西日本旅客鉄道株式会社代表取締役副社長兼執行役員鉄道本部長山本章義様山陽新幹線及び山陽本線等の利便性の向上並びに環境整備等に関する要望書平成２７年（2015 年）２月姫路市山陽新幹線及び山陽本線の利便性向上並びに環境整備等について本年は、北陸新幹線の開業や山陽新幹線全線開業４０周年を迎え、山陽新幹線を軸とした観光ルートの整備など新たな交流のはじまりと期待しています。姫路市においても３月には世界文化遺産「国宝」姫路城の大天守保存修理事業が完了するなど、多くの方々をお迎えする準備が進んでいます。また、本市の玄関口である姫路駅の周辺整備事業の進捗などにより姫路駅前にも活気と賑わいが見られます。山陽本線は、市民の身近な交通機関として、また、高速鉄道として広域観光や広域生活圏に大きな役割を果たしています。西日本旅客鉄道株式会社におかれましては、山陽本線の速達性及び利便性の向上、また、姫路駅の環境整備に多大のご尽力をしていただいているところですが、次の諸事項について、格段のご配慮を賜りますようお願いいたします。平成２７年（2015 年）２月姫路市長石見利勝要望事項一覧１利便性の向上について（１）九州新幹線の姫路駅への停車本数の増加等について・・・・・・・・・・・・・２（２）新幹線「のぞみ」の姫路駅への停車本数の増加について・・・・・・・・・・・２（３）新快速の増便について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・２２環境整備について（４）新駅整備等ついて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・３（５）安全対策について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・３１１利便性の向上について（１）九州新幹線の姫路駅への停車本数の増加等について平成２６年３月のダイヤ改正により九州新幹線「みずほ」の姫路駅への停車が実現しましたが、「さくら」の停車本数が減便となっております。平成２６年度のＮＨＫ大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映に続き、２７年３月には世界文化遺産・国宝姫路城大天守保存修理工事が完了し、大天守のグランドオープンを控えております。このタイミングで九州新幹線の姫路駅停車本数が増加すれば、さらに多くの方々の来訪が期待できます。つきましては、大幅な乗降客の増加が期待できる姫路駅への「さくら」の全便停車につきまして、格段のご配慮をお願いします。（２）新幹線「のぞみ」の姫路駅への停車本数の増加について現在、「のぞみ」の姫路駅への停車本数は、上り、下りともそれぞれ１時間に１本程度となっています。新幹線の停車本数の増加は、広域生活圏への対応、広域観光の視点から、利用者の増加に結びつき、その都市や周辺地域の発展に大きく貢献するものと考えております。つきましては、更なる新幹線の利便性向上のために、「のぞみ」の姫路駅への停車本数を増加していただきますよう、格段のご配慮をお願いします。（３）新快速の増便について姫路は、阪神間からの通勤・通学圏ですが、朝の通勤・通学時間帯において下りの新快速電車は３０分に１本と少なくなっています。通勤・通学時間帯における利便性向上のためにも、朝の新快速電車を増便していただきますよう、格段のご配慮をお願いします。また、あわせて網干駅に停車する昼間の新快速電車の増便につきまして、格段のご配慮をお願いします。２２環境整備について（４）新駅整備等について平成２８年春の開業が予定されている（仮称）東姫路駅につきましては、駅舎のデザインも決まり、現在はホーム工事中であります。本年より駅舎建設とあわせて、姫路市も駅前広場等の周辺整備にかかりますので、ご協力の程よろしくお願いします。また、姫路～英賀保駅間の新駅整備や英賀保駅の駅北改札等につきましても、格段のご配慮をお願いします。（５）安全対策について貴社におかれましては平成２０年から５カ年の間に「安全基本計画」において取り組まれた安全性向上の更なる推進のために、平成２５年に「安全考動計画２０１７」を策定され、運行面や設備面での総合的な安全対策に取り組んでおられるところです。姫路駅は、１日、約４万９千人もの方々が利用されるターミナル駅でございまして、ホームからの転落事故や電車の駅通過時の人身事故に対して駅利用者の飛び出し見張り員の配置及びホーム柵の設置など駅利用者の安全対策を講じていただきますようお願いします。３