公共施設 見直し方針を策定しました 2 本市は、総人口の減少や少子超高齢化の進展の見通しを踏まえ、まちづくりの重大な転換期を迎えています。 また、これまで整備した公共施設は老朽化が進み、今後30年間で集中的に建替などの更新時期を迎えます。 そこで、公共施設の見直しのために必要な考え方や方向性を定めた、千葉市公共施設見直し方針を7月に 策定しましたので、その概要を紹介します。 取り組み内容などの詳細は、市ホームページをご覧いただくか、お問い合わせください。 公共施設を取り巻く現状と課題 人口減少・少子超高齢化の進展 市の人口は、平成32年をピークに減少に転じ、平成47年には3人に1人 が高齢者になる見通し ➡ 施設に対するニーズの減少・変化への対応が必要 集約型都市構造への転換 拡散的な市街地を見直し、市民生活に必要な機能を徒歩圏内に集約する などの、集約型都市構造へ ➡ 利便性の高い立地の選択など、施設配置の検討が必要 低い施設利用の効率性 部屋貸しなど、利用実態が似ている施設や、施設の稼働に余裕がある施設 の存在 ➡ 効果的・効率的な施設の整備・運営が必要 厳しい財政見通し 生産年齢人口(15歳~64歳)の減少に加え、高齢者福祉などの扶助費が 増加傾向 ➡ 公共施設の見直しの着実な推進が必要 維持更新費用などの増大 施設の老朽化に伴う維持更新費用が急速に増大し、 財源の不足により 現在の施設の保有が困難 ➡ 施設総量の縮減や運営コストの削減などの取り組みが必要 【対象施設*の維持更新費用などの見通し】 *建物を有する主要な公共施設 (億円) 大規模改修 600 建替 Ⓐ今後30年間で必要な維持更新費用 約6,839億円 約4,176億円 Ⓑ現状で確保できる投資額 約2,663億円 この差(収支ギャップ(Ⓐ‐Ⓑ))は、 Ⓐ維持更新に必要な額 500 Ⓑ現状で確保 できる投資額 400 収支ギャップ解消のための 縮減シミュレーション 公共施設の延床面積を基に試算し た場合、総延床面積の約15%(約 38万㎡)の縮減が必要となります。 300 200 100 0 H26 H28 H30 H32 H34 H36 H38 H40 H42 H44 H46 H48 H50 H52 H54H55 方針1 30年後 約202万㎡ ~将来にわたり、適切な市民サービスを持続的に提供するために~ 施設利用の効率性向上 事業の見直しや、類似する機能を持つ施設の統合など、ソフト・ハード 両面から施設としての効率性の向上を図ります。 方針2 約240万㎡ *総務省が示したシミュレーションモデ ルを参考に試算 Ⓐ30年間の合計額の平均 Ⓑ直近3年間の投資額の平均 見直しの基本方針(見直し3方針) 現状 施設の再配置 施設の再配置(イメージ) 施設の再配置により、圏域(中学校区など)単位の施設総量縮減と市民サー ビスの維持・向上の一体的な実現を図ります。 集約型都市構造への転換を見据え、施設総量の縮減と、市民サービスの 維持・向上の両立のため、施設の再配置を行います。 方針3 施設総量の縮減 総人口の減少や厳しい財政見通しなどのもと、 今後30年間を見据えた 長期的な取り組みにより、公共施設の総量を縮減します。 取り組みの基本姿勢 市民の皆さんと、本方針の考え方・取り組みの必要性を共有するため、適切な 情報発信や必要に応じた市民参画の機会の提供など、市民と市が一体となった 見直しの取り組みを推進します。 ◦学校区内に施設が分散 ◦稼働状況に余裕あり 学校との複合化 ⇒地域コミュニティの中心として 効果的・効率的な施設配置へ 問い合わせ 資産経営課 ☎245‐5283 F245‐5654 みなさんで「まち」をつくってみませんか? やってみようよ!まちづくり支援制度 まちづくりアドバイザーを募集 住みよい環境を守り、魅力を向上させるには、地域の皆さんが地区計画や建 築協定などのまちづくりの制度を活用し、自主的なルールを定めることが大切 です。 市では、 「やってみようよ!まちづくり支援制度」を実施し、皆さんのまち づくり活動を支援しています。ぜひ、ご活用ください。詳しい内容や申込方法 は、市ホームページをご覧いただくか、お問い合わせください。 地区計画・建築協定などのルールを定めようとする市民団体などにアドバイ スを行う専門家を募集します。事前登録制。 登録要件 次のいずれかに該当する方 ◦まちづくりに関する教育課程を修了し、5年以上研究・実務に携わっている方 ◦まちづくり活動の経験が豊かな方 ◦都市計画マスタープランや密集市街地などの専門的知識を有する方 登録期間 11月1日㈯から2年間(更新あり) 基礎知識が欲しい方 まちづくり公開講座 まちづくりの専門家を講師として招き、これからまちづくりを進めたいと考 報 酬 規定により支給 えている方の参考となるような公開講座を開催します。講座の開催については、 応募方法 8月29日㈮消印有効。申請書(まちづくり推進課で配布。市ホ ームページから印刷も可)に必要事項を記入して、〒260‐8722千葉市 市ホームページなどで随時お知らせします。 役所まちづくり推進課へ郵送または直接持参。 ルールを知りたい方 まちづくり出前講座 市の職員が直接伺い、まちづくりに関する法律・条例などの基本的な情報を まちづくりのパンフレットを配布! 提供します。10人以上のグループでお申し込みください。 ルールや、支援制度を分かりやすく紹介しています。 ルールを作りたい方 まちづくりアドバイザー派遣 配布場所 まちづくり推進課(中央コミュニティセンター3階) 、区役所地域 町内自治会などでまちづくりのルールを具体的に検討する場合に、都市計画・ 振興課、市役所1階案内。市ホームページからもご覧になれます。 建築・緑化などの専門家を派遣し、専門的知識や経験を生かした助言を行いま 問い合わせ まちづくり推進課 ☎245‐5312 F245‐5580 す。現在、17人のアドバイザーが活躍しています。
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