オンプレミス Active Directory と Exchange の移行の - Support

Dell Migration Manager 8.11
オンプレミス Active Directory と
Exchange の移行のプランニング
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目次
オンプレミス Active Directory と Exchange の移行のプランニング
5
移行内のソースおよびターゲットの共存の管理と終了
5
基本的なオンプレミスの移行
7
Exchange リソースフォレストの分割
8
前提条件
8
手順
8
認証フォレストの分割
9
前提条件
9
手順
9
Exchange リソースフォレストの結合
10
前提条件
10
手順
10
認証フォレストの結合
11
前提条件
11
手順
11
Active Directory および Exchange のフォレスト間移行
12
前提条件
12
手順
12
Exchange リソースフォレストの代用
13
前提条件
13
手順
13
認証フォレストの代用
14
前提条件
14
手順
14
認証およびリソースフォレストの代用
15
前提条件
15
手順
15
Exchange を先にしたフォレスト間移行
16
手順
16
Active Directory を先にしたフォレスト間移行
17
手順
17
フォレスト間 Active Directory 移行
19
前提条件
19
手順
19
フォレスト内 Active Directory 再編成と Exchange 再接続
20
前提条件
20
Dell Migration Manager 8.11
オンプレミス Active Directory と Exchange の移行のプランニング
3
手順
20
フォレスト内 Active Directory 移行
21
前提条件
21
手順
21
例: オンプレミス Active Directory および Exchange の移行
22
「Exchange、次にActive Directory」のアプローチ
22
「すべてまとめて」のアプローチ
23
「Active Directory、次にExchange」のアプローチ
24
Dell について
26
連絡先Dell
26
テクニカルサポート用リソース:
26
Dell Migration Manager 8.11
オンプレミス Active Directory と Exchange の移行のプランニング
4
オンプレミス Active Directory と
Exchange の移行のプランニング
移行の最終目標によって、異なる作業を実行しなければならないこともあります。特別なツール Migration
Advisor を使って、基本的なシナリオを参照したり、以下の「基本的な移行」を組み合わせた独自のシナリオを
作成したりすることができます。
l
Exchange リソースフォレストの分割
l
認証フォレストの分割
l
Exchange リソースフォレストの結合
l
認証フォレストの結合
l
Active Directory および Exchange のフォレスト間移行
l
Exchange リソースフォレストの代用
l
認証フォレストの代用
l
認証およびリソースフォレストの代用
l
フォレスト間 Active Directory 移行
l
フォレスト内 Active Directory 再編成と Exchange 再接続
l
フォレスト内 Active Directory 移行
2 種類の基本的な移行から構成される複合シナリオもあります。
l
Exchange を先にしたフォレスト間移行
l
Active Directory を先にしたフォレスト間移行
以下のトピックも参照してください。
l
移行内のソースおよびターゲットの共存の管理と終了
l
例: オンプレミス Active Directory および Exchange の移行
移行内のソースおよびターゲットの共存の管
理と終了
移行中および移行直後、ソースおよびターゲット環境は同期されています。共存の維持に、お客様側で特別な労
力をかける必要はありません。
共存期間は、ターゲットソースをプライマリにして、共存を終了することを選択した時点で終了します。Active
Directory 移行の場合、このことはターゲットアカウントを有効にするように設定されたマイグレーションセッ
ションを実行することを意味しています (「アカウントの移行」を参照)。Exchange 移行の場合、このことは
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オンプレミス Active Directory と Exchange の移行のプランニング
5
メールボックスを切り替えることを意味しています (方法は使用した同期エージェントの種類によって異なりま
す、「メールボックスの移行」の適切なトピックを参照してください)。
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6
基本的なオンプレミスの移行
このトピックは、オンプレミスの移行を編成、管理するために利用できる一連の独立した操作について説明して
います。
l
Exchange リソースフォレストの分割
l
認証フォレストの分割
l
Exchange リソースフォレストの結合
l
認証フォレストの結合
l
Active Directory および Exchange のフォレスト間移行
l
Exchange リソースフォレストの代用
l
認証フォレストの代用
l
認証およびリソースフォレストの代用
l
Exchange を先にしたフォレスト間移行
l
Active Directory を先にしたフォレスト間移行
l
フォレスト間 Active Directory 移行
l
l
フォレスト内 Active Directory 再編成と Exchange 再接続
l
フォレスト内 Active Directory 移行
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7
Exchange リソースフォレストの分割
結果となるリソースフォレストの構成が最終的な移行状態ではない場合、この移行作業の後に Active
Directory の移行作業が行われることがあります。
前提条件
Active Directory と Exchange が同じフォレスト内に存在する。
手順
Exchange メールボックスを移行し、以下のようにターゲットフォレストを Exchange リソースフォレストと
して使用します。
1. ディレクトリを同期して、無効にしたターゲットユーザーを作成し、共通の GAL を作成して、関連する
外部アカウントを設定します。
(「アカウントの移行」を参照)
2. オプション: Active Directory マイグレーションセッションを実行します。これにより、後ほどリソー
ス処理ウィザードで使用できるマップが作成されます。
3. メールボックス移行を実行し、必要に応じて予定表の同期を行います。
(「同期順序」、「予定表同期」、および「メールボックス移行」を参照)
4. 必要に応じて、パブリックフォルダを同期します。
(「パブリックフォルダの同期」、「パブリックフォルダ同期の設定」を参照)
5. メールボックスを切り替えます。
(「メールボックスの移行」を参照)
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8
認証フォレストの分割
結果となるリソースフォレストの構成が最終的な移行状態ではない場合、この移行作業の後に Exchange の移行
作業が行われることがあります。
前提条件
Active Directory と Exchange が同じフォレスト内に存在する。
手順
Active Directory アカウントを移行し、以下のようにソースフォレストを Exchange リソースフォレストと
して使用します。
1. ディレクトリを同期して、無効にしたターゲットユーザーを作成し、共通の GAL を作成します。
(「アカウントの移行」を参照)
2. オプション: Active Directory マイグレーションセッションを実行します。これにより、後ほどリソー
ス処理ウィザードで使用できるマップが作成されます。
3. ソース環境で Exchange Processing Wizard を実行し、ターゲットユーザーに適切なレベルのメール
ボックスアクセスを割り当てます。
(「Exchange サーバーの処理」を参照)
4. ソース環境で Active Directory Processing Wizard を実行し、msExchSecurityDescriptor パラメータ
を編集して、ターゲットユーザーに適切なレベルのメールボックスアクセスを割り当てます。こうするこ
とにより、移行が完了するまでの、ソース/ターゲットユーザーの共存が可能になります。
(「Active Directory 処理の開始」を参照)
5. ターゲットアカウントを有効にし、ソースアカウントを無効にして、関連する外部アカウントを設定する
ために、Active Directory マイグレーションセッションを実施します。
(「アカウントの移行」を参照)
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9
Exchange リソースフォレストの結合
Exchange リソースフォレストで、Exchange インフラを認証フォレストに結合します。
前提条件
l
l
Active Directory アカウントと Exchange メールボックスが別個のフォレストに存在している。
Exchange リソースフォレスト内の Exchange メールボックスが、認証フォレスト内の Active Directory
アカウントにリンクされている。
手順
以下のように、Exchange メールボックスをターゲット (認証) フォレストに移行します。
1. メールボックス移行を実行し、必要に応じて予定表の同期を行います。
(「同期順序」、「予定表同期」、および「メールボックス移行」を参照)
2. 必要に応じて、パブリックフォルダを同期します。
(「パブリックフォルダの同期」、「パブリックフォルダ同期の設定」を参照)
3. メールボックスを切り替えます。
(「メールボックスの移行」を参照)
4. 条件付き: ターゲット環境で Exchange Processing Wizard と Active Directory Processing Wizard を
実行し、ターゲットユーザーに適切なメールボックスアクセス許可を割り当てます。これは、Exchange
の移行を開始する前に、移行マップが不完全な場合に必要です。
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10
認証フォレストの結合
Exchange リソースフォレスト構成で、Active Directory アカウントを Exchange リソースフォレストに結
合します。
前提条件
l
l
Active Directory アカウントと Exchange メールボックスが別個のフォレストに存在している。
Exchange リソースフォレスト内の Exchange メールボックスが、認証フォレスト内の Active Directory
アカウントにリンクされている。
手順
以下のように、Active Directory アカウントをターゲット (Exchange リソース) フォレストに移行します。
1. ターゲットアカウントを有効にし、関連する外部アカウントのリンクを解除する、Active Directory マ
イグレーションセッションを実施します。
(「アカウントの移行」を参照)
2. ターゲット環境で Exchange Processing Wizard と Active Directory Processing Wizard を実行し、
ターゲットユーザーに適切なメールボックスアクセス許可を割り当てます。
(「Exchange サーバーの処理」、「Active Directory の処理」を参照)
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11
Active Directory および Exchange のフォ
レスト間移行
Active Directory ユーザーと Exchange サーバーを、切り替え期間なしにあるフォレストから他のフォレスト
に移動します (一時的なサービス中断を無視)。
前提条件
Active Directory と Exchange が同じフォレスト内に存在する。
手順
Exchange メールボックスと Active Directory アカウントをほぼ同時に移行します。それにより、ユーザー
はターゲット環境に完全に切り替えて、ターゲット Active Directory にログオンし、ターゲットメール
ボックスを使用することができます。そのため、即座に処理ウィザードを使用する必要はありません。以下の手
順に従ってください。
1. ディレクトリを同期し、共通の GAL を確立します。
(「アカウントの移行」を参照)
2. 選択したユーザーに対して、メールボックスを移行して、必要に応じて予定表の同期を行います。
(「同期順序」、「予定表同期」、および「メールボックス移行」を参照)
3. 同じユーザーに対して、ターゲットアカウントを有効にしてソースアカウントを無効にする Active
Directory マイグレーションセッションを実行します。これにより、後ほどリソース処理ウィザードで利
用できるマップが作成されます。
4. 必要に応じて、パブリックフォルダを同期します。
(「パブリックフォルダの同期」、「パブリックフォルダ同期の設定」を参照)
5. メールボックスを切り替えます。
(「メールボックスの移行」を参照)
6. 移行が完了するまで、ステップ 2~5 を繰り返します。
「すべてまとめて」のアプローチの例も参照してください。
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12
Exchange リソースフォレストの代用
Exchange サーバーは新しい Active Directory フォレストに移動しますが、Active Directory アカウントはそ
のままの場所に残ります。
前提条件
Active Directory アカウントが、認証フォレストアカウントにリンクされた Exchange メールボックスとは別
個のフォレストに存在しています。
手順
以下のように Exchange メールボックスを、新しいターゲット Exchange リソースフォレストに移行します (必
要に応じてターゲット環境でアクセス許可を更新します)。
1. ディレクトリを同期し、共通の GAL を確立します。
(「アカウントの移行」を参照)
2. メールボックス移行を実行し、必要に応じて予定表の同期を行います。
(「同期順序」、「予定表同期」、および「メールボックス移行」を参照)
3. 必要に応じて、パブリックフォルダを同期します。
(「パブリックフォルダの同期」、「パブリックフォルダ同期の設定」を参照)
4. メールボックスを切り替えます。
(「メールボックスの移行」を参照)
5. ターゲット環境で、Exchange Processing Wizard および Active Directory Processing Wizard を実行
します。
(「Exchange サーバーの処理」、「Active Directory の処理」を参照)
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13
認証フォレストの代用
新しいフォレストに Active Directory アカウントを移動しますが、Exchange サーバーは引き続きその場所
に残ります。
前提条件
Active Directory アカウントが、認証フォレストアカウントにリンクされた Exchange メールボックスとは別
個のフォレストに存在しています。
手順
Active Directory アカウントを新しい認証フォレストに移行して、以下のように Exchange リソースフォレス
トのアクセス許可を更新します。
1. Active Directory アカウントを移行して、それらをターゲット環境で有効にします。
(「アカウントの移行」を参照)
2. ターゲット環境で Exchange Processing Wizard と Active Directory Processing Wizard を実行し、
ターゲットユーザーに適切なメールボックスアクセス許可を割り当てます。
(「Exchange サーバーの処理」、「Active Directory の処理」を参照)
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14
認証およびリソースフォレストの代用
Exchange サーバーを新しいフォレストに移動し、Active Directory アカウントを別の新しいフォレストに移動
します。その後、新しいアカウントと Exchange リソースフォレストとの間の関係を復元します。
前提条件
Active Directory アカウントが、認証フォレストアカウントにリンクされた Exchange メールボックスとは別
個のフォレストに存在しています。
手順
以下のように Exchange メールボックスを新しいターゲット Exchange リソースフォレストに移行し、アカウン
トを新しい認証フォレストに移行します (必要に応じてターゲット環境でアクセス許可を更新します)。
1. ディレクトリを同期して、無効にしたターゲットユーザーを作成し、共通の GAL を作成します。
(「アカウントの移行」を参照)
2. Active Directory アカウントを移行して、それらをターゲット環境で有効にします。
(「アカウントの移行」を参照)
3. メールボックス移行を実行し、必要に応じて予定表の同期を行います。
(「同期順序」、「予定表同期」、および「メールボックス移行」を参照)
4. 必要に応じて、パブリックフォルダを同期します。
(「パブリックフォルダの同期」、「パブリックフォルダ同期の設定」を参照)
5. メールボックスを切り替えます。
(「メールボックスの移行」を参照)
6. ターゲット環境で、Exchange Processing Wizard および Active Directory Processing Wizard を実行
します。
(「Exchange サーバーの処理」、「Active Directory の処理」を参照)
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15
Exchange を先にしたフォレスト間移行
このシナリオは、2 つの基本的な移行から構成されています:
1. Exchange リソースフォレストの分割
2. 認証フォレストの結合
手順
このシナリオのステップは、それを構成する 2 種類の移行をまとめたものです。
1. ディレクトリを同期して、無効にしたターゲットユーザーを作成し、共通の GAL を作成して、関連する
外部アカウントを設定します。
(「アカウントの移行」を参照)
2. オプション: Active Directory マイグレーションセッションを実行します。これにより、後ほどリソー
ス処理ウィザードで使用できるマップが作成されます。
3. メールボックス移行を実行し、必要に応じて予定表の同期を行います。
(「同期順序」、「予定表同期」、および「メールボックス移行」を参照)
4. 必要に応じて、パブリックフォルダを同期します。
(「パブリックフォルダの同期」、「パブリックフォルダ同期の設定」を参照)
5. メールボックスを切り替えます。
(「メールボックスの移行」を参照)
6. ターゲットアカウントを有効にし、関連する外部アカウントのリンクを解除する、Active Directory マ
イグレーションセッションを実施します。
7. ターゲット環境で Exchange Processing Wizard と Active Directory Processing Wizard を実行し、
ターゲットユーザーに適切なメールボックスアクセス許可を割り当てます。
(「Exchange サーバーの処理」、「Active Directory の処理」を参照)
「Exchange、次にActive Directory」のアプローチの例も参照してください。
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16
Active Directory を先にしたフォレスト間
移行
このシナリオは、2 つの基本的な移行から構成されています:
1. 認証フォレストの分割
2. Exchange リソースフォレストの結合
手順
このシナリオのステップは、それを構成する 2 種類の移行をまとめたものです。
1. ディレクトリを同期して、無効にしたターゲットユーザーを作成し、共通の GAL を作成します。
(「アカウントの移行」を参照)
2. オプション: Active Directory マイグレーションセッションを実行します。これにより、後ほどリソー
ス処理ウィザードで使用できるマップが作成されます。
3. ソース環境で Exchange Processing Wizard を実行し、ターゲットユーザーに適切なレベルのメール
ボックスアクセスを割り当てます。
(「Exchange サーバーの処理」を参照)
4. ソース環境で Active Directory Processing Wizard を実行し、msExchSecurityDescriptor パラメータ
を編集して、ターゲットユーザーに適切なレベルのメールボックスアクセスを割り当てます。こうするこ
とにより、移行が完了するまでの、ソース/ターゲットユーザーの共存が可能になります。
(「Active Directory 処理の開始」を参照)
5. ターゲットアカウントを有効にし、ソースアカウントを無効にして、関連する外部アカウントを設定する
ために、Active Directory マイグレーションセッションを実施します。
(「アカウントの移行」を参照)
6. メールボックス移行を実行し、必要に応じて予定表の同期を行います。
(「同期順序」、「予定表同期」、および「メールボックス移行」を参照)
7. 必要に応じて、パブリックフォルダを同期します。
(「パブリックフォルダの同期」、「パブリックフォルダ同期の設定」を参照)
8. メールボックスを切り替えます。
(「メールボックスの移行」を参照)
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17
9. 条件付き: ターゲット環境で Exchange Processing Wizard と Active Directory Processing Wizard を
実行し、ターゲットユーザーに適切なメールボックスアクセス許可を割り当てます。これは、Exchange
の移行を開始する前に、移行マップが不完全な場合に必要です。
「Active Directory、次にExchange」のアプローチの例も参照してください。
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18
フォレスト間 Active Directory 移行
新しいフォレストに Active Directory アカウントを移動しますが、Exchange サーバーは関与しません。 どの
ステージでも Migration Manager for Exchange は使用されません。
前提条件
Active Directory アカウントに Exchange 属性がないこと。通常これは、ソースメッセージングシステムが
Exchange Server ではなく、Notes、GroupWise、Gmail などであることを意味します。
手順
1. Active Directory アカウントを移行して、それらをターゲット環境で有効にします。
(「アカウントの移行」を参照)
2. ターゲット環境で、Active Directory Processing Wizard を実行します。
(「Active Directory 処理の開始」を参照)
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19
フォレスト内 Active Directory 再編成と
Exchange 再接続
同じフォレスト内の新しいドメインに Active Directory アカウントを移動しますが、Exchange サーバーは引
き続きその場所に残ります。
前提条件
Active Directory アカウントが同じフォレスト内に Exchange メールボックスを持っていること (同じドメイ
ンまたはそのフォレスト内の異なるドメイン)。
手順
Active Directory アカウントを新しいドメインに移行して、以下のように Exchange ドメインのアクセス許
可を更新します。
1. Active Directory アカウントを移行して、それらをターゲット環境で有効にします。
(「アカウントの移行」を参照)
2. ターゲット環境で、Exchange Processing Wizard および Active Directory Processing Wizard を実行
します。
(「Exchange サーバーの処理」、「Active Directory の処理」を参照)
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20
フォレスト内 Active Directory 移行
同じフォレスト内の新しいドメインに Active Directory アカウントを移動しますが、Exchange サーバーは関
与しません。 どのステージでも Migration Manager for Exchange は使用されません。
前提条件
Active Directory アカウントに Exchange 属性がないこと。通常これは、ソースメッセージングシステムが
Exchange Server ではなく、Notes、GroupWise、Gmail などであることを意味します。
手順
1. Active Directory アカウントを移行して、それらをターゲット環境で有効にします。
(「アカウントの移行」を参照)
2. ターゲット環境で、Active Directory Processing Wizard を実行します。
(「Active Directory 処理の開始」を参照)
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21
例: オンプレミス Active Directory お
よび Exchange の移行
移行方法の選択は、最終目標と初期構成によって異なります。1~2 つの「基本的なオンプレミスの移行」を
使って導入できる、現実世界のシナリオ例を以下に示します。
l
結合、分割、または再編成でディレクトリとメールシステムを組み合わせます。
メモ: この場合、もっとも一般的なアプローチはまず Exchange を移行して、次に Active
Directory を移行することです。Active Directory を先に移行して、その後 Exchange を移行す
る方法は、あまり一般的ではありません。
l
メールシステムの移行準備ができてない間に、取り急ぎディレクトリを結合し、Exchange のアップグ
レードや Microsoft Office 365 への移動を保留します。
l
ディレクトリを結合し、メールシステムの調整は最小限に抑えます。
l
メールシステムを結合し、ディレクトリの調整は最小限に抑えます。
l
Exchange リソースフォレストを含む再構成を実施します。
「Exchange、次にActive Directory」のアプ
ローチ
このアプローチで、Active Directory と Exchange の両方が関与する移行の約 60 パーセントで採用され
ています。
フェーズ 1: Exchange の移行
ステップ
詳細
ソースユーザーに一致する、無効にされたターゲットユーザーアカウントが
存在することを確認します。ターゲットアカウントはメール有効またはメー
ルボックス有効にすることができます。ユーザータイプの選択は、メール
ボックスデータの移動方法によって異なります。この段階で、ソース/ター
ゲット環境の一時的な共存のために、ディレクトリ同期を実施して共通の
GAL を作成します。
Active Directory ユーザーの
プロビジョニング
ターゲットアカウントの無効にされた状態を保持する、1 つまたは複数の
Active Directory アカウントのマイグレーションセッションを実施すること
をお勧めします。そうすることにより、それ以降のリソース処理の管理が楽
になります。マイグレーションセッションは、後ほどリソース処理ウィザー
ドでアカウントをバッチ処理するために再利用できる、詳細なマップを作成
します。
アカウントの移行
メールボックスデータを移行します。メールボックス移行および予定表の同
同期順序、
Dell Migration Manager 8.11
オンプレミス Active Directory と Exchange の移行のプランニング
22
ステップ
詳細
期方法は、以下の事項によって異なります。
予定表の同期、
l
展開している Exchange のバージョン
l
ターゲットユーザーがメール有効か、またはメールボックス有効か
l
移行中にユーザーのオンライン状態を維持する必要があるかどうか
l
オフラインフォルダを保持する必要があるかどうか
パブリックフォルダを使用している場合、その同期を実行します。
メールボックスの移行
パブリックフォルダの同期、
パブリックフォルダ同期の設
定
メールボックスを切り替えます。この作業は自動的または手動で行えます。
メールボックスの移行
フェーズ 2: Active Directory の移行
ステップ
詳細
ターゲットアカウントを有効にし、関連する外部アカウントのリンクを解除
する、Active Directory マイグレーションセッションを実施します。
アカウントの移行
ターゲット環境で Exchange Processing Wizard と Active Directory
Processing Wizard を実行し、ターゲットユーザーに適切なメールボックス
アクセス許可を割り当てます。
Active Directory の処理、
Exchange サーバーの処理
「すべてまとめて」のアプローチ
このアプローチで、Active Directory と Exchange の両方が関与する移行の約 35 パーセントで採用されてい
ます。一般的には、複数の簡単に管理可能な一群 (バッチ) のユーザーと関連するメールボックスに対して実行
されます。単一のバッチの手順の概要を以下に示します。
ステップ
詳細
ソースユーザーに一致する、無効にされたターゲットユーザーアカウントが
存在することを確認します。ターゲットアカウントはメール有効またはメー
ルボックス有効にすることができます。ユーザータイプの選択は、メール
ボックスデータの移動方法によって異なります。この段階で、ソース/ター
ゲット環境の一時的な共存のために、ディレクトリ同期を実施して共通の
GAL を作成します。
ディレクトリの同期
メールボックスデータを移行します。メールボックス移行および予定表の同
期方法は、以下の事項によって異なります。
同期順序、
l
展開している Exchange のバージョン
l
ターゲットユーザーがメール有効か、またはメールボックス有効か
l
移行中にユーザーのオンライン状態を維持する必要があるかどうか
l
オフラインフォルダを保持する必要があるかどうか
ターゲットアカウントを有効にして、ソースアカウントを無効にす
る、Active Directory アカウントの 1 つまたは複数のマイグレーション
予定表の同期、
メールボックスの移行
アカウントの移行
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23
ステップ
詳細
セッションを実行します。複数のセッションを使用することで、それ以降の
リソース処理の管理が楽になります。マイグレーションセッションは、後ほ
どリソース処理ウィザードでアカウントをバッチ処理するために再利用でき
る、詳細なマップを作成します。
パブリックフォルダを使用している場合、その同期を実行します。
パブリックフォルダの同期、
パブリックフォルダ同期の設
定
メールボックスを切り替えます。この作業は自動的または手動で行えます。
メールボックスの移行
「Active Directory、次にExchange」のアプ
ローチ
これはもっとも人気のないアプローチで、Active Directory と Exchange の両方が関与する移行の 5 パーセン
トで採用されています。
フェーズ 1: Active Directory の移行
ステップ
詳細
ソースユーザーに一致する、無効にされたターゲットユーザーアカウントが存
在することを確認します。ターゲットアカウントはメール有効またはメール
ボックス有効にすることができます。ユーザータイプの選択は、メールボック
スデータの移動方法によって異なります。この段階で、ソース/ターゲット環
境の一時的な共存のために、ディレクトリ同期を実施して共通の GAL を作成
します。ユーザータイプの選択は、メールボックスデータの移動方法によって
異なります。この段階で、ソース/ターゲット環境の一時的な共存のために、
ディレクトリ同期を実施して共通の GAL を作成します。
ディレクトリの同期
ターゲットアカウントの無効にされた状態を保持する、1 つまたは複数の
Active Directory アカウントのマイグレーションセッションを実施すること
をお勧めします。
アカウントの移行
そうすることにより、それ以降のリソース処理の管理が楽になります。マイグ
レーションセッションは、後ほどリソース処理ウィザードでアカウントをバッ
チ処理するために再利用できる、詳細なマップを作成します。
ソース環境で Exchange Processing Wizard を実行し、ターゲットユーザーに
適切なレベルのメールボックスアクセスを割り当てます。
Exchange サーバーの処理
ソース環境で Active Directory Processing Wizard を実行
し、msExchSecurityDescriptor パラメータを編集して、ターゲットユーザー
に適切なレベルのメールボックスアクセスを割り当てます。こうすることによ
り、移行が完了するまでの、ソース/ターゲットユーザーの共存が可能になり
ます。
Active Directory
Processing
ターゲットアカウントを有効にし、ソースアカウントを無効にして、関連する
外部アカウントを設定するために、Active Directory マイグレーションセッ
ションを実施します。
アカウントの移行
フェーズ 2: Exchange の移行
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オンプレミス Active Directory と Exchange の移行のプランニング
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ステップ
詳細
メールボックスデータを移行します。メールボックス移行および予定表の同
期方法は、以下の事項によって異なります。
同期順序、
l
展開している Exchange のバージョン
l
ターゲットユーザーがメール有効か、またはメールボックス有効か
l
移行中にユーザーのオンライン状態を維持する必要があるかどうか
l
オフラインフォルダを保持する必要があるかどうか
パブリックフォルダを使用している場合、その同期を実行します。
予定表の同期、
メールボックスの移行
パブリックフォルダの同期、
パブリックフォルダ同期の設
定
メールボックスを切り替えます。この作業は自動的または手動で行えます。
メールボックスの移行
条件付き: ターゲット環境で Exchange Processing Wizard と Active
Directory Processing Wizard を実行し、ターゲットユーザーに適切なメー
ルボックスアクセス許可を割り当てます。これは、Exchange の移行を開始す
る前に、移行マップが不完全な場合に必要です。
Active Directory の処理、
Exchange サーバーの処理
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オンプレミス Active Directory と Exchange の移行のプランニング
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Knowledge Base 記事の参照
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ハウツービデオの表示
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コミュニティディスカッションへの参加
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