ホール実施設計の方向性(PDF:157KB)

■市民交流複合施設ホール実施設計の方向性
エリア・項目
客席エリア
エントランスロビー
№
検討状況
課題
1
●懸念されていたバルコニー席のサイトライン向上に向け、各階の勾配調整や2~4階のサイドバルコニーの形状を薄くするなどして客席形状を改良。
サイトラインの改善(※) ●オペラ・バレエ、ポップスコンサート等のほか、オーケストラピットを前舞台として使用するクラシックコンサートなどを想定して検証を実施。
●サイトライン不良席については、座席高さの調整等による改善を試み、実施設計に反映できるよう引き続き検討。
2
建築音響の改善(※)
●音が届きにくいことが懸念されるバルコニー席奥の音響向上に向け、4階正面席や2~4階のサイドバルコニーの形状を薄くするなどして客席形状を改良。
●1/10模型による検証を行い、施工に反映させられるよう引続き検討。
3
障がい者対応(※)
●車椅子席の位置について、バリアフリー動線と一体的に検討。
●障がい者・高齢者による「バリアフリーチェック」を実施。
4
座席幅・前後間隔を広く
(※)
●ゆとりある形状の椅子の導入に向け、実物大模型による検証を実施予定。(設計上は、座席幅52㎝、前後間隔95㎝)
5
持込み調整卓対応(※)
●利用実態を参考に、卓のスムーズな移動や、背もたれを倒せる椅子をどれだけ配置するか検討。
6
各種調整室
●照明、音響の各調整室、映写室などについて、部屋の設置箇所、設備等について検討。
7
エントランスロビー
●観客待ちスペース、トイレ、クローク、コインロッカー、主催者控室、当日券売場等、必要とされる多様な機能の効果的な配置について、他都市事例等も踏
まえ検討。
●観客待ちスペースについては、自由席公演の開場待ちスペースや2公演実施される場合の入替えの動線などを想定し、十分な面積を確保し実施設計に反映で
きるよう引き続き検討。
8
後舞台(※)
●リアプロジェクションの活用を想定し、主舞台奥スペース(後舞台)の間口部を拡大し十分な間口を確保し実施設計に反映できるよう引き続き検討。
9
遮音シャッター(※)
●主舞台と後舞台との間に遮音シャッターを設置する方向で検討。
10 小迫
舞台エリア
11
オーケストラピットの拡大 ●客席5列分で奥行き約6m、3列分で奥行き約4mと2パターンのピットを検討。5列分に掘り込み部分を含めると、約160㎡のピットとして使用可。
等
●音響反射板を設置し、かつ、ピット部分を舞台レベルまで上げれば、客席5列分で奥行き約14m、3列分で奥行き約12mの舞台として使用可。
12 奈落(大道具庫)の改善
13
●主舞台は切り穴を開けられるような束立て床にして、常設の小迫は設けない方向で検討。
●奈落が深いことから、一部中間階を設けて2層にし、大道具の収納量の増を図る。
舞台技術スタッフ室の確保
●下手側舞台袖に技術スタッフが常時待機できる場所を検討。
(※)
14 照明計画
●専門家意見や他ホールの実態等を踏まえ、ライトの配置計画、回路数、電源容量などについて検討。
15 電気音響計画
●ハウススピーカーについてはメインスピーカーの配置のほか、バルコニー下やメインスピーカーで中抜けするエリアを補完できるような補助スピーカーの配
置を計画。
●持ち込みスピーカーについても、必要に応じて上記の補助スピーカーを活用。
設備
大型トラック駐車スペース
●6台分の停車(待機)可能なスペースを確保。
(※)
駐車・荷捌きエリア
16
練習室エリア
17 中練習室の拡大(※)
●リハーサルを想定して8間角のほか、総見や登退場、出待ちなどに十分な面積を確保し実施設計に反映できるよう引き続き検討。
楽屋エリア
18 楽屋の配置
●効率的な配置のほか、廊下幅やケータリングを想定したスペース及び設備を検討。
動線
19 観客動線
●観客動線については、スムーズな移動ができる動線計画となるよう、階段、エスカレーター、エレベーターの数や配置箇所について、シミュレーションを実
施しながら検討。
●観客待ちスペースについては、自由席公演の開場待ちスペースや2公演実施される場合の入替えの動線などを想定し、十分な面積を確保し実施設計に反映で
きるよう引き続き検討。
事務室
20 事務室の配置
●事務室レイアウト、職員動線、セキュリティチェックライン等を想定し、管理しやすい配置計画を検討。
21 電源車対応
●地上に電源車の待機位置を検討。
22 コスト削減
●高騰する建設費を抑制するため、コスト意識を持ち総合的に検討。
その他
※:検討委員会でのご意見。