ステップアップスクール推進事業実施要項ステップアップスクール推進事業実施要項香川県教育委員会１趣旨児童生徒に確かな学力を育む学校を研究推進校（以下「ステップアップスクール」という。）として指定し、調査研究を市町に委託するものである。ステップアップスクールにおいては、確かな学力の向上のため、指導方法の改善充実、地域の方々の専門性の効果的な活用、家庭との連携による基本的な生活習慣の確立や家庭学習の習慣化の研究等を先導的に推進するとともに、その成果を全県下に普及・啓発し、県下の学力向上に資する。２事業の指定期間ステップアップスクールの指定期間は１年とする。ただし、連続３年間の指定を受けることができる。なお、委託は年度ごとに行う。３事業の委託手続 (1) 委託を受けようとする市町は、実施計画書（別紙様式１）及び収支予算書（別紙様式２）をステップアップスクールごとに作成し、所定の日までに香川県教育委員会教育長あて提出するものとする。 (2) 香川県教育委員会は、(1)により提出された実施計画書及び収支予算書が適切であると認めたときは、事業の実施を当該市町に委託する。 (3) 香川県教育委員会は、事業の委託を受けた市町が実施要項若しくは委託契約書に違反したとき、又は委託事業の遂行が困難であると認めたときは、委託契約を解除し、経費の全部又は一部について返還を命じることができる。４事業の実施方法 (1) 香川県教育委員会は、予算の範囲内で各市町１校程度、ステップアップスクールを指定する。 (2) ステップアップスクールにおいては、児童一人一人の実態に応じたきめ細かな指導の一層の充実を図る観点から、 ① 確かな学力を育む教育課程の編成・指導体制の工夫 ② 学ぶ意欲を高める学習指導の工夫改善 ③ 家庭における基本的な生活習慣の確立や学習習慣の定着 ④ 家庭や地域社会との連携による教育力の向上など、「確かな学力」の向上のための実践研究を行うとともに、積極的にその成果の普及・啓発に努める。 (3) 香川県教育委員会は、ステップアップスクールに対し、本事業の実施に関して必要な指導・助言を行う。 (4) 香川県教育委員会は、ステップアップスクールにおける取組を適切に評価するとともに、さまざまな手段・方法により、積極的にステップアップスクールにおける実践研究の成果を県内の学校等に普及するよう努める。５ステップアップスクール推進会議 (1) 香川県教育委員会は、本事業の円滑な実施及びステップアップスクールにおける実践研究の成果の普及を推進するため、ステップアップスクール推進会議（以下「推進会議」という。）を設けるものとする。 (2) 推進会議は、学校教育に関する専門的知識を有する者、学識経験者、保護者、企業関係者等をもって構成する。６事業の実績報告等 (1) 委託を受けた市町は、ステップアップスクールの作成する書類をとりまとめ、事業の終了時に実績報告書（別紙様式３）及び収支決算書（別紙様式４）を作成し、事業終了後１カ月を経過した日又は翌年度の４月１０日のいずれか早い期日までに、香川県教育委員会に提出するものとする。 (2) 上記(1)で定める実績報告書のほか、ステップアップスクールの取組について事例の提供等を求める場合がある。７経費 (1) 香川県教育委員会は、本事業に要する経費として委託料を支出する。 (2) 委託料は原則として、報償費、旅費、消耗品費、会議費、印刷製本費、通信運搬費、手数料、使用料及び貸借料又は再委託費に充てるものとする。 (3) 委託料の支払いの対象となる経費及び各経費項目への配分額は、実施計画のとおりとし、変更する場合は、あらかじめ香川県教育委員会に協議し、承認を受けるものとする。ただし、各経費項目における配分額の変更増減が経費項目毎に２０％以内、又は５万円以内の場合には、この限りでない。８再委託 (1) 本事業の全部を第三者に委託（以下「再委託」という。）をすることはできない。ただし，本事業のうち，再委託をすることが事業を実施する上で合理的であると認められるものについては，本事業の一部を再委託することができる。 (2) 再委託をする場合は、再委託先を市町教育委員会が設置する学校の関係者、保護者代表及び学識経験者等を委員とする運営委員会等とし、当該運営委員会等が事業の進捗状況を把握するとともに、成果等について評価するものとする。９その他 (1) 香川県教育委員会は、必要に応じ、委託を受けた市町及び再委託先に対し、本事業の実施状況及び経理処理状況について実態調査を行う。附則この実施要項は、平成 17 年４月 1 日から施行する附則この実施要項は、平成 18 年４月１日に改正する。附則この実施要項は、平成 19 年４月１日に改正する。附則この実施要項は、平成 21 年４月１日に改正する。