その16(964KB)

第7章 花畑管理
第39条 管理水準
以下に示す管理水準を満たす花畑管理を行うこと。
(別添59「草花管理」参照)
なお、花畑管理においては、行催事の開催時期等に十分留意すること。
ここで、花見頃期間とは、花畑において、七分咲きしている期間(毎週金曜日を基準とした一週間)
をいう。
対象エリア名称
花畑(原っぱ東、原っぱ
西、花の丘)
目的・目標
単体の花だけでなく、大面積の群落も観賞
できるよう留意すること。
春はポピー類、秋はコスモス類を基本とす
る。
単体の花だけでなく、大面積の群落も観賞で
花畑(渓流、こどもの森)
きるよう留意すること。
渓流はチューリップ類、こどもの森は球根類を主
とする。
花見頃期間(週)
春季と秋季それぞれ 6 週程度を確保
すること
3週間程度を確保すること
第40条 花苗材料一般
1.花苗は発育良好で病虫害に侵されていないものとし、あらかじめ植え出しに耐えるよう栽培され、
細根の多く発生している徒長していない均一な型姿のものを使用する。
2.球根はよく充実し、傷がなく、病虫害に侵されていないものとする。
第41条 花畑耕耘工
1.古株雑草等は根より掘り起こし、土を払った後、指定箇所に運搬処理する。
2.草花面は床土をトラクター等により 30cm 程度まで掘り起こし、よく反転した後、大きいゴロ土
やゴミを取り除き、凸凹のないよう一様にならす。
第42条 花畑播種工
1.人力播種機等により播種を行い、必要に応じて覆土すること。
2.施工後には十分な灌水及び養生を行うこと。
第43条 花畑植栽工
1.花苗、球根の植えつけの際のデザインについては、調査職員と協議し、承諾を受けた上で決定し、
花畑面にあらかじめヒモ又は石灰等でデザインを下取りし、所定の苗数を密度にむらのないよう
しっかりと植えつける。
2.植えつけ後、よく灌水し、傾いたり、根が浮き上がるなど、植え付けが確実でないものは植えな
おしする。
3.深さ・播種間隔、播種時期等については業務責任者の判断により決定し、人力播種機等により播
種を行い、必要に応じて覆土する。施工後十分な灌水及び養生を行う。
第44条 花畑施肥工
1.元肥は、過去の実績を踏まえ、業務責任者が適切と判断した施肥量を均一にまき、くわ、シャベ
ル等により床上の中によくすき込む。
18
別紙 107
2.追肥は肥料の種類及び植物の生育状況に応じ、業務責任者の判断により、もっとも効果的な方法
により行う。(別紙42「農薬、肥料、土壌改良材リスト」参照)
第45条 花畑防除工
花畑防除工は、中低木防除工(薬剤散布)に準ずる。
第46条 花畑除草工
1.人力による抜根除草とする。
2.抜き取った雑草は、収集し、調査職員の指定する箇所に運搬・堆積するとともに、除草跡はきれ
いに清掃する。
3.根に付着した土を除いた後収集し、調査職員の指定する場所に運搬・堆積する。
第47条 花畑刈払工
1.肩掛式草刈機及びハンドガイドにより、地際から刈り取ること。
2.刈取った草花は収集し、調査職員の指定する場所に運搬・堆積する。
第48条 花畑雑工・花壇巡回工
1.花畑雑工については業務責任者の判断する作業(花がら摘み、支柱設置・撤去、播種前の位置だ
し、間引き等)を実施するものとする。
2.花畑雑工については業務責任者の判断する作業(スプリンクラー設置・撤去、耕転、不織布設置・
撤去等)を実施するものとする。
3.花畑巡回工(普通作業員)にて、資材・発生材運搬及び灌水に伴う車輌運転、耕耘、スプリンク
ラー設置・撤去、プランター(テラコッタ)設置・撤去、薬剤散布、株分け、花苗植付けに伴う
割付、柵及び鉄ピンの設置・撤去やその他業務責任者の判断する管理作業を行う。
4.花畑巡回工(軽作業員)にて、花がら摘み、ピンチ、摘心、除草、誘因、支柱設置、枯葉除去、
落ち葉撤去、土壌改良剤散布、地拵え、花苗植付けに伴う割付補助、柵及び鉄ピンの設置・撤去
補助、マルチングやその他業務責任者の判断する管理作業を行う。
5.灌水は天候、土壌状態に注意し、無駄なく、しかも時機を失しないよう行う。灌水は花苗を傷め
ないよう丁寧に行い、根に十分水がゆきわたるよう浸透させる。
19
別紙 108
第8章 草花管理
第49条 管理水準
以下に示す管理水準を満たす草花管理を行うこと。
なお、草花管理においては、行催事の開催時期等に十分留意すること。
ここで、花見頃期間とは、草花地において、七分咲きしている期間(毎週金曜日を基準とした一週
間)をいう。(別添59「草花管理」参照)
対象エリア名称
花木園、ハーブ園、こもれ
びの里、こもれび丘など
目的・目標
季節ごとに咲く既存の花類について、鑑賞
に耐えるレベルに維持管理を行うこと。
花見頃期間(週)
それぞれの花の適期に基づく。
*日本庭園の管理にあたっては、別添60「日本庭園管理マニュアル」に基づき、樹木、草花、芝生
等について、機能的かつ一体的に管理を行うものとする。また、伝統的な管理技法の実施に留意す
ること。
第50条 草花材料一般
1.花苗は発育良好で病害虫に侵されていないものとし、あらかじめ植え出しに耐えるよう栽培され、
細根の多く発生している徒長していない均一な型姿のものを使用する。
2.球根はよく充実し、傷がなく、病害虫に侵されていないものとする。
第51条 草花耕耘工
1.古株雑草等は根より掘り起こし、土を払った後、指定場所に運搬処理する。
2.草花面は床土をシャベルまたはトラクター等により 30cm 程度まで掘り起こし、よく反転した後、
大きいゴロ土やゴミを取り除き、凸凹のないよう一様にならす。
第52条 草花植栽工
1.花苗、球根の植えつけの際のデザインについては、調査職員と協議し、承諾を得た上で決定し、
草花面にあらかじめヒモ又は石灰等でデザインを下取りし、所定の苗数を密度にむらのないよう
しっかりと植えつける。
2.植えつけ後、よく灌水し、傾いたり、根が浮き上がるなど、植え付けが確実でないものは植えな
おしする。
3.深さ・播種間隔、播種時期等については業務責任者の判断により決定し、播種を行い、必要に応
じて覆土する。施工後十分な灌水及び養生を行う。
第53条 草花除草工
1.人力による抜根除草とする。
2.抜き取った雑草は、収集し、調査職員の指定する場所に運搬・堆積するとともに、除草後はきれ
いに清掃する。
3.根に付着した土を除いた後収集し、調査職員の指定する場所に運搬・堆積する。
第54条 草花刈払工
1.株の葉部のみ、あるいは地際から刈り取る。ただし、表土が流れる恐れがある箇所の刈払い及び
施工時期については十分注意して決定する。
20
別紙 109
2.刈取った草花は、きれいに収集し、清掃した上で、調査職員の指定する場所に運搬・堆積する。
第55条 草花施肥工
1.元肥は、過去の実績を踏まえ、業務責任者が適切と判断した施肥量を均一にまき、くわ、シャベ
ル等により床上の中によくすき込む。
2.追肥は肥料の種類及び植物の生育状況に応じ、業務責任者の判断により、もっとも効果的な方法
により行う。
第56条 草花防除工
草花病虫害防除工は、中低木防除工(薬剤散布)に準ずる。
第57条 ハナショウブ株分工
1.ハナショウブを掘取り、根が平均につくように株を2~3芽ずつに分け、花茎がついていた芽を
葉の長さ約 20cm に切断する。
2.不要になった芽や切り取った葉は指定の箇所に運搬・堆積するものとする。
3.株分で小分けにしたハナショウブを 15 本(30~45 芽)程度を 1 塊として植え付けを行う。
第58条 バラ剪定工
1.シュートの処理を的確に行う他、バラの特性及びその年の気象状況に応じて慎重かつ的確な人力
による剪定を行う。
2.原則として、冬季に剪定を行い、剪定した枝は収集し、調査職員の指定する場所に運搬・堆積す
る。
第59条 草花雑工・草花巡回工(巡回作業・雑作業)
1.草花雑工については業務責任者の判断する作業(花がら摘み、ピンチ、摘心、誘引、ロープ柵設
置・撤去等)を実施するものとする。
2.草花巡回工については業務責任者の判断により、通常の作業とは異なる巡回作業及び雑作業(育
苗、掘上げ、補植、移植、株分け等)を実施するものとする。
3.草花巡回工(普通作業員)にて、資材・発生材運搬及び灌水等に伴う車輌運転、耕耘、スプリン
クラー設置・撤去、プランター(テラコッタ)設置・撤去、薬剤散布、株分け、花苗植付けに伴
う割付、柵及び鉄ピンの設置・撤去やその他業務責任者の判断する管理作業を行う。
4.草花巡回工(軽作業員)にて、花がら摘み、ピンチ、摘心、除草、誘因、支柱設置、枯葉除去、
落ち葉撤去、土壌改良剤散布、地拵え、花苗植付けに伴う割付補助、花苗・球根植付、補植・移
植、軽微な灌水、間引き、1年草抜取・刈取、球根掘上げ、資材・発生材運搬及び灌水等に伴う
車輌運転補助、柵及び鉄ピンの設置・撤去補助、マルチングやその他業務責任者の判断する管理
作業を行う。
21
別紙 110
第9章 特殊管理
第60条 対象
本章は、日本庭園管理、盆栽苑管理、ハス管理、こもれびの里管理及びリサイクル工について、適
用する。
(別添63「特殊管理」参照)
第61条 管理水準
以下に示す管理水準を満たす特殊管理を行うこと。
日本庭園管理工、盆栽苑管理工、ハス管理工及びこもれびの里については、マニュアルに基づき、
適切に管理を行うこと。
また、堆肥工については、植物管理で発生する枝葉や刈り草等を植栽地の土壌改良等を目的として
堆肥化を行い、植栽地の土壌改良に使用できる品質を確保すること。
第62条 日本庭園管理工
日本庭園の管理にあたっては、別添60「日本庭園管理マニュアル」に基づき、樹木、草花、芝生
等について、機能的かつ一体的に管理を行うものとする。特に、打ち水等の伝統的な日常の庭園管理
の他、松のみどり摘みやもみ上げ、松葉敷き、ワラボッチ、雪吊り、竹垣更新等、伝統的な管理技法
の実施に留意すること。
第63条 盆栽苑管理工
盆栽苑の管理にあたっては、別添61「盆栽苑管理マニュアル」に基づき、盆栽の特徴に応じたき
め細かな管理を行うものとする。
第64条 ハス管理工
ハスの管理にあたっては、別添62「蓮管理マニュアル」に基づき、品種の保存を目的とした管理
を行うものとする。
第65条 リサイクル工
1.園内で発生した全ての植物性発生材については、リサイクルするものとする。製造したリサイク
ル品については、全て園内で使用する。
(別紙46「植物性廃棄物の取扱」参照)
2.堆肥づくりは、落葉や芝刈屑、チップ等を原材料として植栽地の土壌改良等を目的として行うも
のとし、堆肥製造過程における温度管理や水分管理、熟成期間等に留意し、適切に行うものとす
る。
3.チップづくりは植栽地のマルチング材、園路、遊び場のクッション材、堆肥化の原材料等として
使用するために行うものとし、粒度や形状等の品質基準や使用目的、使用機械、チップ化を実施
する場所等については、業務責任者の判断により行うものとする。
実施に先立ち、マルチング材やクッション材等、公園利用者が直接触れるチップについては、粒
度や形状の安全性に留意する。
第66条 特殊雑工(雑作業)
特殊雑工(普通作業員)については業務責任者の判断する作業(袖垣取替え、砂利敷き均し等)を
22
別紙 111
実施するものとする。
23
別紙 112